ステファニー・プラムシリーズの4作目があまりに面白かったので、買ってあった5作目を一気読みしてしまった。
4作目で出てきた異色のキャラであった、女装のゲイのサリーを、惜しげもなく捨てて(今回は登場しない!)またいつものメンバーに戻っている。エライ作家だ。せっかくのキャラクターだったのに、もったいない。読みはじめはちょっと残念だった。
ところが、それでも面白いというのが、すごいところ。
今回から、今まで渋い脇役で出ていたプロのバウンティ・ハンターとステファニーとの関わりが盛り上がってくる。こういうのはシリーズ物の強みだろう。
解説に、どうして1作目の題名が「私」が愛したリボルバーになっているのか?という指摘があった。そうそう、その通り。ステファニーは「あたし」でないといけない。
このシリーズには、とにかく食べ物がよく出てくる。
今作ではジャンクフードが総動員され、欲求不満に陥ったステファニーがセブンイレブンでお菓子を買いまくり、食べまくるという場面が出てくる。ハンドレッドグランドのチョコバー、キットカット、スニッカーズ、ベビールース、アーモンドジョイ、リーシズのピーナツバターカップの一気食い。アメリカはチョコバーの類のお菓子がたくさんあるが、とにかく甘い。これだけ食べたら、むかむかするだろう、というのはよくわかる。
甘い物を食べまくると、ストレス解消できるという感覚は僕もあるので(ただし、これはその場しのぎだが)、読んでいて面白かった。
ここまでくると、次に進まざるを得ない。
また買いに行かないと・・・。
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