<如月>
かねがね思っていたことなのだが、渡辺篤志の「建てもの探訪」の渡辺篤志に髭は似合わない。あれでは威厳が出るどころか完全に三枚目キャラではないか。「俺たちは天使だ!」のNAVI役のころが懐かしい。
CADで図面を引く。
とりあえず実家を建て直す方向で動き出しました。いろんなサイトなどで見てとりあえず3社ほどの住宅メーカーに見積もりを出してもらってそれを比較検討して1社に決める。もちろん比較検討するのだから共通の提案をしなければならない。一番いいのは間取りを書いて、だいたいこんな感じを考えているんですが、と提示する。手っ取り早く言うと「こんな感じの家を建てたいんやけどあんたとこはなんぼかかる?」というわけ。具体的な仕様などはその後になると思うが、実は簡単な図面であれば引けるのである。前の職場の部署が施設関係のをしている所だったので、CADは少しなら使えるのである。CADというのは、建築屋さんとか設計屋さんがパソコンで図面を引くソフトです。もちろん到底専門家が引く図面の足元にもおよばないが、平面図ぐらいだったらCADで引くことが出来る。CADにもいろいろあるらしいが僕が使うことが出来るのは「HO_CAD」。前の部署に居たときは「JW_CAD]というのを使っていて、その頃はDOS上でしか動かなくて、おまけに白黒だった。その後カラーになったり、windows上で使えるようになったりとヴァージョンアップしていった。そのうちに「HO_CAD]も出た。当初うまくプリントされないとかの状況から「HO_CAD]を使うようなった。このソフト、なかなか優れものなのだがなんとフリーソフトである!使い方はすぐに慣れるのでご存知でない方は一度使ってみては?CAD関係のサイトは→「建築資料館」
いきなり暗礁に乗り上げる。
CADで図面を引いて、住宅展示場に行って候補のメーカーの営業さんにアポをとって図面を見せて見積もりを出してもらう。この作業を当初は2月にしようと思っていたのだが、まだ住宅展示場に行く前の段階でいきねり暗礁に乗り上げてしまった。当初は実家のある敷地(160平米)を僕と弟と2分割してそれぞれに1軒ずつ家を建てる計画であった。以下は簡単に図で表そう。
<現在の状況>
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<案1> 敷地を2分割してそれぞれに家を建てる。
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<案2> 住宅金融公庫の融資を受けるには100平米以上の敷地があることが条件。ということは土地を2分割にすると銀行に比べ金利等が有利な公庫の融資は受けられない。公庫の融資を使用するなら敷地を100以上平米にし、一つの敷地に一つの建屋にしなければならない。この場合、1Fは僕(母含む)、2Fは弟が住むように計画を見直す必要がある。
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<案3>敷地は分割せずに建物は2軒建てる。2つの建物は廊下等でつなげ、あくまでも一つの建物ということにする。
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「一つの敷地に一つの建屋」というのは建築基準法の原則です。建物を建てるには事前に建築確認申請をし、申請が降りれば建てる事が出来る。確認申請は建築基準法に沿って行われるから、公庫の融資を受けるためだけでなく「一つの敷地に一つの建屋」の原則を守らなければならない。上記の<案1>〜<案3>は確認申請が降りるためにも検討が必要です。僕としては<案1>がいいんだが(この時点で公庫のローンを受けることは残念だが考えてはいない)・・・しかし、暗礁に乗り上げたのはこのことではではなかった!
弟がお金を借りることが出来なくなってしまったのである。公庫にしろ銀行にしろローンを受けられないだろう立場になってしまった。犯罪をしたとか社会的信用を失墜したとかというわけではないが。
完全に返済能力がなくなったということではないが、まぁ状況としてローンを組むことが出来なくなってしまった。ということは僕が一番希望していた<案1>の実現が難しくなってしまった。<案1>を実現させるには、弟のローンの分を僕が借りて返して行かなくてはならない。もちろん弟からは当該返済分は返してもらうわけだが、果たしていくら身内だと言え、銀行はお金を貸してくれるのだろうか?貸してくれれば問題はないのだが、もしもの時のために次のようなプランが浮上してきた。
<案1>の状態で、土地はそれぞれの名義。建屋は2軒とも僕の名義。
ということならば、僕が2軒家を建てるのだからローンは2軒分借りられるだろうし、「一つの敷地に一つの建屋」の原則も満たすことが出来る。しかし、デメリットがある。弟の土地に僕が家(弟が住む)を建てるのだから、僕が弟の土地を借りる形になる。弟と借地契約を結ばなければならない。
弟は僕が建てた家に住むことになるので、弟と借家契約を結ばなければならない。そうしないと後で税務署からたくさん税金を取られるらしい。やれやれ。
やっと動き出す
ハウスメーカーと話し合いをするときには、いくらぐらいで家が建つか見積もりを出してもらう他に、資金計画等も打ち合わすことになる。上記のような問題をどうやってクリアされるかどうかも、どこの業者と契約するのかの判断材料になる。もちろん上記のような問題の相談もする。というわけでとりあえず動こう。相談していい案を出してクリアするのと同時に契約の判断材料も出てくる、要は一石二鳥である。
上記のような問題が浮かび上がりはたして家は建つのか?お金が借りれなくなったり確認申請が降りなくなってしまってはいくら計画してもなんにもならない、ということでは「しゃれにもならん」ということで、いくら自分たちで悩んでも仕方がない、埒が明かないので専門家に聞いたみたほうが良いという事で、ハウスメーカーに建て替えの話をすることにした。とりあえず動き出したのである。2月の中旬にハウスメーカーの営業さんに家に来てもらって最初の打ち合わせをした。詳しいことはまた来月の日記に・・・。