2005年3月6日
南京事件「証拠写真」を検証する 東中野修道・小林進・福永慎次郎 草思社
あんまり政治的な本のことはここに書きたくないのだが、買って読んでしまったし、簡単に紹介する。

この本は今までに1937年に日本軍が中国の南京で起こしたと言われている「大虐殺」について、証拠写真として海外も含めて紹介されている写真を一枚ずつ検証し、本当に証拠能力があるか、という事を詳細に検証したもの。
3年間をかけて検証を行った、3人の著者の努力には敬服する。

服装、季節の確認、写真の出典確認、影の位置や影の長さ、オリジナルの写真からの改竄など、色々な観点からの検証が書かれている。

結論としては、「大虐殺」を行ったという証拠になるような写真は1枚も無かった、というもの。


南京事件について知りたい方は読んでみられたら良いと思う。