ずっと前に買った本だが、読み出すと面白く、すぐに読めた。
要するに、英語、日本語に関係なく、わかりやすく書く、という技術が重要であり、英語の場合はちょっとその重要度が大きい、ということか。コミニケーション技術、というものが重要であり、アメリカでは中学、高校、大学で論理的な文章の書き方を習うらしい。
Society of Technical Communication という団体によると、全米で200以上の大学がライティングを中心としたTechnical Communicationのプログラムを提供しているとの事。
基礎的な文法は重要だが、メンタルモデル(人が文章からかたちづくるイメージ)を上手に作らせるためには、なるべく文章の展開を示唆し、その展開を守って書くとか、パラグラフ単位でまとめるとか、パラレリズムを使う(読み手が理解しやすいように、同じような構造のパラグラフを続けていく・・・文章が単調になっても、実務ではコミニケーション優先であり、それでよしとする)などの技術が書いてある。あと、英語で丁寧に書くにはどうしたらよいか、というところは参考になった。would like you toは使わないほうがよい、とのこと。
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