link メリ−号の甲板の上で よく晴れた青空の下で みんなが、声を揃えて言ってくれた。 「「「「「「Happy Birthday!!」」」」」」 ルフィさんは、ご馳走の山から大きな骨付き肉を二つ掴んで、その一つを私にくれた。 大きな方のお肉をくれたから、私もみんなも、とても驚いた。 ナミさんは、リボンを結んだバスケットに一杯のみかんをくれた。 鮮やかな夕陽の色からは、ナミさんと同じ甘酸っぱい香りがした。 サンジさんは、くるくる踊りながら大きなケ−キを運んでくれた。 三段重ねになっていて、17本のキャンドルが揺れていた。 ウソップさんは、手作りの額縁に入った絵をくれた。 颯爽とカル−に乗る私は、実物よりもちょっと美人で照れてしまった。 トニ−君は、特別に調合したハ−ブティ−をくれた。 小さな丸い葉っぱの塊をお湯に入れると、カップの中が綺麗な青紫色に染まった。 Mr.ブシド−は、私は何も無くても気にしないのに、みんなに文句を言われて刀を抜いた。 鉄の砲弾がリンゴのように六等分されて、凄いかくし芸だと感心した。 そしたら、ルフィさんが並べられた料理を一瞬で消す“かくし芸”をすると言い、 口の中に隠すな!!と、ナミさんとサンジさんが怒って、 ウソップさんはいつものように“キャプテン・ウソップ応援歌”を大声で歌って、 トニ−君は歌に合わせて腰から下で踊って、 ブシド−はカル−を枕に鼾をかいていた。 とても、楽しかった。 とても、嬉しかった。 みんなに誕生日をお祝いしてもらえるなんて。 そんな日が来るなんて、思わなくて。 でも、聞き覚えのある声に、息が止まった。 「私からのお祝いなんて、貴女は喜ばないでしょうね」 振り向いた視線の先には、船縁に背を預ける黒髪の女。 笑ってないのに細められた、その眸を凝視する。 何かを、言ってやりたいのに。 何かを、言わなければならないのに。 その場に凍りついたように言葉を返せない私に、薄い唇が開かれる。 「ああ、そうだわ。一つだけあった。 私に出来ることで、貴女が喜ぶこと」 そうして、ふわりと。 まるで羽根が生えたように彼女は船縁を乗り越えた。 ……え? バシャン 人一人が、海に落ちる音。 いつかのように、大きな亀が待っていたんじゃない。 キラキラと陽の光に輝く海面に、浮かんでくるものはない。 …なのに、みんな何事もなかったように笑っている。 「うぼおぉ、ずげェな゛あ゛ぁ〜!!」 ルフィさんが、肉を頬張りながら言う。 「これでもう、問題ねぇだろ」 甲板に寝転がったブシド−が、目を閉じたままつぶやく。 「あら、ビビ。良かったじゃない」 ナミさんが、ウィンクする。 「これもキャプテ〜ン・ウソップ様の大活躍のおかげだぜ!!」 ウソップさんが、長い鼻を空に向ける。 「おっめでとおおぉ〜、ビビちゅあああぁ〜んvv」 サンジさんが、ハ−トを撒き散らす。 「バンザ〜イ!バンザ〜イ!!バンザ〜イ!!!」 トニ−君が、蹄のついた両手を挙げて飛び跳ねる。 彼女が立っていた場所で、私は呆然とみんなの声を聞いていた。 自分の足元が、ぐらりと大きく揺れるのを感じる。 叫びたいのに、声が出ない。 ……まって まってよ こんなのは、ちがう こんなこと、望んでない……!! 誕生日の式典と祝宴で、少し疲れていた所為かもしれない。 こんな夢を、見てしまったのは。 * * * 東の海岸で皆の後姿を見送った、数ヶ月後。 私は2年ぶりにアラバスタでの誕生日を迎えていた。 まだ復興中なのだから、出来るだけ質素にと思ったのだけれど 3年分祝うのだと盛り上がる周囲には、何を言っても無駄だった。 立志式以来、恒例となりそうな国中に放送されるスピ−チ。 宮殿からあふれるくらい大勢の人を招いての祝宴。 お父様も、イガラムも、テラコッタさんも、チャカも、ペルも リ−ダ−と砂砂団の皆も、トト小父さんも カル−も、マツゲも、カルガモ部隊も、宮前広場に集まった人々も 誰もが笑って私を祝福してくれるのが嬉しくて、幸せで。 