ステファニー・プラムシリーズ6作目。
あいかわらずドジな逃亡者逮捕請負人(バウンティ・ハンター)の活躍である。
今回もケッサクなキャラクターが登場する。
ずっとテレビばかり見ているテレビ狂と、何でも売り飛ばす自称ディーラーの二人組。
やけに世間じみた貧しい殺し屋の二人組。
憎めないが、しつけの悪い犬。
作者も明らかに乗ってきており、笑わすための小ネタが随所に登場する。
それでいて、本筋で手抜きしているわけではなく、ストーリーもよくできている。
ここ何作か、自分のクルマを燃やしたり爆発させたりするのも定番になってきた。
何度か銃で撃たれているが、助かっている。(当たり前か)
主役のヤンキー娘、ステファニー・プラムの魅力は、自分に正直であり、義理堅く、自分の基準の正義感を持っていること(たまには法を犯しても良い)、びびっていても強がる意地、そして何より楽天的なこと。
だんだん、本の中でステファニーがひとりで歩きだしはじめた感じである。
まだまだ行きそう。
この勢いだと、7作目、8作目も買ってこないといけない。
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