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アイスウィンド2旅日記
(その2)


●2007年12月10日(月)・ゴブリン要塞(第1章その5)

シン「よし、レベルが上がったぜ!」

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シン・アスカ(HP63):ハーフエルフのレベルレンジャー。

●マユ・アスカ(HP20):ハーフエルフのレベルソーサレス。

●ウルフガー(HP68):人間のレベルバーバリアン/レベル1ファイター。

●若(HP48):人間のレベル2モンク/レベルクレリック(イルメイター神)。

●ヨシモ(HP45):人間のレベルローグ。

●イシュタル(HP41):ムーンエルフのレベルクレリック(セルーネイ神)/レベル1バード。

 D&Dで、レベルアップが特に面白くなるのは、魔法使いがファイヤーボールを覚えるようになる頃ですね。強力な範囲攻撃呪文を修得することで、パーティーの戦闘力が急上昇します。
 まあ、1レベル→2レベルでHPが倍増するのも、「戦闘力の急上昇」という意味では楽しいのですが、打たれ強くなることとは受動的な成長、強力な攻撃手段を確保するのは能動的な成長ということで、後者の方がプレイをよりアクティブにしてくれる、というものです。

 ただ……ファイヤーボールの修得は、次の6レベルなんですね(苦笑)。
 ウィザードは、5レベルでファイヤーボールを使用可能になるのですが、ソーサラーは6レベルを待たないといけません。
 この微妙な差異で、今回のプレイは苦労することになります。

 まあ、その分、早く6レベルにならないかなあ、と期待しつつ、プレイを進めていったわけですが。

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シン「そういうわけで、俺たちは、ゴブリン要塞の攻略に取り掛かったのだ!」

ヨシモ「そういうわけって、どういうわけヨ? ちっとも説明してないアル。こんなんじゃ、読者は混乱するネ」

イシュタル「吟遊詩人の端くれとして、簡単に解説しましょう。シェインガーン・ブリッジの制圧を目指していた私たちは、敵軍を殲滅させたものの、作戦目標であったブリッジを敵に破壊されてしまい、仕方なくタルゴスへ帰還したのですね」

ウルフガー「戦いには勝ったが、作戦には失敗した、ということだな」

ヨシモ「つまり、ダンジョン攻略は成功したものの、クリスタルを敵に奪われたり、破壊されたりして、悔しさを味わったみたいなものネ」

イシュタル「それは、伝承にある『究極の幻想(FF)』の展開ですね」

シン「そんなことはどうでもいい! とにかく、俺たちはタルゴスの平和を守るため、領主から、次の任務を授けられた! それは、援軍に頼らずに、俺たちの力で、ゴブリン要塞をぶっつぶすことだ!」

ヨシモ「本当に無茶なことを言う領主アルよ。軍隊の仕事を、一介の冒険者集団に押し付けるなんて……」

若「文句を言ってんじゃないよ。軍隊で勝てない相手を、少人数の隠密活動で何とかするのが、ヒロイックファンタジーの醍醐味だろうが。雑魚が何人集まろうが、それを排除できるのが英雄ってものなんだよ。『寄らば斬るぞ』『おととい来やがれ』『ムフフ、ア、馬〜鹿〜め〜』の剣劇人を見習いな」

ヨシモ「いや、必殺シリーズなのに、チャンバラ集団活劇する『剣劇人』や、夜明けの中で堂々と戦う『うらごろし』は、異色作ネ。リアルにやれば、『必殺V 裏か表か』の鶴瓶や、京本政樹、柴俊夫みたいに数の暴力に押し負けて、惨殺されてしまうアルよ。やはり、ここはこっそり忍び込んで、一人一人おびき寄せて、確実に暗殺して回らないと……」

マユ「……何の話か、ちっとも分かりません。とにかく、ゴブリン要塞攻略の任務をもう、引き受けてしまったんですね。だったら、それを達成する方法を考えましょうよ」

ウルフガー「建設的な意見だな。大勢の敵を相手にするには、ファイヤーボールが有効だが……使えるか?」

マユ「……炎とか、爆発は好きになれません。怖い……」

イシュタル「『ボムの指輪で村が焼き払われたから……。お願い、リディア、あなたがファイヤーを使えないと、この雪山に登れないの』……」

シン「……って、何の話だ!?」

イシュタル「これも、『究極の幻想』の伝承ですよ。火を恐れる少女が、仲間に励まされて、炎の呪文を修得するエピソードです」

シン「すると、マユも仲間が励ませば、ファイヤーボールも使えるようになるのか?」

マユ「なるわけないよ。次のレベルアップを待たないと……」

 まあ、ファイヤーボールがあれば楽なんですがね。
 ない以上は、ヨシモの言うとおり、「おびき寄せて、追いかけてきた少数の相手を、確実に倒す」地道プレイを続けるしかありません。
 とにかく、要塞周りの敵野営地を一掃しないと、要塞の中には入れません。

 そして、野営地に近づくと、

ゴブリン「敵だ〜。ドンドコド〜ン」

ヨシモ「うわ、見つかったアル。ゴブリンが、ウォードラムを叩いて、仲間に合図しているネ」

イシュタル「ゴブリンといえば、小鬼族。『太鼓を叩く鬼』の伝承も確か……」

ウルフガー「ム。ウルフライダーが召喚されてきたか。周りを囲まれてしまった」

イシュタル「そうそう、ライダーです。『太鼓を叩く鬼』はやっぱり異色作ですけど……」

マユ「……って、マニアックな話をしている場合ではありません。魔法使いの私は、攻撃されると危険なので、ミラーイメージの呪文で分身しておきます」

若「狼に乗った鬼か。おおむね、俳優は玉山鉄二ってところか」

シン「その手の話なら、ぼくに任せてよ。鬼と言えば、モモタロスでしょ

マユ「……って、お兄ちゃん?」

シン「ハッ、俺は一体!? 一瞬、何かに取り付かれたみたいに……」

ウルフガー「あのウォードラムが原因か? いろいろと変なものが召喚されてきているようだ。とにかく、周りのウルフライダーを倒して、撤退するぞ! このままだと、まともに戦えん」

 ……ということで、書いている方の頭も特撮モードになって混乱してきたので、一度、話を切り替えることにします(笑)。

 はたして、一行はゴブリン要塞を攻略できるのでしょうか?(つづく)

 

●2007年12月10日(月)・番外編・キャラの人格について(第1章おまけ)

 最近のフィクション界の流行は、多重人格? 
 イマジンの憑依による複数人格を体現したライダー電王の他、ガンダムマイスターのアレルヤ(ティエリアもそれっぽい)、そしてハニーの敵・中条さん(元カイザ)など、いろいろややこしいキャラが増殖中。
 ちょっと面白いので、シンにも多重人格になってもらいましょうか?
 もちろん、裏の人格は、声優つながりのリュウタロス。特撮ネタになると、しゃしゃり出てきます。「泣ける」に反応するキンちゃんみたいに。

シン「そ、それは勘弁してくれ!」

 だって、ただの暴走熱血漢だけじゃ、主役キャラとして面白くないもん。

ヨシモ「流行に走ると、記事が長期化したときに、時代遅れになってしまうアルよ」

 いや、長期化するのは覚悟の上なんだけど、その時、その時の流行を残しておくのも、こういうサイト記事の醍醐味だと思うからね。全くもって、問題ない。

マユ「……あのう、兄が変な性格になると、私が困るんですけど」

 う〜ん、書き手としては、まともな性格のキャラと、鬱になりがちな内向的なキャラは逆に動いてくれなくて、困るんだけど(一番困っているのは、実はパラディンNOVAだったり……^^;)。
 君のセリフとかキャラ立ても、現在、困っている最中。
 まあ、D&Dの魔法使いキャラは、ファイヤーボールを使えるようになると、性格が過激に変わりがちなので、今後に期待はしているんだけどね。何せ、君は、あのフレイの血を引いているんだから、もしかすると兄以上に暴走するかもしれない。