全てが私の望んでいたものの筈だった。 それなのに…。 まだ深い夜の中で、私は溜息を吐いた。 侍女達がドアをノックするまで何時間もあったけど、寝なおす気分にはなれない。 ベッドを抜け出した私は、サイドテ−ブルに置かれた小さなランプを灯した。 淡い光を頼りに、羽根枕の下から6枚の紙を探し出す。 何度も寝返りを打った所為だろう。6枚とも酷い皺(しわ)になっていた。 ペルかチャカに頼んで、新しいのをもう一揃い手に入れてもらおう。 机の上で丁寧に伸ばしながら思った。 …思いながら、目の前に並んだ親しい人達からのプレゼントや、国中から届けられた バ−スデ−カ−ドの山に、私は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。 『夢でもいい、みんなに会いたい』 『ルフィさんに、ブシド−に、ナミさんに、ウソップさんに、サンジさんに、トニ−君に』 『みんなにも「おめでとう」と言ってほしい』 ……私は、なんて欲張りなんだろう。 俯くと、手元で6枚の手配書が乾いた音を立てる。 カ−ニバルのお面だったり、あんまり似てない(特徴はよく掴んでいるけれど)似顔絵だったり、 賞金額の“0”の数が少なすぎたりしているけれど、“みんな”が揃った手配書は、私の宝物に 加わっていた。 しまっておこうと机の引き出しを開けた私は、息を止める。 1枚だけ枕の下に入れなかった手配書が、裏返しのままで残っていた。 震える指で、私は7枚目を手にとった。表を向けると、夢の中に現われて消えた女がいる。 新しい手配書は、もう8歳の女の子の写真の使い回しではなかった。 真っ直ぐに何かを見つめている、血と煤に汚れた顔。 その頬に、微かに残る涙の跡。 もう駄目だと、何度も思って。 みんなを巻き込んでしまったことを悔やんで。 自分の力が足りないことが口惜しくて…。 それでも、みんなを信じて。 みんなと共に、戦ったのだ。 今はきっと笑っていて、…みんなと共に居る。 賞金額の下に書かれた“麦わら海賊団”の文字を指先でなぞった。 司法島“エニエス・ロビ−”を壊滅させ、世界政府に宣戦布告をした一味の名を。 「…………。」 コツン と、オデコが机に当る音。 『ルフィさんは“海賊王”になるひとだもの』 『敵だった私を、あっさり船に乗せてくれたんだもの』 『相手が彼女でも、同じように船に乗せていたって不思議じゃない』 繰り返し自分に言い聞かせて、納得したつもりでいたのに…。 心の底に沈めた痛みは、夢の中で形になって私の欺瞞(ぎまん)を嘲笑うのだ。 羽織ったショ−ルごと、私は自分の肩を抱きしめた。 無性にカル−に会いたかったけれど、こんな時間に鳥舎へ押しかけたりしたら、 何事かと思われてしまう。 お父様にも、イガラムにも、チャカとペルにも、また心配をかけてしまう。 ……わかって、いるの。 いつまでも自分に嘘をつくことなんか、できっこない。 突きつけられた現実を、受け入れなくては。 このままじゃ、いつかは嘘をつくのに疲れ切って、何も出来なくなってしまう。 この国のみんなに、嘘で固めた笑顔しか向けられなくなってしまう。 そんなのは、嫌…!! だから、お願い。もう一度だけ。 夢でもいい。自己満足だって構わない。 数日後、ベッドに入った私は祈りながら眠りにつく。 寝返りを打つと、枕の下で手配書がカサリと音をたてた。 * * * サニ−号の芝生の上で よく晴れた青空の下で 皆が、声を揃えて言ってくれた。 「「「「「「「Happy Birthday!!」」」」」」」 船長さんは、ご馳走の山から大きな骨付き肉を二つ掴んで、その一つを私にくれた。 大きな方のお肉をくれたから、私も皆も、とても驚いた。 航海士さんは、リボンを結んだガラス瓶に一杯のみかん酒をくれた。 鮮やかな夕陽の色からは、航海士さんと同じ甘酸っぱい香りがした。 