主な収蔵品(一茶筆「賀六十」自画賛)
賀六十
目出度さはことしの蚊にも喰れけり
人も一茶(花押)

 一茶(いっさ・1763〜1828)は信州柏原の人。江戸へ出て俳諧を学びました。
 行脚俳人として地方を漂泊後、晩年、柏原に定住。生涯を通しての逆境から、現実の生活を直視した独自の人生詩・生活詩を生み出し、平明に流れた化政期の俳壇で一段と個性を放ちました。  
 本点は、一筆画かと思われるような練達の線画で描かれた自画像。「人も一茶」と款するのは、一茶の得意とする所。花押は蝸牛(かたつむり)形。
 「賀六十」とあることから、死に先立つ5年前の文政5年(1822)の作。