マユ「そんな!」

 控えめなキャラが、プッツンしてDQNになるのは、書く方としては、いろいろ刺激的なんだよね。読む方の好みは、人それぞれだと思うけど。

マユ「……私をDQNに描くと、全国のマユ・アスカファンが、NOVAさんに不幸のメールを送るかもしれませんよ」

 いるのか? マユ・アスカファン? 少なくとも、この記事の読者に。

ヨシモ「ヨシモのファンは、確実にいるネ。いなければ、ここに登場していないアル」

 そうだね。
 だったら、いっそのこと、これもゲーム掲示板の募集ネタにしてみる? 
 マユがファイヤーボールを使えるようになった場合、

1.今までどおり、内気でまともなキャラが、「ごめんなさい」などと言いつつ、火球を放つのがいいか、

2.一転して、強気なキャラになり、「これでもくらいなさい」と言って、火球を放つのがいいか。

 方向性としては、1が「口ではおとなしそうなことを言って、やっていることは酷い似非清純派」2が「力を持ったらたちまち明るく暴走する、正統派バトルヒロイン(別名・お仕置きキャラ)」って、ところかな。
 さすがに「感情を持たない無機質ヒロイン」とか、「オホホ笑いの女王さまキャラ」などは、マユには似合わないので却下として。

マユ「……私の今後の性格を、読者の方に委ねるってことですか?」

 NOVAが勝手に決めて、読者に不幸のメールを送られたくはないからね(笑)。
 君にファンがいるなら、「君には、こういうキャラであって欲しい」という要望も書いてくれるだろう。さもなければ、君の性格がどうなろうと、ぼくが読者に恨まれる筋合いはないってことで。

マユ(……この人(作者)って、結構、邪悪な心根だったんだ……)

 ということで、マユの性格募集します。
 、あるいは、それ以外にファイヤーボールを放つ際に言ってほしい「決まり文句」があれば、先着順で採用したい、と思います。

シン「ちょっと待った! お、俺の性格については、読者の意見は募集しないのか!?」

 君のリュウタロス化は確定事項だ。
 遠慮なく、ネタに使わせてもらうよ。

シン「そんなバカな!」

 反論は聞いてない……ってことで。(つづく)

 

●2007年12月10日(月)・静めの歌(第1章その6)

ウルフガー「全員、撤退できたか」

若「シンマユ、それからヨシモがいない。逃げ遅れたのか?」

イシュタル「いいえ。あちらで、作者に捕まっているようです」

若「何だ、そりゃ?」

イシュタル「この作者も、突発的にネタを思いついては、深く考えずに書く性分ですからね。あ、帰って来ました」

シン「何てことだ! ひどい目に合ったぜ!」

イシュタル「大丈夫ですか?」

シン(突然、リュウタ)「うん、お姉ちゃん。大丈夫だよ

イシュタル「……。悪霊が取り付いているみたいですね」

シン「ち、ちがう! 全ては作者の陰謀だ!」

 試しに遊んでみると、リュウタロスなのか、中条さん・子供モードなのか、分からなくなってしまいましたが(苦笑)。あまり、やりすぎると、話が進まなくなりますな。

ウルフガー「とにかく、状況は理解できた。い、いや、理解困難だが深く考えても仕方ないことが分かった」

ヨシモ「そうアルね。作者の気まぐれに、いちいち振り回されていたら、ちっとも話が進まないネ。それよりも、今後の戦術について考えた方がいいヨ」

マユ「先ほどの戦いで、気付いたんだけど、あのウォードラムが怪しげな効果を生み出しているみたい。そして、ドラムも、以前の爆発樽と同じで、遠距離から破壊できるはず」

ウルフガー「飛び道具の出番だな。誰が飛び道具を持っていたかな」

マユ「私と……」

イシュタル「私と……」

ヨシモ「ヨシモも飛び道具は持っているアル。この3人で遊撃部隊を結成し……」

シン(リュウタ)「ちょっと待ってよ。飛び道具なら、ぼくだって得意だよ。ぼくも、お姉ちゃんたちと一緒に行く!

イシュタル「お姉ちゃん……」

マユ「たち……って」

シン(リュウタ)「うん、二人とも、ぼくのきれいなお姉ちゃんだよ

マユ「いやあ、やめて〜気持ち悪い〜」

 確かに。
 兄が幼児退行して、「お姉ちゃん」なんて呼ばれたら、妹としてはさぞかしショックだよな〜。
 NOVAも自分で書いていて、気持ち悪い、と思うぞ(笑)。

ウルフガー「と、とにかく、ウォードラムを壊してくれ。その後で、オレとが突撃する」

 ウォードラムを壊せば、パーティーのすぐ近くにウルフライダーを召喚されて、乱戦になることが防げます。それをしないと、魔法使いが戦闘に巻き込まれて、ひどい目に合うのですな。

マユ「乱戦に巻き込まれることよりも、がおかしくなってしまったのが、哀しいです」

シン「ハッ、俺はこんなところで何を?」

ヨシモ「ウォードラムを壊したから、元に戻ったアルか?」

シン「ムッ、戦いの音が聞こえるぜ! 俺も突撃だ! ウォーーーーーーッ!」

マユ「がんばって、お兄ちゃん♪」

ゴブリンシャーマン「敵だ〜。足止め作戦開始〜」

シン「うわ、ツタが絡み付いてくる!」

ゴブリンシャーマン「今だ〜。ドンドコド〜ン」

マユ「また、太鼓? 今度は何?」

 ゴロゴロピシャーン!

イシュタル「雷電激震? これも、異国のの伝承にありますね」

ヨシモ「カミナリさまアルね。こんな高度な呪文を使う相手は、さっさと始末しないと危なっかしいヨ。ウルフガーは、何をしているあるカ?」

若(アイストロールと戦闘中)

ウルフガー(ゴブリン兵士と戦闘中)

イシュタル「すぐには、状況を打開できそうにありませんわ」

シン「と、とにかく、こんな落雷が頻発する中で、戦っていられるか! 撤退だ、撤退!」

 げに恐ろしや、コールライトニング(落雷召喚)の呪文なり。
 ドルイドの3レベル呪文なんですが、10ラウンドに1度、雷が降り注いできます。短期決戦には不向きな呪文なんですが、長期戦になると、 ランダムに雷に打たれてしまうので非常におっかない。 そして、敵は長期戦覚悟で、エンタングル(ツタ縛り)の呪文で移動封じをしてきます。
 移動が困難な中、何とか撤退に成功し、態勢の立て直しを図ることに。