料理人(コック)さんは、くるくる踊りながら大きなケ−キを運んでくれた。 気を遣ったのか、三段重ねの上で揺れるキャンドルの数は、かなり控え目だった。 長鼻君は、手作りの額縁に入った絵をくれた。 甲板で本を読む私は、実物よりも可愛らしくて気恥ずかしかった。 船医さんは、特別に調合したハ−ブティ−をくれた。 小さな丸い葉っぱの塊をお湯に入れると、カップの中にゆらゆらと小さな花が咲いた。 剣士さんは、私は何も無くても気にしないのに、皆に文句を言われて刀を抜いた。 鉄の砲弾がお団子のように串刺しにされて、見事なかくし芸だと感心した。 船大工さんはそれを見て、火を噴いたりロケットパンチを繰り出したり、ちょっと可笑しな “ケンタウロス(半身半馬)”になって見せてくれた。 そしたら、船長さんが並べられた料理を一瞬で消す“かくし芸”をすると言い、 口の中に隠すな!!と、航海士さんと料理人さんが怒って、 長鼻君は“そげキングのテ−マ”を大声で歌って、 船医さんは歌に合わせて腰から下で踊って、 剣士さんは大騒ぎの中でも鼾をかいていた。 とても、楽しかった。 とても、嬉しかった。 誰かに誕生日をお祝いしてもらえるなんて。 そんな日が来るなんて、思わなくて。 でも、聞き覚えのある声に、息が止まった。 「私からのお祝いなんて、貴女は喜ばないでしょうね」 振り向いた視線の先には、カルガモを従える空色の髪の少女。 真っ直ぐに私を見つめる、その眸を凝視する。 何かを、言うべきなのに。 何かを、言わなければならないのに。 その場に凍りついたように言葉を返せない私に、小さな唇が開かれる。 「…だから。“お祝い”の代りに“お願い”があるの」 傍らのカルガモが、私を警戒するようにブルッと羽根を震わせた。 この船を降りろと? 皆の前から姿を消せと? それなら、一度は試したわ。 でも、駄目なの。 私には、もう……!! 言いたいのに、声が出せない。 いつかのように、刃物を振り回すことも。“はしたない”言葉を使うこともなく。 それでも、彼女の眸にいつかと同じ憎悪と殺意を見出すのが怖くて。 …怖くて、目を反らすことができない。 けれど、彼女は私から視線を外した。 「ルフィさんは、“海賊王”になるの」 空の色に溶け込む髪を風になびかせながら、確信を込めて告げる。 「がいぞぐお゛〜に、おでぁな゛ぅ(海賊王に、おれはなる)!!」 船長さんが、肉を頬張りながら言う。 「Mr.ブシド−は、“世界一の大剣豪”になるの」 「いずれ、近いうちにな」 落とされた視線に、甲板に寝転がった剣士さんが目を閉じたままつぶやく。 「ナミさんは、“世界地図”を描くの」 「もちろん印税ガッポリ、悠々自適よvv」 誇らしげな微笑に、航海士さんがウインクする。 「ウソップさんは、“勇敢なる海の戦士”になるの」 「既に“狙撃の王”と異名を取るおれ様だけどな〜!!」 楽しげな声に、長鼻君が赤い鼻先を空に向ける。 「サンジさんは、伝説の“オ−ルブル−”を見つけるの」 「愛しのレディ−達には、“いまだかつてないフルコ−ス”を召し上がっていただきます〜vvv」 弾むような笑いに、料理人(コック)さんがハ−トを撒き散らす。 「トニ−君は、どんな病気でも治せる“万能薬”なお医者様になるの」 「オレは頑張るんだぞ−!!!」 愛しげな眸に、船医さんが蹄のついた両手を挙げて飛び跳ねる。 それぞれの笑顔に取り囲まれて、私は彼女の言葉を待った。 “真の歴史の本文(リオ・ポ−ネグリフ)”が語る失われた歴史の真実。 国一つ滅ぼしかけた夢など、諦めろと。そう言われたなら、私は…。 微笑みを消した顔が私を見据え、その唇が開く。 「そして貴女は、皆の夢が叶うのを見届けるの」 石でもなく、歴史でもない、真実。 彼等と共に生きたいと、叫んだ瞬間に生まれた私のもう一つの“夢”。 どうして、貴女が知っているの…? いつの間にか、目の前に立つ彼女の頭上には黄金の冠が輝いていた。 