秋篠音楽堂で生演奏を聴きながら学ぶクラシック

〜おしゃべりコンサート〜     Vol.83

デュエットの楽しみ「男と女の物語」 

リハーサル風景

2月3日(土)上記の公演を無事終了いたしました。

この公演は、私青木の高校時代からの声楽の師匠である小林正夫先生の奥様、ピアニストの小林かずみさんが、プロデュースされているもので、毎回いろいろなゲストが、様々なテーマにより構成するレクチャーコンサートです。私たちは2005年の「狂言師vsオペラ歌手」に続いて、2度目の出演となりました。

今回、独唱は無し。オペラ以外はすべて二重唱という次のようなプログラムを組んでみました。

 

     ♪わが願いはこの愛すべてを/メンデルスゾーン

     ♪この胸焦す恋の悩みを(フィガロの結婚)/モーツァルト

     ♪君の手を取り(ドン・ジョヴァンニ)/モーツァルト

     ♪パパパの二重唱(魔笛)/モーツァルト

     ♪「風がおもてで呼んでいる」(宮沢賢治の詩による二重唱)/萩京子

      1.馬 2.林と思想 3.かはばた 4.電車 5.風がおもてで呼んでいる 6.丁丁丁丁丁 7.まなこをひらけば四月の風が

                休      憩

     ♪オペラ『電話』〜愛の三角関係〜 / メノッティ 

出演町田百々子(ソプラノ)、青木耕平(ベン)、矢崎真理(ピアノ)ご案内:小林かずみ

 

モーツァルトのオペラの解説や、宮沢賢治の詩の朗読、作品解説を交えて約2時間にわたる公演でした。

今回のメインプログラムであるオペラ『電話』の作曲者G.C.メノッティが、前々日95歳で亡くなったことを前日の夕刊で知りました。

メノッティの作品には学生時代から数多く親しんできた私にとって、何か奇妙な縁を感じる公演になりました。世界で最初の追悼公演だったかもしれません。

台本・作曲ジャン・カルロ・メノッティ

オペラ『電話』または愛の三角関係

ルーシー:町田百々子、ベン:青木耕平、ピアノ:矢崎真理、舞台監督:角田奈緒子(ザ・スタッフ)

電話大好きのルーシーの所へ・・・

ボーイフレンドのベンがプレゼントを持ってやってくる。

ベンは大事な話を切り出そうとするが、ルーシーは電話をやめようとしない。

必死に止めようとするベンを振り切ってルーシーはまた電話を・・・

意を決したベンは荷物を持って外へ・・・

外の公衆電話からプロポーズ。電話越しに愛の二重唱。

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