猛虎道場


第4試合 : ドキュメント 10,10



だり〜ぃ
なんで神様最後の光臨の日に仕事せなあかんねん。
なんにも専務の設計が遅れたせいでデバッグ係はえらい迷惑や!
とりあえず日曜は仕出し弁当屋、休みやから駅前のコンビニで昼飯買うといて...


おんやぁ!社長と専務の車があるヤン!おっさんら何しに来とんねん!

西の:「おはようっす!専務、設計できてまっか!」

専務:「おう、おはよう!これでデバッグ頼むわ!」

数時間後...

専:「西の君、そろそろメシ行こか?」

西:「ごっつあんです!弁当買うてきましたけどゴチになります!」

専:「何や弁当有ったんか?用意ええな!」

西:「『弁当と怪我は自分持ち』が現場の鉄則ですから!」


数時間後

社長:「西の君、ワシ明日5時起きやから帰るわな。そっちはどんなもんや?順調か?」

西:「順調と言えば順調に...滞ってます!
まあ専務もおるんでぼちぼちやりますわ」


西の:「専務ぅ、社長明日ゴルフやから帰りましたでぇ!まあ居っても役に立ちませんが!
ところで今日の八木の引退試合、チケットは前売り無しの当日券だけの発売やねんけど、
専務ももう帰ってよろしいから僕の代わりに甲子園行ってチケット売り場に並んどってえな。
私は仕事終わってから大体7時ぐらいには甲子園に着きまっさかい!」

専:「ワシ並ぶだけか!並ぶん嫌いなんや!だいいち甲子園、ワシの家の反対方向やないか!」


5時50分頃、本日の仕事、無理やり終了

さてぇ、まだチケット残ってるんかなぁ...一応、阪神梅田駅で確認しとこ。

「すんません  コレ下さい!
あと今日の甲子園の当日券、まだ残ってますかねえ?」

「売り切れの連絡はまだ来てませんからまだ大丈夫と思いますよ!」

「よっしゃ!ほなこれから甲子園行きまっさ!」

つづく




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