ウルフガー「とにかく、呪文使いを何とかしたいが、接敵するまでに妨害が多すぎる」

若「妨害をかいくぐって接敵しても、周囲をゴブリン兵士に囲まれて、袋にされてしまうしな」

ヨシモ「音撃を使う鬼に対しては、音を封じればいいアルね」

ウルフガー「何か手はあるのか?」

ヨシモ「音の専門家は、吟遊詩人アルよ」

イシュタル「私は吟遊詩人としては駆け出しで……って、アッ」

ウルフガー「どうした?」

イシュタル「僧侶魔法に、サイレンス(沈黙)の呪文があることを、すっかり忘れていましたわ」

若「あ、それだったら、おいらも使えるじゃないか」

 実のところ、プレイヤーもすっかり忘れていました。
 これまで、BG(バルダーズゲート)とかIW(アイスウィンド)など、いくつもD&D系ゲームをプレイしてきたにも関わらず、サイレンスを使ったことがほとんどありません。というのも、使う前に、たいてい力押しで切り抜けることができたから(笑)。
 いや、TRPGなら、対魔法使い戦術をいろいろ考えたことがありますよ。呪文抵抗されてもかまわないように、矢にサイレンスの呪文を掛けて魔法使いに打ち込んだりサイレンスをかけた盗賊に不意討ちさせて取っ組み合いさせたり、いろいろ戦術を考えたことが、楽しい思い出でした。いや、まあ、GMサイドでそういうことを考えて、プレイヤー相手に実行すれば、単なる魔法使いプレイヤーに対する嫌がらせというか、イジメなんですが(笑)。奇抜な作戦は、考えるだけで実践したことがない……というのが実情かも。
 でも、コンピューターRPGの場合ですと、失敗したら、やり直しができるので、技巧に走るよりも、強引に接敵して呪文を封じる戦術を、しばしば採用。前作でも、こういうことを書いておりました。

>囮作戦で、少しずつ護衛を引きずり出す戦術を決行。ある程度、トロールを倒してから、ヘイスト(加速)を掛けて、一気に突撃。邪神官がホールド(金縛り)の魔法を掛けると非常にうっとうしいので、その前に接敵して、呪文詠唱を妨害しながら一気に切り崩します。テクニックに走るなら、クレリックの「サイレンス(沈黙)」の魔法で相手の呪文を封じるべきでしょうが、その戦術は、どうも使い慣れていないってことで。

 今回も、どうしようかと思ったのですが、敵がドルイド呪文3レベルのコール・ライトニングやら、僧侶呪文4レベルのアンホーリー・ブライト(不浄の光)を平気で唱えてくる強敵なので(こちらは、まだ2レベル呪文しか使えないのに……)、試してみることにしました。

ゴブリンシャーマン「また敵だ〜。ドンドコ……」

イシュタル「そうは行きませんわ。邪悪な音は、歌巫女の神聖な声で封じ込めてみせます」

若「おいらも、こう見えて歌手だったりするんだ。『うらごろし』の主題歌も、実はおいらが歌っている」

 事実です。
 「作詞・作曲:浜田省吾」で、『愛して』というタイトルの歌を、和田アキ子が歌っている、というのは、それだけでトリビア級の知識だと思います。

若「Woo Baby やさしく愛して♪」

ゴブリンシャーマン「う、う〜。我が太鼓の音がかき消される。これは……ジャイアン級の轟音だ」

若「な、何を〜! ア・タ・シの歌を侮辱したな! ゴブリンのくせに生意気だ。ぶん殴ってやるぞ」

 殴りかかったの拳がゴブリンシャーマンに炸裂。首が一回転して、絶命。

 こうして、驚異の吟遊詩人パワーで、ゴブリンシャーマンの呪文を封じ込めて、戦いに勝った一行です……って、あれ? は吟遊詩人じゃなかったような気が……まあ、いいか(実にいい加減)。

若「このゴブリンシャーマン、鍵を持っていたぞ」

 それは要塞の裏口である厩舎の鍵。
 正面から堂々と侵入することはできないみたいですので、要塞の裏口から侵入を試みる一行です。
 はたして、要塞内部に待つものは?(つづく)

 

●2007年12月17日(月)・クモの丸焼き(第1章その7)

 正面から入れないときは、裏口を探せ。
 これを教えてくれたヒーローは、ヤッターマン。
 毎週毎週、ドロンボーの悪企みを盗み聞きするために、裏口から不法侵入していた13才の少年ガンちゃんと、12才の少女アイちゃんの姿は、忘れられません。
 そんな彼らが来年1月に復活するのを、楽しみにしている今日この頃。

 で、悪の要塞があるときは、裏口を探して侵入するのが、正義の味方の醍醐味。

ヨシモ「どうやら、この洞窟が厩舎……というか、ゴブリンどもが食用の家畜を育てている飼育場らしいアルね。ここから侵入すれば、要塞に入れるはずヨ」

シン「食用の家畜か。レンジャーとしては、逃がしてやりたいところだな」

若「ようやく、レンジャーの自覚が出てきたのか?」

シン(突然、リュウタ)「うん、 生き物は大切にしないとね

マユ「うう……言っていることはまともだけど、こんなお兄ちゃん、イヤだよ〜」

シン(リュウタ)「そんな〜。お姉ちゃん、ぼくを嫌わないでよ〜

マユ「もう。私は、あなたみたいな弟を持った覚えはありません!」

シン(リュウタ)「シクシク、嫌われちゃった……

マユ「泣きたいのは、こっちよ。もう、このストレス、耐えられないわ」

イシュタル(そのうち、真剣に悪霊払いを考えた方が、いいかもしれないわね)

 シンが二重人格になると、ちっとも話が進みません(苦笑)。
 おまけに、特撮ネタで登場するはずが、「飛び道具ネタ」でも、「動物ネタ」でも、遠慮なく飛び出してきますし。

ウルフガー「とにかく、先を急ごう。洞窟に入るぞ」

 シンがリーダーとして機能しなくなっているので、仕切り役になったウルフガーさん、ご苦労様です。

 さて、洞窟に入ると、真っすぐ西に伸びる通路と、南に折れる通路があります。
 西の通路は、パスワードがないと入れない扉があり、仕方なく、南に向かうことに。

 南では、ゴブリン軍団が控えておりました。敵の数が多いので、洞窟の入り口まで引き返し、逃げ道を確保してから地道にバトル。

シン「ああ、いらいらする! もっと、こう一気にバーッと行って、ドカーンとやっつける方法はないのか!」

マユ「お兄ちゃん、バカになってる。擬音の使いすぎは、頭悪く聞こえるよ」

シン「知るか! 最近、コロコロ人格が入れ替わるから、じっくり物を考える余裕がないんだ! 何とかしてくれ!」

若「そういう怪奇現象は、先生が得意にしていたな」

シン「紹介してくれ! 頼む!」

若「そうしたいのはヤマヤマだが、先生は旅の行者だからな。今ごろ、どこを渡り歩いていることか。おいらにも、よく分からないんだ」

 まあ、このゲームの中で、前作のパーティーに会える見込みはまずありませんが、話が進めば、前作パーティーが冒険した場所がいろいろ出てくるみたいなので、楽しみにしている最中。
 そのためには、まず、目前のダンジョンを突破しないとね。

ヨシモ「やったネ。大収穫アルよ。宝の中から、ファイヤーボールの巻き物が見つかったヨ。はい、マユちゃん

マユ「うう……どうしても、私が使わないとダメですか?」

イシュタル「他に使える人がいませんからね」

ウルフガー「戦士の剣だけじゃ、そろそろ時間がかかりすぎる。敵の魔法使いも、複数が登場するようになっている以上、いち早く殲滅させないとな」

 洞窟をさらに進むと、話の分かるゴブリンと遭遇しました。

ゴブリン「オレ、仲間からイジメられている。クモを食べたいだけなのに。お前たち、いい奴、オレの願いをかなえてくれ」

ヨシモ「クモを持ってくればいいのネ。報酬に何をくれるアルか?」

ゴブリン「扉を通るパスワードを教える。これ、大切な秘密よ。いい奴だけに教える」

 そんなわけで、洞窟内のクモを狩ることを約束した一行ですが……。

マユ「クモ……ですか。あまり乗り気にはなれませんね」

シン「火がキライ。クモがキライ。何だか、弱点属性、多くないか?」

マユ「それで、CP稼いでいますから」

ヨシモ「NO! それは違うゲームあるネ」

 CP(キャラクターポイント)でキャラクターを作成・成長させるのは、GURPSですな。
 D&Dには、そういうルールはありません。
 いや、分かりにくい「アニメ・特撮ネタ」や「時代劇ネタ」よりも、もっとTRPGネタを増やしてほしい、という要望を受け取ったので(苦笑)。
 ただ、キャラにTRPGのルールネタを喋らせるのは、いまいち、しっくり来ないか。

