久しぶりに小説を読んだ。いい小説だった。 妻に先立たれた夫とその家族の風景を描いて、人生の意味を考えさせられる。 大切なものとは何なのか。読みやすい小説だが、奥が深い。 作品中に出てくる、父親の日記の部分がすごく効果的で面白いのと、父親の視点と作者の視点が入れ替わるのが面白い。原文はどうなっているのか、興味がある。 センチメンタルだが家族、人生、死について、示唆に富む小説だ。