2006年2月24日
赤毛のカーロッタ活躍する リンダ・バーンズ 角川文庫

リンダ・バーンズという人の本を昔に1冊読んだ。
ボストンの元警官でタクシードライバー兼探偵という主人公、カーロッタ・カーライルが印象的だったので、シリーズを読みたい、と思っていたが見つからなかったので、あきらめていた。

しかし、ステファニー・プラムのシリーズも読んでしまったので、アマゾンで検索したら、中古の書店で見つかった。
世の中便利になったものだ。本は10円だった。送料の方が高い。でも、家でパソコンを使って手に入れることができた。

カーロッタが印象的だったのは、タクシー・ドライバーという職業と、めずらしくブルースギターを弾くのが趣味、というところ。有名なブルースのミュージシャンが物語の中に出てくる。タクシーの中でもカセットをかけて、ブルースを聴く。
この女性もハードボイルドだ。

ステファニー・プラムは、ハムスターと同居しているが、カーロッタにはネコがいる。
トマス・C・カーライルという名前で電話帳に載っているネコだ。

このネコ宛に、懸賞が当たったという手紙が来る…というところから物語は始まる。

1987年当時、アイルランドで爆弾テロが多発していたという世情を含んで、カーロッタの人捜しが始まり、それが事件につながっていく。

どういうわけか、女性のハードボイルドが好きだ。

このシリーズはあまり訳されていないが、個性的な探偵で、おもしろいと思う。でも、本屋で見ることはない。
あと1冊、読むつもり。