 ともあれ、たどり着いたクモの部屋にて。

クモの大群「ウジャウジャウジャ」

シン「うお、こんなに多いと、前衛だけじゃ処理しきれないぜ!」

マユ「お兄ちゃん。お願いだから、後ろまで来させないで」

シン「そうは言ってもだな。うお、突破された!」

クモの大群「ウジャウジャウジャ」

マユ「キャー!」

 その時、クモを恐れる気持ちが、火を恐れる気持ちを凌駕した。

マユ「こっちに来ないで。ファイヤーボール!」

 ドカーン!

クモの大群「(焼け焦げて)ジュー」

マユ「……や、やったわ」

シン「やったわ……じゃねえ! (焼け焦げてジュー)」

マユ「お、お兄ちゃん、大丈夫?」

シン「何とかな」

ウルフガー「オ、オレも無事だ。が、今度から火球を使うときは警告してくれ」

 こうして、巻き物なしでも、ファイヤーボールを使えるようになったマユちゃんでした。

シン・アスカ(HP75):ハーフエルフのレベルレンジャー。

●マユ・アスカ(HP24):ハーフエルフのレベルソーサレス。

●ウルフガー(HP82):人間のレベルバーバリアン/レベル1ファイター。

●若(HP57):人間のレベルモンク/レベル3クレリック(イルメイター神)。

●ヨシモ(HP53):人間のレベルローグ。

●イシュタル(HP49):ムーンエルフのレベルクレリック(セルーネイ神)/レベル1バード。

 無事に成長を果たして、さらなる探索を続けるパーティーの運命は?(つづく)

 

●2007年12月20日(木)・番外編・アスカ兄妹の不幸(第1章おまけ2)

シン「また、番外編かよ! っていうか、このサブタイトルって何!?」

 いや、不幸じゃないか。
 原作アニメだと、妹は第1話でいきなり死んでいるし、
 兄は主人公の座を前作の主人公(キラ)に奪われ、しかも最終決戦では、キラではなく、アスランに撃墜されている。まだ、キラのライバルとして立ちはだかる、という扱いならドラマ上、立つ瀬もあったろうが、キラにはほぼ認識されないまま、一方通行の敵対意識を向けるキャラってのは、どうよ? 
 アストレイシリーズに出てきた「カナード」を連想したよ、ぼくは。

 そういえば、ダブルオーにも、いるなあ。
 第1話でエクシアに撃墜された、ヘタレエースパイロットが。あれも、「主人公にまともに認識されない片思いライバル」になりそう。

シン「あんな奴と、いっしょにするな! 少なくとも、俺には最終回までに彼女ができたぞ! 不幸続きってわけじゃない!」

 ああ、妹と同じ声優の彼女(ルナマリア)がね。
 「スクランブル・コマンダー2nd」のデータでも、原作どおり「射撃弱くて、格闘強い能力値」になっていて、笑ったよ。それなのに、「何で、この娘は射撃に特化したガナーザクウォリアーに乗ってんだろう?」って。
 デュランダル議長の「デスティニー計画」(その人の能力適性に合わせた職業・役割推進計画)は、まず彼女に視点を向けてやれよ! と思ったね。
 今後、スパロボで彼女を使うプレイヤーは、きっと彼女を原作どおりの機体から、格闘用の機体に換装するなり、乗せかえるなりするだろう、きっと。

マユ「あ、あのう、ルナマリアさんのことはとにかく、この記事の趣旨は、原作で不遇な扱いを受けたキャラクターに、救済を与えることだと聞いているんですが……」

 うん、その点は、スパロボと同じだね。
 でも、何故か原作と同じ流れになってきたかな、と。

シン「どういうことだ!?」

 シンは、何だか変な暴走をした挙句、ウルフガーにパーティーリーダーの役どころを奪われつつあるし、
 マユは、何とかファイヤーボールを覚えたけれど、いきなり味方を巻き込んで、射撃下手のルナマリアさんと同じような雰囲気になってきているし。

シン「お、俺の場合は、あんたが『多重人格』なんて、変な設定を施したからじゃないか!」

マユ「私の場合も、プレイヤーさんの操作が下手なだけです。そもそも、ファイヤーボールを撃つなら、前衛キャラのAIスクリプトは、『味方の防御に専念(ファイターガードやディフェンス)』にすべきであって、『敵魔法使いをねらって突撃』のままなら、巻き込まれても文句は言えません」

シン「ちょ、ちょっと待て! それは暗に、勝手に突撃する前衛が悪い、と言ってないか?」

マユ「そうよ。それに……お兄ちゃん、勢いよく突撃している割に、戦果が低いじゃないの。今まで倒した最強の敵が『ゴブリン』で、しかもモンスター撃退による獲得経験値の割合がパーティー中で5%しかない、って、どういうこと? 私でも18%、ウルフガーさんなんか25%もあるのに」

シン「そ、それは、バスタードソードを振っても当たらないんだから、仕方ないじゃないか!」

 す、すまん。
 それはプレイヤーのせいだ。
 シンの武器のバスタードソードは、「特殊武器」に指定されていて、扱うのにフィート(戦闘技能)を修得しなければならないんだ。でも、プレイヤーはそれに気付いてなくて、普通の「ロングソード」や「グレートソード」の技能があるから大丈夫、と思い込んでいたんだね。
 だから、シンは今まで、「技能なしの−4ペナルティー」を負ったまま、武器を振り回していたことになる。これは、命中率20%の差であり、戦士の成長レベルに換算するなら4レベル分となる。6レベルの戦士が、実質2レベル相当の命中率しか持たなければ、そりゃあ、戦果が得られないわな。

シン「技能を持たない武器を使わせるなんて……どうして、そんな初歩的なミスを犯すんだ! あんたはTRPGのルールもしっかり読んでいるはずじゃなかったのか!」

 旧版のD&Dや、AD&Dはプレイ経験もマスター経験もあるけどね。第3版以降は、コンピューターゲーム以外、未経験。
 そもそも、旧版をプレイしてると、「戦士系キャラは全ての武器を普通に扱える」のが当然だから、まさかバスタードソードみたいなメジャーな武器が、特殊武器扱いで、わざわざ別に技能の修得が必要、とは思いもよらなかったんだ。
 いや、一応、フィート選択の際に見かけるんだけど、戦士系は無条件で修得済み、という思い込みがあったわけで。

シン「つまり、俺の不幸は、プレイヤーのせいということだな!」

 否定しない。
 まあ、逆境に耐えた主人公が勝利をつかむのは、ヒロイックファンタジーの王道だから、許されるだろう。

シン「開き直りやがった!」

 「ミスに気付けば正せばいい」というのが、ポリシーだからね。さて、次にマユの不幸だが……。

マユ「な、何ですか?」

 君も実は、「技能なしの弓」を使っていた、というのは、些細なこととして。

マユ「些細なこと……ですか?」

 君のメイン武器は、あくまで魔法だからね。弓は、魔法が切れたときの予備武器に過ぎない。
 それに、ぼくのプレイは臆病だから、魔法が使えなくなると、即、休息をとって、常にベストコンディションで探索しているから、君が弓を使うことは少なかった。矢が減らないから、すぐ分かる。
 ま、今は「技能のあるクロスボウ」に持ち替えたから、問題なし、だ。

