能勢路を行けば棚田に当たった

<長谷(ながたに)の棚田>

大阪府の最北部豊能郡能勢町長谷に、棚田百選の1つ長谷の棚田があります
兵庫県川辺郡猪名川町と大阪府豊能郡能勢町の境にある標高564mの三草山の頂上近くまで届く棚田は、約70戸の集落の長谷地区にあり、面積約30ha、約550枚の広大な棚田が広がっています
一番高い所の田と一番低い所の田の標高差は約200mあります
水源らしき物は何も見当たらない不思議な田んぼです
地元の方に聞くと、その昔火山活動で出来た三草山は、その収束で溶岩が陥没して地下に空洞が出来、長年をかけて雨水が溜まって池状になっているそうです
畦畔は多くは土坡ですが、一部には石垣が組まれて、ところどころに穴が開いていて、ガマという排水用設備となって田んぼに給水しています
農業土木の文化遺産ともいえる「ガマ」の構造は、急峻な渓流を石積みを以て囲い、その上に耕土を置いて棚田とした地下排水溝であり、その築造年代は文禄年代(1591年)以前に遡るそうです
箕面大滝の

    オオサンショウウオ
柴合(ゆうだ)の西鏡寺
後醍醐天皇の頃に創建
箕面から東能勢へ、長谷の棚田と新緑ドライブでした