<睦月>

建てるぞ、この野郎!

実家(神戸)を建て直さないとしゃれにならん状況でしたが、建物だけを建てればいいので費用も少なくて済みそうだし以前からちょくちょくそういう話はありました。あとは思い切りだけだったのですが、お正月に帰省したときに、
 
僕:「この家建て直すぞ」
 弟:「おう」

といとも簡単に建て直すことが決まってしまいました(笑)母親は以前から建て直すことには賛成だったようです。


一旦外に出ないといけないお風呂と無理やり増築したトイレ

ここで簡単にいまの実家の現状を。
土地は49坪。ここに母屋と離れ(?)と、小さい庭があります。母屋には祖母とおじが住んでいました。離れ(?)は6畳+4畳半と小さく、ここに僕達4人家族が住んでいました。昨年父親が亡くなり、震災の年におじが亡くなり、そのはるか前に祖母が亡くなり、僕達家族は母屋に移ったのですが、子供2人はそれぞれ一人暮らしをはじめ、現在では母親だけが母屋に住んでるといった状況です。ただ、お風呂は昔から離れにしかなかったので(!)母屋から離れに行かなくてはなりません(しかも母屋と離れはつながっていないため、一旦外へ出ないといけない!)。僕も帰省してお風呂に入るときは当然一旦外へ出ないといけませんが、この時期は非常につらい。
トイレは母屋と離れに両方ともありますが、以前は母屋にはなかった!庭に母屋のトイレ(専用建物)があり、昔は祖母などはわざわざトイレに行くのも一旦外へ出なければなりませんでした。昔はこのようなスタイルが多かったらしいですが。で、祖母が母屋の屋根を瓦にしたときに一緒にトイレを作ったんですが、そんなスペースがない。仕方なく居間(?)のテレビの裏しか作ることが出来なくて、結果的に玄関の横にトイレを無理矢理作りました。でもテレビの裏なので入り口は狭いし使い勝手は悪いし・・・。

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現在の実家(母屋)。屋根をトタンから瓦にしたためその重みで中の建具が動かないことも。

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はなれ。写真左側に浴室があり、母屋は浴室がないので左隅の扉から母屋に向かって「お風呂空いたで」と叫んでいた。その扉もいまは開かれることもない。 はなれの前、写真右隅にかって母屋のトイレがあった。 玄関の横に無理やり増築した母屋のトイレ。居間とトイレの間はわずか30センチもない!

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母屋の裏口。玄関もそうだが上がり口は異常なほど高い。高床式住居か!


住宅展示場へ行く(冷やかし編)

ということで、しゃれにならない状況も加えて、実家を建て直すことになりました。いまの敷地を弟と半分に分割して、それぞれ家を建てます。だから土地はそれぞれ約25坪づつ。そうなるとどんな間取りにしようか、どこのメーカで建てたらいいのか、ローンのことやなんやかんやで頭の中は先走り状態。親戚に設計士がいるので家作りのことはなんにもわからないので相談してみました。といっても「家」ではなく「学校」などの設計をやっているのですが、まぁいろんなことを教えてもらいました。
で、とりあえず住宅展示場へ行ってみようと思ったのですが、僕が住んでいるのは建て替えを検討している実家からは400キロ以上も離れている。
ほとんど冷やかし同然なんだけど、とりあえず現物が見たいので住宅展示場へ赴いた。あまり人がいないのでやぱり不況だから家を建てる人がいないのかと思っていたら、すでにモデルハウスの中を見学している家族連れがちらほら。不況と言っても住宅ローンとかの金利も低いもんね。僕もこわごわとモデルハウスの中に入ってみる。なぜかこわごわなのである。モデルハウスってやっぱきれいじゃないですか。それにモデルハウスと言えどもやっぱ他人の家に入るって感覚があって、
 
僕:「ちょっと見せてもらいますぅ」
って恐縮しながら入っていく。特に畳の部屋だと入っちゃいけないような気がして。入ると(どこもそうだが)まず受付お願いしますと来る。受付らしい受付はないのだが要はアンケートに答えてくれということだ。そのアンケートをもとにDMやら訪問したりとか営業展開するわけだから向こうも必死である。そのアンケートに答えなきゃその先すら行けない。こちらとしてはちょっと見せてもらうだけでいいのに、こっちで建てるわけじゃないのになんだか悪いなぁと、
余計に恐縮しながら、
 僕:「あ、神戸で建てるんですが・・・」、
 営業:「まぁ、それでも書いてください」
とアンケートに記入する。こういうアンケートってうそが書けないんだなぁ。冷やかし同然だから全然うそっぱちの名前や住所を書いとけば、DMとかしつこい営業攻勢もかわせるんだけど・・・。で、まじめにアンケートに答えてフラフラっと歩き出すと、
 
営業:「この家を案内させてもらいます○○です、よろしく」
ってモデルハウスの紹介や間取りが書いた冊子を渡して案内してくれる。
「おお!こんなのまで用意してるのか!」まぁこんなのはあたりまえのことかも知れないが、はじめて来たのでびっくりである。(中には案内なしもメーカーもあったが、やはりそれはそれでさみしい(笑))で、せっかくついて来てくれるんだから、疑問等も素直に質問して。こっちでは建てないってことちもゃんと言ってあるわけだし、わからないことはどんどん聞いたらいいよね、というわけで、
 僕:「ここはオール電化ですか?」、「坪単価はいくらですか?」、「電気給湯器は追い炊き出来る?」等など。
一番驚いたのは近頃の家ってのは廊下がないってこと。階段もリビングと通らないと登れないっていう「リビング階段」が多い。できるだけ仕切りをなくしてオープンな感じを出そうとしている。家族の中の会話重視ってことですね。でも、そうしたら入っていきなりリビングとかだったら誰か来た時に寝てたりするとやばいんじゃない?なんて思ってしまった。僕の考え方が古いのか?なるほどモデルハウスは人に見られてなんぼだし、そのメーカーのPRになるわけなんだから作りも豪華。もちろんモデルハウス特有のスペースもあるし、こんな部屋はいらんやろっていうスペースもある。
 僕:「この家でなんぼくらいするの?」って聞いてみたら、
 営業:「5〜6千万」

「そんな家建てれるかぁ!」

思わず唖然としてしまった。渡辺篤史の「建てもの探訪」じゃないんから。(あれっておもしろいんだけど、いかんせんこっちでは土曜の朝7時からなんだよね。寝てるっちゅうねん)あ、そうそう、今年の大河ドラマの「武蔵」はつまんないので、「大改造!!劇的ビフォー・アフター」を見るようになりました(笑)

一番好感が持てた営業さんがいたのが○井ホームのモデルハウス。神戸で建てるからそこまでしてくれなくてもいいですよって言ってるのに、いろんな資料を出してきて自分の会社のPR以外のことも親切に教えてくれました。なんだか悪いなぁってもっと恐縮しちゃいました。入りたての若い営業さんのようでかなり力入れててくれました。もし、神戸で○井ホームで建てることになったらその営業さんによくしてもらったとか名前を出すつもりです。
で、展示場でもらったパンフとかを持って帰って眺めたり
「ieLinks」という家作り応援サイトをはじめ、サイトインターネットでいろいろ見て勉強したりしています。ただ問題なのは、ここはADSLとかケーブルTVとかそういうのがない!だから電話代が気になっちゃうからいまだにテレホしかつなげないという・・・^^;