“はじめて”って?



友枝中学校にて。
女の子達の会話。


利 佳「じゃあ千春ちゃんのファ−ストキスって、幼稚園の時だったの?」

千 春「え−、でもキスっていってもぉ、ふざけてテレビのマネしてただけだからぁ〜」

知 世「お相手は、やはり山崎君ですのね?」

奈緒子「ねぇねぇ、どんなカンジだった〜?」

千 春「どんなって…。ふにゃっとしてて、やわらかいなあって。(/////)」

奈緒子「≪マシュマロみたい≫っていうの〜?」


その会話を聞きながら、さくら回想スタ−ト>


さ く ら『小狼くん…(/////)』

小 狼『さくら…(/////)』


 ……ガチッツ!!


さ く ら『っつ〜!?いっ、痛いよおぉ〜〜』

小 狼『さくら…。歯、食いしばってたらぶつかるのは当たり前だろ?』

さ く ら『はうう〜。だって、はじめてなんだもん。そんなのわかんないよぉ〜。
     小狼くんは、≪はじめて≫じゃなかったの〜〜?(ジト目)』

小 狼『おっ、おれだって≪はじめて≫だけど…。
     そんなの、考えたら判るだろ?(///かあああ///)』


千 春「ねぇねぇ!!さくらちゃんはどうなのよ、李くんと♪」

さ く ら「ほ、ほえ?」


>さくら、回想強制終了。


奈緒子「だから、≪はじめて≫の時ってどんなカンジだったの〜?」

さ く ら「…えっとね、≪はじめて≫の時はね……すっごく≪痛かった≫の(/////)」

一 同「………(沈黙)………。」

さ く ら「ほえ?」

知 世「…李君…。私達、まだ中学生ですのよっ!!
     それは早すぎますわぁあ〜〜!!!」

さ く ら「と、知世ちゃん!?どこいくの〜〜」


走り去る知世、追うさくら。
そして、残された三人。


利 佳「わたし、あの二人ってもっと奥手だと思ってたわ」

奈緒子「李君って、意外と手が早かったんだね〜」

千 春「やっぱり≪国際恋愛≫は違うよね−」



                                   − 終 −


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