マユ「じゃあ、何が問題なんですか?」

 10日待ったけど、「マユの性格について、読者からの意見がちっとも届かない」……。

マユ「え、掲示板書き込みはなくても、メールの一通くらい……」

 一通もないよ。
 ヨシモの時は、結構、反応早かったけどね。
 どうやら、君はヨシモほど、人気がないようだ。

マユ「た、たまたま、年末だから、皆さん、忙しいかもしれないじゃないですか。もう少し、待ってみましょうよ」

 待つのはいいんだけどね。
 その間、君の性格は、あいまいになりそうだ。現状だと、射撃下手のドジッ娘ヒロイン……という方向が見えてきたけど。

シン「そ、それは勘弁してくれ! 前衛で戦っているのに、後ろにまで気を使わなければならないのは、辛すぎる!」

 何言ってるんだ? 
 最近、読んだ本によると、「エースに必要な資質は、現在の自分の周りの戦況を冷静に判断できる状況認識能力」とあったぞ。君も、猪突猛進の突撃だけじゃなく、もう少し冷静に状況を見定める戦術眼を養うときじゃないか? 

マユ「そ、そうよね。お兄ちゃんには、もう少し冷静に考えてもらって、頼れるリーダーに成長してもらわないと」

シン「そ、そもそも、お前が正確に魔法を撃ち込むことができれば、だな!」

 あ、それとは別に、以前、アスカ兄妹に一通、質問メールがあったぞ。

マユ「え?」

 その場で返信はしたけど、せっかくなので、ここでも記事ネタに使わせてもらいます。
 質問内容は、「シンとアスカの姓はアスカだけど、母親のフレイの姓はアルスター。ということは、NOVAさんの記事では、カイヴァンの姓がアスカってことなんですか?」ということだった。
 なかなか的を射た質問だったと思うけど、じっさいのところはどうなんだ? 

シン「どうなんだ? って、俺たちにフラれても……」

 君たちの姓の話なんだから、君たちにフラずにどうする?
 そもそも、「キャラの設定は、そのキャラ自身が責任を持って考える」、これが当記事の伝統だ。父親のカイヴァンだって、通った道だぞ。

シン「っていうか、メールには返信したんだろ! 何て答えたんだ?」

 う〜ん、再録すると、「カイヴァン・アスカですか。何だか、洋名と和名が混ざって、語呂が悪いですね。ここは、アスカを『飛鳥』の意味と解釈して、きっとカイヴァンの二つ名が『フライトバード』と言った感じにしましょう。で、『フライトバード』をカラ・トゥア風に意訳して、『アスカ』になったとか」 ま、大体、そんな感じ。

シン「じゃあ、それでいい」

マユ「私も」

 主体性がないなあ。
 そんなことじゃ、主人公&メインヒロインとして、やっていけないぞ! 

シン「やっていけなくてもいいから、あまり変な方向にキャラいじりをしないでくれ!」

マユ「そうです。変な個性はいりませんから、普通に幸せでいられたらなあ、と」

 普通の幸せを望むなら、冒険生活に踏み込むんじゃない。
 自己矛盾を起こすような要望は、却下する。

シン&マユ「そんな!」

 抗議は聞いてない……ってことで。(つづく)

PS:
ヨシモ(物陰でちゃっかり話を聞いていて)「どうやら、不幸ネタはこの兄妹に移ったみたいアルね。一回死んで、復活してからも、やっぱり不幸……なんて流れにならなくて、ホッとしたアルよ )

 

●2008年1月2日(水)・新年、初プレイ記事(第1章その8)

マユ「新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします♪」

シン「……って、誰にあいさつしてるんだ?」

マユ「もちろん、読者の皆さんよ。ヒロインとしては、サービス精神を見せないとね」

シン「イラストのない記事で、サービスと言っても、たかが知れているがな!」

マユ「失礼ね。画像くらい用意してあるわよ」

ヨシモ「オー、どこから盗って来たか分からないアルが、ガチャポンの種Dシークレット・ヒロイン画像ネ。この作者が、記事に画像を挿入するなんて、異例のことヨ」

  シーフの君に、「盗って来た」云々言われたくない。画像はサイト容量くうから、あまり使いたくないのが実情。決して、使えないわけじゃないんだけどね。

イシュタル「マユばかりズルい」

ヨシモ「うわ、何だか出血大サービスみたいアル」

 お正月スペシャルってところだな。

若「これだけ用意しているなら、当然、おいらの画像もあるよな」

 う……。 

若(拳を振り上げて)「もちろん、あるよな」

 ……これで、勘弁してください。

 ええと、左に立っているのが、和田アキ子演ずるです。ちなみに、右が、中村敦夫演ずる先生ね。

若「おいらだけフィギュアじゃないのが残念だが」

 中村主水や、かんざしの秀のフィギュアはあるけど、さすがに「うらごろしキャラ」のフィギュアはないでしょう。

ウルフガー「オレのメタルフィギュアは出てたがな」

ヨシモ「画像がネットに出回っていないのは、ヨシモだけね」

ウルフガー「お前は、パソコンゲームから直接、画像データを取り込んだらいいだろう」

 ゴメン。やり方、知らないし、そこまでする気にもならない。

ヨシモ「……。と、とにかく、画像の話はこれくらいにして、とっとと話を進めるアルよ」

シン「お前が仕切るな!」

 で、前回、どこまで話、進んだっけ?

マユ「私がファイヤーボールを覚えて、クモの大群を倒したところ」

 ああ、そうだったな。それで「クモの丸焼き」を持って、クモ好きゴブリンに渡したんだ。そしたら、パスワードを教えてくれた、と。

ウルフガー「ふむふむ。それで、パスワードは何だ?」

 「キマイラ」だって。

イシュタル「幻獣拳ですね。白虎の男……」

 今だったら、それがタイムリーなネタだよな。

シン「パスワードを聞いた! すぐに扉に向かうぜ!」

 向かった。扉開いて、その後、いろいろ戦闘あって、交渉あって、経験値稼いで、飼育場の洞窟を抜けた。

シン「何だ、そりゃ!?」

マユ「省略しすぎです」

 いや、ゲームとしては、それなりに時間もかかって、戦闘やイベントなど楽しかったけど、ストーリー記事として書くには、どうしても単調作業の域を出ないからさ。

ヨシモ「つまり、書くネタに困ったから、画像、貼り付けて、お茶をにごしたアルか」

 あ、そう言えば、ダンジョンの中に「牛の群れ」がいたなあ。

シン「牛の群れ!?」

 大方、ゴブリンが食用に飼育していたんだろう。

若「だったら、焼き肉パーティーとしゃれこむか」

マユ「ダメです、若さん。牛さんは敵対してくるわけじゃないから、ファイヤーボールを撃ち込む気にはなりません」

シン「そうだ! レンジャーとして、動物の虐殺は認めるわけにはいかん! オレの中のリュウタロスも、動物は大事にしよう、と言っている!」

ウルフガー「牛は放っておいていいんだが、そちらの部屋にも食料用の生き物がいっぱい飼われているみたいだぞ」

シン「だったら、助けないと!……って、虫がウジャウジャ、襲い掛かってくる! ゴブリンのゲテモノ喰いめ〜!」

マユ「キャー! 虫はやめて〜!」

  ファイヤーボール、ドカーン!

