やっぱ実演? 〜2014年〜
僕が行った2014年の演奏会の感想です。
<4>12月30日 第九シンフォニーの夕べ
曲目
ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱」
指揮
ユベール・スダーン
管弦楽
大阪フィルハーモニー交響楽団
場所
大阪 ザ・シンフォニーホール
♪なんと!今年は4回しかコンサートに行ってない!
今年も年末恒例大フィルの「第九シンフォニーの夕べ」に行ってきました。例のごとく、批評のような感想はなしですが・・・。
スダーンは聴いたことがなかったのだけど、なかなか重厚な演奏をする指揮者なんですね。第九シンフォニーに行き始めて何年か経ちますが、朝比奈隆が亡くなってからは第九シンフォニーの夕べの指揮者ってその年々で代わるようになって、指揮者が広上淳一のとき以来の近年にないすごいよかった演奏だったと思います。合唱団もなんかすごい気合入ってました。福井さん、すごいなぁ。第九終演後の合唱団の「蛍の光」もよかったです。
スダーンのCD買お(笑)。
<3>11月1日 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 2014日本公演
曲目
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集 「調和の霊感」op.3より 第10番RV580
モーツァルト:交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425
チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 op.64
アンコール
プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」から「タイボルトの死」
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
指揮
ズービン・メータ
管弦楽
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
場所
大阪 ザ・シンフォニーホール
♪トロンボーン&テューバ軍団は、ヴィヴァルディとモーツァルトは出番がないので、舞台にも上がっていなかった。だから、休憩時に出てきてロングトーンとか音出しをやっていたのだが、これがまたいい音してるのよ。
それはそうと、演奏はどうだったかと言うと、すばらしい!どう素晴らしかったかと言うと・・・あのね、もう言葉にならないくらい。ほぼ完璧。実演というと熱い演奏なんていうけど、熱い熱くないのレベルじゃない。とにかく完璧。もう泣いちゃうかもって思ったくらい。
すいません、言葉が見つかりません。とにかくめちゃくちゃよかったです。
<2>10月11日 マリインスキー歌劇場管弦楽団 日本公演
曲目
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1919年組曲版)
マーラー:交響曲第5番
指揮
ワレリー・ゲルギエフ
管弦楽
マリインスキー歌劇場管弦楽団
場所
大阪シンフォニーホール
♪ひさしぶりにゲルギエフを聴きに行った。適度に老化してて(笑)、以前のようなカリスマ性もなくなっていた気がする。(まぁ、当然と言えば当然なのだが。)ウィーン・フィルとのザルツブルク音楽祭でやったときの「火の鳥」(全曲版、TDKからDVDも発売)はすごくて、最後でオケも疲れているんだろうなと思っていたら、まさかの、これでもかこれでもかと言わんばかりにオケを煽るゲルギエフの映像が映し出されています。それに比べて当夜の演奏はちょっと大人しい。ロシアのオケだから熱い演奏か?と思っていたので少々肩すかし。マーラーも後半に入るとじゃかじゃかしていたが、いわゆる爆演とはほど遠い。まぁ僕の体調がいまいちということもあって、演奏にいまいちのめりこめなかったから、ということもあったのかもしれないが。
<1>6月30日 ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団 大阪公演
曲目
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」から序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
指揮
小林研一郎
管弦楽
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
ソリスト
ヴァイオリン:千住真理子
アンコール
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第5番
場所
フェスティバルホール
♪チケットに記載されてる座席は7列目。ちょうどいいと思っていたら、なんと最前列は6列目。要は2列目なのである!ちょっと前過ぎるやろぉと思うとともに、よぎったのは数年前のフェスティバルホール(新しくなる前の)の「千人の交響曲」。そのときも指揮はコバケン。座席もたしか1列目でしかも端。コントラバスの背中しか見えなかった。合唱団なんかどこにいたの?みたいな(笑)。
これまた、数年前にコバケンの「悲愴」を聴いた。これもフェスティバルホールの「名曲コンサート」。そのときもコバケン節全開だったけど当夜の「悲愴」もそう。ブラームスもコバケン節全開。自分で言ってるんだから仕方がない。あんな演奏されたら感動しないわけがない。あいかわらず、千住真理子も上手いし。今年最初の演奏会にして大感動!!