− エピローグ − 「ほえっ、ここが?」 「ああ。ここが≪キャットストリート≫だ」 「ほえ〜っ、ぜんぜん変わっちゃったんだね〜〜」 「地区再開発計画で、ずいぶん縮小されたからな。 ≪バードストリート≫も移転して、今は≪バードガーデン≫と呼ばれてる」 「ふぅん…。じゃ、あの古い井戸も、もうないの?」 「ああ。でも、その方がいい。 異空間への入り口なんて物騒なもの、行方不明者が続出するだけだからな」 「そっか…。街も、どんどん変っちゃうんだね」 「…そうだな」 「ほえ?小狼くん、なんで笑ってるの??」 「べつに」 「笑ってるよぉ!」 「笑ってない」 「笑ってるもん!ぜったい!!」 「笑ってないって…。ほら、よそ見してると、また転ぶぞ。…さくら」 − 終 − ≪TextTop≫ ≪Top≫ *************************************** 最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。 エピロ-グについてはセリフのみとし、敢えて時間を設定しておりません。 二人の年齢等、お好みのシチュエ−ションを御想像くださいませv さて、このテキストでは 1.さくらちゃんにも“かあああっ”となる小狼君 2.後半でも出番のある小狼君 3.香港での小狼君の生活と李家の人々 …を書きたいと思っていました。 「劇場版(1)」に不満があるというワケではないのですが、『こうだったらいいな〜♪』という ドリ−夢は色々あったりしまして、それを書き連ねていくとこういう形に…。(汗) 視点を小狼君と李家の人々に集めたため、判り難いテキストだったかと思います。 それでも思い入れのある話ですので、リライト作業をしていても凄く懐かしくなりました。 やっぱり私は「劇場版(1)」も「カードキャプターさくら」という作品も小狼君も大好きです。 (初出01.5〜8 「友枝小学校へようこそ!」様は、既に閉鎖しておられます。) |