本屋で立ち読みし、面白そうだったので購入。2004年5月初版本。
この手の本もけっこう買ってしまう。
米国人が使わないカタカナ英語や、日本人がおかしがちな英語の間違いを、たくさんの例を挙げて説明している。
カタカナ英語で、これは通じるのではないか、と思っていたが、トンデモ英語になってしまうものは・・・
リピーター:再犯者、常習犯、落第生という意味。
バージンロード:アメリカでは使わない(理解されない)
OK:まあ良い、というニュアンス。バッチリ、という意味はない。
トイレット:これは便器を意味し、日本のトイレの意味ではない。
ピーマン:グリーンペッパーという。ピーマンというと、pee(おしっこ)+ man(人)に聞こえる。
マンション:大邸宅のことで、4部屋や5部屋ではマンションとは言わない。
ドクターストップ:医者に立ち寄った、という意味。
マニアック:凶暴、という意味になる。
野球のヒットエンドラン:ひき逃げの意味。
サポーター:身につけるサポーターしか意味はない。
スローライフ:のろのろ歩く亀のような生き物。
などなど。
結構笑えるものもある。
また、know(知る)という単語を使うときに、僕はトム・クルーズを知っている、という意味でI
know Tom Cruise というと、トム・クルーズと知り合いである、という意味しかないので、びっくりされるとのこと。
お互いに知らなければ、knowは使えないらしい。
トム・クルーズは誰か知っているか?(Do you know who Tom Cruise is?)と聞かれたら、I know him.ということになるらしい。
お疲れさま、をYou must be tired. というと、あなたは疲れて見える、という意味になり、日本語で言う「お疲れさま」にはならない。英語にはお疲れさまに相当する言葉はないとのこと。これは何となく、言ったことがあるような気がする。こういうときは、今日は大変な(タフな)一日だったね(We had a tough day.)などというらしい。
今の日本では、英語が日常語化して、違う意味になってしまったり、リピーターのように日本でしか通じない造語になったりしている、というのがよくわかる。
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