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ファイティング・ファンタジー

の部屋


基本シリーズ(社会思想社刊)
タイトル 作者 訳者 初版発売期
火吹山の魔法使い スティーブ・ジャクソン
イアン・リビングストン
浅羽莢子 84.12.30
バルサスの要塞 スティーブ・ジャクソン 浅羽莢子 85.4.25
運命の森 イアン・リビングストン 松坂健 85.7.25
さまよえる宇宙船 スティーブ・ジャクソン 浅羽莢子 85.9.20
盗賊都市 イアン・リビングストン 喜多元子 85.10.20
死のワナの地下迷宮 イアン・リビングストン 喜多元子 85.11.20
トカゲ王の島 イアン・リビングストン 松坂健 85.12.10
サソリ沼の迷路 スティーブ・ジャクソン(米) 大村美根子 86.2.21
雪の魔女の洞窟 イアン・リビングストン 浅羽莢子 86.4.25
10 地獄の館 スティーブ・ジャクソン 安田均 86.6.25
11 死神の首飾り ジェイミー・トムソン
マーク・スミス
松坂健 86.8.25
12 宇宙の暗殺者 アンドリュー・チャップマン 酒井昭伸 86.10.25
13 フリーウェイの戦士 イアン・リビングストン 佐脇洋平 86.12.25
14 恐怖の神殿 イアン・リビングストン 浅羽莢子 87.1.30
15 宇宙の連邦捜査官 アンドリュー・チャップマン 久志本克己 87.2.25
16 海賊船バンシー号 アンドリュー・チャップマン 鎌田三平 87.3.25
17 サイボーグを倒せ スティーブ・ジャクソン 坂井星之 87.4.25
18 電脳破壊作戦 ロビン・ウォーターフィールド 酒井昭伸 87.5.25
19 深海の悪魔 スティーブ・ジャクソン(米) 鎌田三平 87.6.25
20 サムライの剣 ジェイミー・トムソン
マーク・スミス
松坂健 87.7.25
21 迷宮探検競技 イアン・リビングストン 喜多元子 87.8.25
22 ロボット コマンドゥ スティーブ・ジャクソン(米) 安田均 87.10.25
23 仮面の破壊者 ロビン・ウォーターフィールド 坂井星之 87.11.25
24 モンスター誕生 スティーブ・ジャクソン 安田均 88.3.30
25 ナイトメア キャッスル ピーター・ダービル・エバンス 柿沼瑛子 88.5.30
26 甦る妖術使い イアン・リビングストン 多摩豊 88.7.30
27 スターストライダー ルーク・シャープ 坂井星之 88.9.30
28 恐怖の幻影 ロビン・ウォーターフィールド 安田均
深田宏
89.4.30
29 真夜中の盗賊 グリーム・ディビス 多摩豊 89.4.30
30 悪霊の洞窟 ルーク・シャープ 佐脇洋平 89.9.30
31 最後の戦士 マーク・ガスコイン 坂井星之 89.10.30
32 奈落の帝王 ポール・メイソン
スティーブ・ウィリアムズ
斎藤ひろみ 90.3.30
33 天空要塞アーロック マーティン・アレン 坂井星之 91.5.30

●ちょっとしたコメント:
 改めて、本棚のFFシリーズをチェックしていて、その刊行ペースの早さにビックリします。84年末に第1巻『火吹山の魔法使い』が出てから、85年に6冊、86年に6冊、87年に10冊と、NOVAの高校時代はまさに、ゲームブックの最盛期とともにあったんだなあ、と実感。
 87年末に、ソロプレイ重視のTRPG『T&T』が、社会思想社から出版されたため、刊行ペースは落ちますが、それでも88、89年は4冊ずつ。
 でも、そこで急速にペースダウン。『最後の戦士』なんて、「本当にこれでFFの最後?」と思いましたからねえ。
 本国イギリスでは、この後も出版は続いているのですが、題名だけでも、いずれリストアップします。

 

ソーサリーシリーズ(東京創元社刊)
タイトル 作者 訳者 初版発売期
魔法使いの丘 スティーブ・ジャクソン 安藤由紀子 85.7.12
城塞都市カーレ スティーブ・ジャクソン 中川法江 85.8.10
七匹の大蛇 スティーブ・ジャクソン 成川裕子 85.9.10
王たちの冠 スティーブ・ジャクソン 高田恵子 85.10.10

●ちょっとしたコメント:
 4冊に及ぶ長編冒険ゲームブックです。
 今、見て驚くのは、1月に1冊ずつの驚異的な刊行ペースですね。
 訳者が全部違うのも、ゲームブックだから許されるのか、と思います。
 この作品をきっかけに、創元推理文庫からもゲームブックが次から次へと出版されて、鈴木直人氏の「ドルアーガ3部作」などの傑作も出ました。
 来年(2003年)には、このソーサリーシリーズが復刻されるそうだけど、今から楽しみに待ってましょう。気になるのは、創元社の訳がそのまま使われるのか、それとも改訳されるのかってところ。

 

二人用ゲームブック(社会思想社刊)
タイトル 作者 訳者 初版発売期
王子の対決 アンドリュー・チャップマン
マーティン・アレン
深田宏 87.9.25

●ちょっとしたコメント:
 FFシリーズの中では、分類の難しい作品です。
 2冊組のゲームブックで、戦士クローヴィスと弟の魔法使いロタールの2人の王子が、共闘・対立しながら、王位獲得の聖なる宝石を捜し求めるストーリーです。

 

