梅原猛 哲学する心読了。講談社学術文庫に入っているだけあって、仏教を初めとした梅原哲学の初期の文章が集められている。 1960年代に戦後民主主義や、左傾化した知識人や、右傾化した三島などを批判し、戦争の正しい意味を求め、日本の伝統について真剣に考えていた梅原はさすがに哲学者と呼んでしかるべき人材だと思う。この人はニーチェに影響を受けているようだ。ニーチェも読んでみようと思う。