白い手に握られた王笏(おうしゃく)。 金糸銀糸で複雑な刺繍を施した裾の長い衣装とマント。 砂の国に残る遺跡の壁画で見た、古代から今に続く“王”の正装。 傍らのカルガモも、見事な細工の鞍(くら)と轡(くつわ)で飾られている。 「彼等の夢の前に、何が立ち塞がっても…。 例え、いつかこの私が彼等の前に立ち塞がらなければならなくなる時が来たとしても」 黄金が、陽の光をうけてキラキラと輝く。 世界政府に加盟する170以上の列国。その1つを、いずれ治める者。 その彼女が、私に言う。 「今度は貴女が、彼等のために戦って」 その場に立ち尽くし、呆然と彼女の声を聞く私に、威厳すら湛えていた表情が崩れた。 笑おうとしたようにも泣き出しかけたようにも見えたそれは、ぎゅっと唇を噛むことで 辛うじて持ちこたえられる。 途切れた言葉を繋ぐために、もう一度その唇が開かれた。 「………、……」 自分の足元が、ぐらりと大きく揺れるのを感じる。 叫びたいのに、声が出ない。 ……まって まって 聞こえない 何を、言おうと……!? 昨夜の宴で、少し飲みすぎてしまった所為かもしれない。 こんな夢を、見てしまったのは。 * * * 水の都“ウォ−タ−セブン”を出航して、数週間後。 私は彼等の仲間になって初めての誕生日を迎えていた。 数日前にも大宴会をしたばかりだから、何もなくて構わないと思ったのだけれど 宴好きの船長さん以下には、何を言っても無駄だった。 仲間の誕生日を祝って宴会をする。そんな海賊船は初めてだ。 ケ−キが焼かれ、キャンドルを灯し、声を揃えて乾杯する。 船長さんも、剣士さんも、航海士さんも 長鼻君も、料理人(コック)さんも、船医さんも 新しく仲間に加わった船大工さんも 誰もが笑って私を祝福してくれるのが嬉しくて、幸せで。 全てが私の望んでいたものの筈だった。 それだから…。 窓から差し込む光の中で、私は溜息を吐いた。 「あら、ロビン。早いわね〜。 昨日はかなり飲まされてたから、当分起きてこないと思ったわ」 食堂に入ると、もうテ−ブルについていた航海士さんが振り向いた。 飲んだといえば彼女の方がずっとなのだけれど、相変わらずの酒豪ぶりでケロリとしている。 「ロビンちゃん、おっはようございまぁ〜すv 今朝のメニュ−は疲れた胃にも優しい貝柱と白ネギのお粥でぇ〜すvv」 料理人(コック)さんは流石に二日酔いらしく、顔色が冴えない。 それでも一流を自負するだけあって、朝食の準備にも振り撒く愛想にも手抜きはなかった。 「おはよう、航海士さん。今朝も良いお天気ね。 少し胃が重たかったから、朝食がお粥なのはとても嬉しいわ。ありがとう、コックさん」 場を取り繕うためではなく、本心を隠すためでもなく。 素直に笑顔を浮かべることが、随分楽にできるようになった。 やっぱり、私も顔色が冴えなかったのだろう。心配そうに見つめていたヘイゼルの眸が和らぐ。 「中3日空いたとはいえ、こう宴会が続くと確かに胃にも食料備蓄にも堪えるわよね〜。 次のサンジ君の誕生日までに、どっかに寄港できるといいんだけど。 いっそ当分、朝と昼はお粥だけってことにしとかない?ダイエットにもなるし」 大げさな溜息と共に航海士さんが言うと、コックさんは更に大げさな悲鳴を上げる。 「そりゃ無理だって、ナミさん!!クソゴム他が我慢できるワケがねェ!!! 折角の鍵付き冷蔵庫、ブッ壊されちまうのがオチだって〜」 そこで口を挟んでしまったのは、いかにも倹約家なフリをする航海士さんが可愛くて、つい からかいたくなってしまったからだ。 「そうね。昨日の私も、5日前の王女様も。金庫番のお許しがあったからと、コックさんが 随分張り切ってくれたし。航海士さん秘蔵のワインもみかん酒も、すっかり空になって しまったわね」 「…………。」 「……!?、!!、!!」 黙り込んだ航海士さんが、慌てて首を横に振るコックさんを睨む。 