シン「だ、だから、オレを巻き込むなって……」

 ……と言ったような、お約束がいろいろあったわけで。

シン「そ、それは、さすがに勘弁してほしい! ファイヤーボールに巻き込まれるようなワンパターンネタは、もう省略していいから、話を先に進めてくれ!」

 とにかく、飼育場を抜けたわけだ。すると……

シン「すると!」

 ゴブリン要塞の内部に侵入できた。見張りが気付いて、君たちを排除にかかる。大バトルの開始だ。

シン「うお〜、この時を待っていたぜ! 行くぜ、行くぜ、行くぜ〜!」

イシュタル「今年は、シンさんモモタロスに憑かれているみたいですね」

ウルフガー「というか、あれが地だろう。む、壁の上に弓兵がいるな。ファイヤーボールは、あちらを的にしてくれ。乱戦の中に撃ち込むのは避けるように」

マユ「分かりました」

シン「敵の術使い、発見! やられる前にやってやる!」

ゴブリンシャーマン「愚か者め。ホールド(金縛り)の術を喰らうがいい」

シン「(ピキーン)うお、身動きがとれねえ! このままだと、タコ殴りにされてしまう! リセットか!?」

 いや、戦士系が金縛りに合うと、たいてい撤退もできずに終わってしまうので、セーブしたところからやり直していたんですが、今回は一味ちがいます。

イシュタル「ディスペル・マジック! 魔法解除です」

シン「よし、動けるようになった! このまま一気に押し込むぜ!」

 ……といった形で、相手の状態異常攻撃にも対処できるようになりました。術者として成長したのは、マユだけじゃないってことです。

 ついに、ゴブリン要塞内部に突入を試みたパーティー。はたして、無事に突破できるか?(つづく)

 

●2008年1月9日(水)・ゴブリン要塞の決戦(第1章その9)

マユ「マユ・アスカ。ファイヤーボール、撃ちます!」

 ドカーン!

 ついに始まったゴブリン要塞の攻略。

 押し寄せる敵軍を正面から堂々と迎え撃つ、レベル7のパーティー。
 そう、決戦直前にレベルアップし、レベル7となりました。ただ一人、経験値に−20%ペナルティーを抱えるイシュタルを除いて。

イシュタル「中途半端にバードを兼職したのが失敗ですね。いたずらにバードのレベルを上げると、肝心のクレリックとして成長できませんし、バードの演奏技能を使って戦闘支援したら、回復がおろそかになってしまいます」

ヨシモ「やれやれ。そのバードの役割は、ヨシモが引き受けたアルよ。盗賊なら、直接攻撃よりも、むしろ後方支援出きる方が有効だしネ」

 そういうわけで、今回、ヨシモをバードに兼職させました。

シン・アスカ(HP87):ハーフエルフのレベルレンジャー。

●マユ・アスカ(HP28):ハーフエルフのレベルソーサレス。

●ウルフガー(HP96):人間のレベルバーバリアン/レベル1ファイター。

●若(HP66):人間のレベルモンク/レベル3クレリック(イルメイター神)。

●ヨシモ(HP61):人間のレベル6ローグ/レベルバード。。

●イシュタル(HP49):ムーンエルフのレベル5クレリック(セルーネイ神)/レベル1バード。

ヨシモ「それでは、早速、バトルソングを歌うアルよ。チュクチュクチャン、チュクチュクチャン、チュクチュクチャンチュンチャン♪」

シン「な、何だ、その歌詞は? 思わず、脱力してしまうじゃないか!」

ヨシモ「失礼な。これこそ、目下、プレイヤー氏が堪能している、かのタイムボカンの名バトルソング、『チュク・チュク・チャン』アルよ。この歌の良さが分からないとは、この記事の主役を張る資格なしネ」

シン「う、それは困る! だったら、こういうノリでいいのか!? 『シン・アスカがいる限り、この世に悪は栄えない』!(歯がキラン)」

ヨシモ「そうそう、その調子。ほら、2号もどうぞ」

マユ「え? 私ですか? でも、どうしたらいいか……」

 ここは、「ヤッター!」と叫んで、変身シーンを披露すると、読者サービスになるのでは? 

若「そういうセクハラまがいなセリフはやめろ!」

 ボゴッ!

ヨシモ「グホッ……。ど、どうして、ヨシモが殴られるアルか? 殴るなら、プレイヤー氏を……」

若「声だけのプレイヤーを殴れるか! お前が身代わりだ」

ヨシモ「グッ……。とにかく、歌が中断。大ダメージを負ったので、戦線離脱するアルよ」

ウルフガー「真剣な決戦の最中に、何やってるんだ……」

 こんなわけで(かなりの脚色あり)、大ダメージを負ったら、いつものように撤退して回復を繰り返し、着実に要塞攻略を果たして行きます。

 そして、ついに要塞の主、バグベアーのガズマを撃退。

ガズマ「ぐはっ。貴様らごとき少数の傭兵に、我が作戦が打ち破られるとは!」

シン「戦いは数ではない! 一騎当千の質にあるのだ!」

イシュタル「……一騎当千?」

マユ「……お兄ちゃんが?」

シン「だ〜ッ。人が格好良く決めているのに、後ろから茶々を入れるな!」

ガズマ「……こ、こんな奴らに、我が作戦が打ち破られるとは……グフッ!」

ウルフガー「何だか、よく分からないうちに、ボスを倒したみたいだな」

若「後は、敵に捕まっている斥候を助ければ、任務終了か」

 そうです。
 記事では割愛しましたが、要塞に入る前に、領主様から、男女2人の斥候と合流するように、と指示を受けていたんですな。
 しかし、斥候2人は役立たずで、男の方は女を逃がして、ゴブリンたちに捕まるという失態。
 女の方は、パーティーに救出を依頼し、自分は後方で「回復拠点」の確保に勤めていたわけですが……後方すぎて、回復拠点としては、ほとんど役に立っていませんでした(苦笑)。
 本当に、使えない斥候2人ですが、まあ、救出すると経験値稼ぎにはなりますので、とりあえず救出。

 2人は恋人同士で、助けると適当にイチャついてから、パーティーにお礼を言って、去っていきます。
 斥候だから、敵の背後にいる勢力について何かの情報を持っているか、と思いきや、そっちも、ろくに入手していないし。一応、ガズマの背後に、シェアリンコールという人物がいて、その背後に……いろいろいるみたいですが、

 斥候いわく、「よく分からんから、当面は気にしなくていいだろう」……って、それってプレイヤー発言とかならともかく、情報収集が任務の斥候が口にしていいセリフじゃないでしょう。ああ、それだからこそ、無能なんだな、と変に納得してしまいました。

 ともあれ、タルゴスに脅威を与えていたゴブリン要塞は、壊滅させましたので、大手を振って凱旋するパーティーでした。( これにて第1章終了。第2章につづく)

 

●2008年2月3日(日)・第2章へのプレリュード(と、ちょっとした作者近況)

ヨシモ「更新、止まっているアルね」

 今年に入って、どうも忙しくなっているからね。正直、ゲームをしている余裕がない。

ヨシモ「最終回や新番組の追跡をしている暇はあるのにカ?」

 テレビは、あまり神経を使わず、受け身で楽しめるからな。ゲームは、意欲を注がなければできない。

ヨシモ「つまり、意欲がなくなったアルか?」

 元々、「アイスウィンド2」は第1章だけプレイして、すぐにBG2に戻るはずだったんだ。でも、第1章の物語が思いがけず長くてね、予定よりも少々、長くプレイしすぎた気分だ。