RPGシリーズ(社会思想社刊)
(ただし1のみ東京創元社)
整理番号 タイトル 作者 訳者 初版発売期
ファイティングファンタジー
(RPGルールブック)
スティーブ・ジャクソン 本田成二 85年末(?)
モンスター事典 マーク・ガスコイン編 浅羽莢子 86.10.30
タイタン
−FFの世界−
(ワールド・ガイド)
マーク・ガスコイン編 安田均 90.1.30
謎かけ盗賊
(RPGシナリオ集)
ポール・メイソン
スティーブ・ウィリアムズ
本田成二 90.2.28
アドバンスト
ファイティングファンタジー
(上巻)
マーク・ガスコイン
ピート・タムリン
安田均 90.12.30
アドバンスト
ファイティングファンタジー
(下巻)
91.2.28

●ちょっとしたコメント:
 テーブルトークRPG関連の翻訳版資料です。
 モンスター事典の後、時間が空いているのは、社会思想社が、T&Tに力を入れていたためでしょうね。90年に急にタイタンが出版されたのは、前年に「Dungeoneer」の名前で、「AFF」ルールブックが出版されたため、社会思想社が改めて、FFシリーズの再展開を考えたからだそうです。
 でも、AFFの後、社会思想社は「ウォーハンマー」RPGに展開を変更。結局、91年でFF日本語版の展開はストップしてしまいます。

 

日本オリジナル展開(社会思想社刊)
整理番号 タイトル 作者 初版発売期
FFゲームブックの楽しみ方
(FFシリーズ解説本)
安田均 90.8.30
タンタロンの立方体
(AFFシナリオ集)
下村家恵子
江川晃
白川剛
91.5.30
タイタンふたたび
(AFFリプレイ集)
山本弘 91.12.31

●ちょっとしたコメント:
 90年のFFシリーズ再展開に際して、サポート雑誌「ウォーロック」誌上でも、FF特集が大々的に組まれました。
 1番は、ゲームブックの解説本として、NOVAが非常に面白いと思っている傑作本。「ウォーロック」誌に掲載されたコラムをまとめたものです。
 2番は、日本オリジナルのシナリオ集です。
 3番は、最近、このサイトでも話題にしていた、と学会会長のリプレイ本。これも「ウォーロック」誌の連載をまとめたもの。事実上、この本が「最後のFF単行本」になってしまったのが残念です。
 本当は、この後、続編が友野詳ゲームマスターによって連載されていたんですが、そちらは単行本にまとまらなかった幻の作品になっています。コンプティークに連載されていた「ロードス島戦記T」「ロードス島戦記U」と並んで、「日本3大幻の傑作リプレイ」とNOVAは勝手に呼んでいます(^^;)。

 FFシリーズは、この他に、パズル本の『タンタロンの12の難題』が含まれます。
 2003年の「ソーサリー」復活に際して、また、これらの作品について、注目が集まればなあ、なんて思ってます。

 

おまけ・未訳FFシリーズ・リスト
タイトル 作者 舞台
34 Stealer of Souls キース・マーティン アランシア
35 Daggers of Darkness ルーク・シャープ クール
36 Armies of Death イアン・リビングストン アランシア
37 Portal of Evil ピーター・ダービル・エバンス クール
38 Vault of the Vampire キース・マーティン 旧世界
39 Fangs of Fury ルーク・シャープ クール
40 Dead of Night ジム・バンブラ
スティーブン・ハンド
旧世界
41 Master of Chaos キース・マーティン クール
42 Black Vein Prophecy ポール・メイソン
スティーブ・ウィリアムズ
クール
43 The Keep of
 the Lich-Lord
デイブ・モーリス
ジェイミー・トムソン
クール
44 Legend of the
 Shadow Warriors
スティーブン・ハンド 旧世界
45 Spectral Stalkers ピーター・ダービル・エバンス 宇宙SF
46 Tower of Destruction キース・マーティン アランシア
47 The Crimson Tide ポール・メイソン クール
48 Moonrunner スティーブン・ハンド 旧世界
49 Siege of Sardath キース・P・フィリップス アランシア
50 Return to
 Firetop Mountain
イアン・リビングストン アランシア
51 Island of the Undead キース・マーティン アランシア
52 Night Dragon キース・マーティン アランシア
53 Spellbreaker ジョナサン・グリーン 旧世界
54 Legend of Zagor イアン・リビングストン Amarillia
55 Deathmoor ロビン・ウォーターフィールド クール
56 Knights of Doom ジョナサン・グリーン 旧世界
57 Mage Hunter ポール・メイソン アランシア
58 Revenge of the Vampire キース・マーティン 旧世界
59 Curse of the Mummy ジョナサン・グリーン アランシア

●ちょっとしたコメント:
 作者の名前でやたらと目につくのが、「キース・マーティン」です。題名から類推すると、何だか、ホラー関連の作品をやたらと書いているような気がします。
 それと気になるタイトルは、イアン・リビングストンの書いた50番と、54番か。
 50番って、「火吹き山への帰還」って題名は、FFファンなら絶対に気になるでしょう。
 54番の「ザゴール伝説」もいい。ちなみに、ザゴールってのは「火吹き山の魔法使い」の名前です。
 54番では、タイタン世界とは違うAmarilliaって別世界での作品です。
 イアン・リビングストンは、この後、Amarilliaを舞台に「ザゴール年代記」って4部作を書いてるみたい。作品名は「Firestorm」「Darkthrone」「Skullcrag」「Demonlord」。

 この世界も追跡しつづけると、相当、奥が深そうなので、これぐらいにしておくけど、パワーレンジャーの時と同じで、いろいろと調べることに病みつきになりそうな気がするなあ(^^;)