オレンジの髪から覗く耳が赤く染まっていたけれど、指摘しないでおいた。 「船長さん達はまだみたいね。起こしてきましょうか?」 笑いながら立ち上がると、ちょうど見張り台から降りてきた剣士さんが入ってくる。 なんとなく、場を察したのだろう。私に向かって言った。 「あいつらなら、すぐに来るぞ」 無愛想な声が終わらぬ内に、残りの皆がどっと雪崩れ込んできた。 「うおおぉ〜、腹減ったぁ〜!!」 「うう゛う゛…。メ、メシぃ〜」 「ウソップ、二日酔いか!?この薬はもの凄く苦いけど、二日酔いには良く効くぞ〜!!」 「この世に男と生まれたからは、毎朝欠かさずメシを食う〜ッ!!」 陽気で賑やかな、仲間達。 8人はここにいて、1人と1羽は長鼻君お手製の額縁の中で私達を見つめている。 颯爽と超カルガモに乗って、私にも笑いかけてくれるのだ。 夢を見たのは、この絵の所為かもしれない。 食堂の壁に掛けられたばかりの傑作を見つめて、思った。 ……わかって、いるわ。 あの砂の国の人々に、私は赦されることはない。 赦しを請うことすらできないと。 過去にどれだけ裏切られ、利用され、殺されかけたとしても。 他の誰かを裏切り、利用し、殺そうとしていい理由になどならないのだから。 繰り返し自分に言い聞かせて、生きるつもりでいたのに…。 皆に受け入れられた喜びが、夢の中で形になって私の願いを告げるのだ。 「ロビン、ど−した?食わね−のか!?」 「…って、レディ−のメシに手ェ伸ばしてンじゃねェ、クソゴム!!!」 「オレにはコ−ラ3本も頼むぜ、兄ちゃん!!」 「……ねぇ、ロビン。大丈夫?」 「ロビン、二日酔いか!?だったらなッ、この薬は…」 「マジでムッチャクチャ苦ぇぞぉお〜」 「おい、さっさと始めろよ」 「ごめんなさい、皆。ぼんやりして…。じゃあ」 「「「「「「「「いただきま−す!!!」」」」」」」」 貴女を仲間と呼び、貴女が仲間と呼ぶ彼等を 私もまた仲間と呼び、彼等に仲間と呼ばれることを 貴女と同じ仲間を持つことを どうか ……どうか − 終 − ≪TextTop≫ ≪Top≫ *************************************** 企画だというのに、ネタバレの上にイタタ注意のテキストで申し訳ありません。 しかも、また夢絡みだし…。(汗) ビビは“麦わらの一味”の仲間(V=麦)で、ロビンも“麦わらの一味”の仲間(R=麦)。 では、ビビとロビンは仲間なのかというと、それはきっと“否”(V≠R)でしょう。 それでも、二人が“麦わらの一味”を接続部分として“繋がって”いることに違いはないのだと。 そう思いたいです。(い〜じゃん、二次創作でくらい夢見たって−!!) それにしても、OPで二次創作を書き始めて幾年月。間接的とはいえ、始めてロビンさんの 誕生日を書くことができました。時間って偉大だなぁ〜。 …いえいえ、毎度のごとく言っておりますが、私はこれでもロビンさんは大好きなのです。 (以下は余談です。) コミックスネタバレに該当するのは、だいたい以下の項目かと思います。 サラッと書いているので、気づかれないかもしれませんが。 1 麦わらの一味全員が賞金首に。“ニコ・ロビン”の手配書写真は現在のものに更新。 2 手配書には、カ−ニバルのお面仕様や、似てない(が、特徴は良く掴んでいる)似顔絵や、 賞金額の“0”が少なすぎるもの有。 3 新しい船の名は「サニ−号」。芝生の甲板と鍵付き冷蔵庫がある。 4 船大工としてフランキ−が加入、ウソップも仲間復帰。 3月2日発売予定の45巻に全部入る…と思います。 ネタバレを避けるパタ−ンも考えましたが、どうも辻褄が(気分的に)合わないもので。 なお、ロビンさんの夢で途中からフランキ−が消えるのは「夢だから」です。 …ごめんね、フランキ−。 |
2007.2.11 上緒 愛 姫誕企画Princess of Peace20070202 |