ヨシモ「第1章終了時点でレベル7。BG1や、『邪悪寺院』だったら、終盤のレベルだネ」

 前作でも、第1章終了時点では、レベル5前後だったさ。プールだったら、中盤でオープンフィールドに出た辺り。
 それらに比べても、本作は「レベル上昇速度」も「物語の内容」も、密度が濃い、と言えるだろうね。

ヨシモ「それって、ゲームを進めるにはいいことではないカネ?」

 もちろん、いいことだよ。
 注げる時間や意欲が十分にあるときは、非常に楽しいだろうね。
 でも、他にもしないといけないことがあるときには、麻薬と化してしまう。
 それに1月の後半は、実質休日なしで働いていたんだ。日曜の家庭教師とか、土曜の臨時仕事の作文指導とか、仕事に注ぐ時間と情熱で、気力・体力を消費していたわけで。

ヨシモ「仕事の愚痴は聞きたくないアルよ」

 気にするな。
 もう過ぎたことだ。
 家庭教師の方は、高3の教え子が受験本番になったことで、教える方は1月いっぱいで役目終了。結果はまだだけどね。
 作文指導の方も、2週で終了したので、今週末は久しぶりにゆっくり休めた。できれば、大阪か神戸に遊びに行きたかったんだけど、天気も悪いし、脚も痛いしで、家でのんびりCD聞きながら、本を読んだり、パズルを解いていた。
 言わば、ようやく充電期間が持てたってとこだ。

ヨシモ「それは、良かったアルね。でも、そんなことをここに書いて楽しいカ?」

 何だか、ブログに書くのは、愚痴っぽい近況かもしれないので、避けたいと思った。あそこは読者の日々の出入りがよく分かるからね〜。愚痴を書くなら、「比較的少数の物好きな読者しか読まないであろう、マニアックな記事」に留めておこう、と考えたんだ。

ヨシモ「あんたは、この記事にそういう認識を持っているアルか?」

 うん(キッパリ)。
 こんな「進行の遅い、流行とは無縁なゲーム記事」で、「ロボットアニメファンや、特撮ファンや、時代劇ファンにしか分からないようなネタばかりの読み物」を、好きこのんで読むような読者は、よほどNOVA自身と趣味嗜好が共通しているか、それともNOVA個人の文章のファンでしょうな。
 それを称して、「比較的少数の物好きな読者」と呼ぶのは当然の結論だね。
 もちろん、NOVAはそういう稀少な読者に対しては、感謝感激雨あられの喜びを感じるわけだが。そういう読者なら、まあ、愚痴っぽい近況を打ち明けてもかまわない、って気にもなるさ。

ヨシモ「見えない読者に、そういう気持ちを示したくなるって、寂しい人生を送ってないカ?」

 身近な顔なじみや、日頃顔を合わせる生徒には、あまり弱い自分を示したくないからね。
 今の自分にいないのは、酒飲んで、弱さをさらし合える身近な友人かな。酒飲んだり、カラオケ行ったり、ゲームしたりして楽しめる友人はいるんだけどね。
 この年になって、時にはお互いの弱さを見せ合える友人が必要なことに気が付いた。

ヨシモ「そういう想いを、うまく昇華できれば、小説を書けるんじゃないカ?」

 読んで鬱になるような、シミジミ系小説は勘弁だな。自分で書くなら、もっと元気になれるような、派手で明るい熱血冒険譚がいい。

シン「だったら、主役は俺で決まりだな! 元気に、派手で、明るく、熱血に行くぜ!」

 いや、突然、出てきたところ悪いが、本記事の続きは「BG2の後」って決めているんだ。

シン「ええ!? BG2なんて、止めておこうぜ! あんな、うじうじ悩んでばかりの堅物聖戦士が主人公の暗い話って誰が読みたいんだ!」

 悪かったな。
 うじうじ悩んでばかりの堅物聖戦士で。
 少なくとも、あいつは「昔の自分の生真面目な部分」そのまんまだよ。まあ、今の目から見ると、もう少し、ユーモアとか、精神的余裕とか、いい意味での開き直りが欲しいと思うけどな。
 ちなみに、そういう等身大の自分をそのままストレートに引き出したのが、プールのジミー・ザ・ブラックってことになる。まあ、ジミーはストレートすぎるし、軽口も多すぎだから、現実の自分は「聖戦士NOVAジミーを足して3で割る」と、ちょうどいい感じかな。

シン「何だよ、3で割るって!?」

 分身には、多少とも、作者の性格のアレンジの「理想像」が投影されるからね。
 少なくとも、ここ1番の行動力とか、危機に対する判断能力とか、仲間との絆とか、そういった要素では、現実のNOVAは冒険生活で生死をかけた戦いを切り抜けてきた彼らには及ばないってことさ。

ヨシモ「つまり、現実の作者は、リプレイ主人公の平均像の劣化バージョンということアルね」

 …………。
 劣化バージョンってことは、そう言われて感じた憤りを、いつまでも根に持ち続けるイヤらしい性格でもかまわないってことだよな。

ヨシモ「ヘッ?」

 時間ができて、この続きを書くときには覚えてろよ、ヨシモ

ヨシモ「いや、本作の不幸の専売特許は、シンだし……」

シン「だれが不幸の専売特許だ! そんな運命、オレは乗り越えてみせる!」

 おお、実に前向きな発言だ。
 不幸とか逆境に耐える主人公ってのは、今のNOVAの理想像だ。がんばってくれ。

ヨシモ「その通りヨ。不幸をどんどん引き付けて、みんなを守ってほしいアルね」

 いや、ヨシモ。不幸なのは、別に一人とは限らない。
 君は、「不幸な主人公をしっかり支えることを強要された、幸薄いサポートキャラ」のポジションだ。

ヨシモ「……って、何ヨそれ?」

 合言葉は、「不幸なのは、ぼくだけじゃない! 隣を見れば、みんな苦労していた。だから、明日の幸福を信じて、今はしっかり頑張れ」ってところだな。

シン「……つまり、皆平等に不幸だから、嘆き哀しんでいても始まらない! とにかく、頑張るっきゃない! ってことだな! よし、元気が出てきた、頑張るぜ!」

ヨシモ(……それで励まされるなんて、こいつ、やっぱ、頭悪すぎ!)

 では、まあ、これで終わってもいいんだが、せっかくなので、プレイ再開時に備えて、次回予告ぐらいはしておこう。はい、マユちゃん、この原稿、読み上げて。

マユ「え、出番ですか?」

 男ばかりで終わったら、こちらもちょっと悲しくなるからね。
 大事なところは、きちんとヒロインの顔を立ててあげないといけないし、その方が読者も(たぶん)喜ぶ。

マユ「そうなんですか? 分かりました。では、読みますよ。『使命を果たして凱旋したパーティーを待っていたのは、新たな任務だった』」

ヨシモ「またアルか。人使いの荒い領主さまネ」

マユ「『飛空船に乗って、大空へ舞い上がる冒険者たち』」

シン「おっ! それは燃える展開だな!」

マユ「『しかし、吹雪を操る魔法使いの妨害に合い、飛空船は墜落する』」

ヨシモ「……それは燃えないアル……やっぱり不幸ネ」

マユ「『飛空船の修理に必要な材料を求めて、雪山の探索に取り掛かるパーティー。果たして、再び大空に舞い上がる時は来るのか?』」

シン「つまり、一回ヒュウーンと持ち上げておいて、ストーンと落として、地上をバタバタアクセクさせるわけか!」

 何だか、あまり頭の良くない発言だが、レッドだから、別にいいか。本質はつかんでいるしな。
 それでは、また、未来に会おうってことで。

 

