2003年12月11日(木)
日本文化を問い直す 渡辺昇一対談集

30年前に渡辺昇一氏が40代の時にいろんな人と対談をした本。
長男の文化祭に行って、図書館の古本市で10円で買った。
この後、渡辺昇一が数々の本を書くが、日本文化、英語教育、生き方、歴史などについての認識はすでにこの年代にできていると思われる。昭和50年代は、まだ、アメリカに対して、日本人が屈折した気持ちを持っていたということが随所に感じられる。今の基準で見ても、書いてあることは古くはない。多少荒っぽいが、今読んでも面白い。対談相手として山本七平も出てきているが、この人の日本軍論もこの対談で話題になっている。知り合いの人がタイムマシンで若くなって出てきたような感じ。10円は安かった。