●2008年3月7日(金)・アッコさん出演記念ネタ記事(と、ちょっとした作者近況)

ヨシモ「まだ、ゲームは再開しないアルか? BG2の再開を待っている読者だっているはずヨ

 え、どこに?(オイ)
 それよりも、NOVAの頭は、特撮関係や、ヤッターマンや、仕事の話でいっぱいだよ。
 まあ、そろそろ暖かくなってきたので、カラオケやボードゲーム仲間とのプライベートオフを組みたい、とも思っているけどね。

ヨシモ「で、そのヤッターマンのネタを書きたいってわけアルね」

 当たり。
 まさか、アッコさんがドロンボーメカの役で出るとは思わなかった。
 おまけに、ゾロメカまでミニアッコで、しかも合体して巨大化なんて、どこまでネタを暴走させるんだって気になった。

若「誰か呼んだか?」

 う。
 
いや、まあ、当記事でも、アッコさんネタは使っているけど、それはあくまで、「ドラマの配役」ネタで、役者本人を扱っているわけじゃないんだけどね。

若「似たようなもんだろうが。少なくとも、作者は、キャラと配役をあまり分けて考えていないだろ?」

 ……うん、先生だろうと、赤井剣之介だろうと、木枯紋次郎だろうと、おしどり右京だろうと、中村敦夫は中村敦夫だよね。
 もちろん、個々のキャラ設定は違うけど、存在感のある役者のかもし出すイメージは、やはり共通の部分がある。

ヨシモ「何だか、濃い話になってきたアルね。前3つはともかく、おしどり右京って誰アルね?」

 NOVAも最近、見かけた古い時代劇だよ。関西のローカル局で、昼間やっているんだ。
 必殺で言えば、第4作「暗闇仕留人」と同時期の作品らしい。
 何だか脚が悪くて、手押し車に乗った剣客の右京が、悪党退治する話なんだけど、ただのチャンバラではなくて、縄などの小道具を駆使したアクションや、手押し車の突進力を活かしたスピード感、マカロニウェスタン調の音楽 などが必殺っぽい。おまけに、裏で右京に協力する同心もいて、明らかに必殺を意識しているね。
 さらに、主人公の右京が敦夫さんだし、ヒロイン役がジュディ・オングだったりするのは、後の必殺に、逆に取り入れられる部分だよなあ。
 まあ、作っているのも同じ松竹だから、安易にパクリ呼ばわりするのは、間違っているだろうけど。

 こういう時代劇って、古い作品は、どうしても再放送の機会の多いシリーズ物を基準に考えてしまいがちだけど、
 その周辺には多かれ少なかれ、影響を与え合っている作品群があるわけだから、
 たまに、そういう作品に目を向けて視野を広げるのも、新鮮でいいよねえ。

ヨシモ「いや、時代劇の観点で視野を広げるといっても、それはマニア度が深化していくだけで、実質は広がらないのではナイか?」

 何だか、ヨシモのくせに難しい反論をするなあ。

ヨシモ「ヨシモのくせに、とはひどいアル。元々、ワタシは世間知らずの主人公にツッコミや、大人サイドの視点を伝えるキャラよ。状況観察力や、分析力は人一倍あるはずネ。それなのに、単に無責任な臆病発言を口にして、一方的にドツかれるキャラに 描いているのは誰あるカ?」

 ……確かにその通りだな。
 ついでに、今、その口調でしゃべるキャラだと、『ネギま』で陰謀めぐらしているキャラがかぶってくる。
 その気分で記事を書いたら、ヨシモのいい部分が歪んでしまう可能性があるから、せめて番組終了まで、こちらの記事書きは待ってほしい。

ヨシモ「先送りにする理由を、うまくこじつけたアルね」

若「……それで今回は、おいらの話じゃなかったのか? どうして、時代劇や中華キャラの話になるんだ!」

 いや、中華と言えば、アッコさんも春雨のCMに出ているじゃないか。全く、関係ないわけじゃないだろう。

若「……そうやって、何でもかんでもつなげていれば、記事になると思っているだろう」

 うん。
 これも一種の芸風だよ。
 NOVAは話がよく脱線する、という指摘もあるが、脱線しても最後は元に戻すことまで意図している。
 まあ、型にはまった文章も書けないわけではないが(現に作文指導の場合はそうしている)、学術論文でもあるまいし、エンターティメント系のまったりサイトで、そこまで一本筋というのもねえ。

ヨシモ「作文指導と言えば、前回そういうことを書いていたアルね。試験の結果はもう出たのカね?」

 ああ、よく聞いてくれた。
 家庭教師をした高校生も受験した大学には通ったし、作文指導の方も、二人が関西の某有名私立高校に合格できた。
 そちらの方は、万々歳の結果だ。

ヨシモ「……意外なことだけど、実は優秀な教師だったアルか?」

 さあ(苦笑)。
 優秀かどうかはともかく、熱意と誠意は本物だと思っているけどね。それで結果が出たんだから、自分としては嬉しく思っている。まあ、結果が出せなかったら、出せるように真剣に考えて、手は打つつもりだけどね。惰性で教育はできない、と考えているから。

若「……また、脱線してきたな。これで、どうやって、話を元に戻すつもりなんだ?」

 いや、脱線はしていないさ。
 少なくとも、ぼくが現在、書きたいことは全部書いた。

若「は? 時代劇と中華キャラと、教育の話なのにか? ヤッターマンの話はどうなった?」

 ヤッターマン?
 そんなの、ブログに書いたらいいじゃないか! 

若「ちょっと待て。この記事って、『アッコさん出演記念ネタ記事』ってタイトルじゃなかったのかよ」

 へ? 
 そんなのは、ただの枕詞で、実質は「ちょっとした作者近況」の方だと思っているんだが。

ヨシモ「いや、確かに、ヨシモが『ヤッターマンの話を書きたいってわけアルね』と確認したら、当たりと言ってアルね。記事の最初の方を読み返してみなヨ」

 ……(読み返し中)……なるほどな。
 そのときは、ここでヤッターマン話を書こうと思っていたんだ。

若「……それが、『おしどり右京』とかの話をしているうちに、忘れてしまったと(拳を振り上げる)」

 (危険を察して)い、いや、別に忘れたんじゃなくてさ、やっぱりアッコさんと、若は別物でしょう? 役者と配役は、きちんと分けて考えないと……あ、お願いだからぶたないで。ぶつんなら、左脚だけは勘弁して、止めて、助けて、止めて、助けて……あああああああああああ、ゴキッ。

 (ただよう静寂)

ヨシモ「……ああ、逝っちまったカ。これで、この記事もまたしばらく中断アルね」

若「(手をパンパン払いながら)人を会話に引き込んでおいて、礼儀知らずな態度を見せるからだ」

ヨシモ(勝手に会話にしゃしゃり出てきたのは、そっちじゃないか……なんて命知らずな発言はしないのが吉ネ)

若「行くぞ、ヨシモ」

ヨシモ「へ、へい。旦那、いや、兄……じゃなくて姐御」

 ヨシモ、さわやかなBGMにのって、荒野に旅立つ。

 こうして一人の悪が散った……云々のナレーション(by芥川隆之)が入って、
 それからエンディングのバラードが流れる。
 完。

PS:教訓・芸能界の大御所は、あまり怒らせないようにしましょう。

PS2:ヤッターマン記事の方は、ブログでよろしく。

PS3:当記事はあくまでフィクションですので、そこんところを深く追及しないように。