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バルダーズゲート2
シャドウ・オブ・アムン攻略記
(その5)


●2007年11月8日(木)・アンダーダーク(第5章その1)

 ヨシモの裏切りと死、そして主人公NOVAの魔獣覚醒といったトラブルはあったものの、
 何とかイモエンを救出して、スペルホールドを脱出した一行です。

 しかし、アスカトラへの帰途の船旅で、海賊の襲撃に見舞われてしまい、その後、海底の半魚人都市の王位争奪戦に巻き込まれることに。
 反乱の首謀者である魚人の王子に味方した一行は、狂った魚人王を撃退した後、王子に見送られて海底都市から旅立つのでした。

 そして、到達した場所は……地底世界アンダーダーク
 果たして、一行は再び日の光を見ることができるのでしょうか?

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 と、いうことで、第5章の舞台はアンダーダークだ(ゲームマスター口調)

NOVA「海底の次は、地底。この次は空か?」

 さすがに、それはありませんね。
 アイスウィンド1では、「飛行船を家代わりにしている発明家のノーム」なんてのが登場してましたけど、結局、空を飛ぶことはありませんでした。
 アイスウィンド2では期待できるかな?(目下、ストーリーの情報は仕入れていない段階)

ジャへイラ「アンダーダークに入るなんて、どこまで厄介事に巻き込まれる運命なのよ。さすがは邪神の子と言うべきところね」

NOVA「ぼくか? これも、やっぱり、ぼくのせいなのか?」

ナリア「特異点って、そういうものらしいわね」

 ジャへイラさんは辛辣な毒舌キャラ。でも、時々、カリードを失った寂しさからか、主人公に甘えてくることも。いわゆるツンデレ系って奴ですな。
 一方のナリアは、世間知らずのお嬢さまに描かれていますが、時々、貴族の陰謀劇に辟易している描写もあって、必ずしも無垢ではありません。本記事では、ヨシモに感化されたのか、計算高いキャラに育ちつつあります。
 そして、2人して、主人公にツッコミを入れる役どころに(笑)。

NOVA「それで、誰かアンダーダークに詳しい者はいないのか?」

エアリー「クァイルおじさんが話してくれたわ。アンダーダークで困ったときは、まずスヴァーフネブリンを探してみろって。スヴァーフネブリンは、ノームの一種で、残酷な者の多い地底世界では例外的に、おとなしい種族。その分、虐待されて、奴隷として酷使されていることも多いそうだけど、義理固いので、彼らを助けてあげれば、いろいろと地底の情報なんかを教えてくれるかもしれないわ」

 アクの強いキャラではないので、最近、目立たないエアリー
 でも、クァイルおじさんとの関係を使えば、生き字引になれますな。
 分からないことがあれば、「クァイルおじさんが言っていた」と言い出せば、説明役としてもってこい。
 もっとも、少し方向を間違えれば、「お婆ちゃんが言っていた」の天の道を往く男と化してしまいそうですが(笑)。

NOVA「スヴァーフネブリンか。で、どこを探せばいい?」

ミンスク「ブゥ、分かるか? (チューチュー) うむ、なるほど。こっちだ」

 ハムスター頼りのミンスク。本記事では、ますます、その度合いが増しています。

 で、ハムスター先生の助言に従って、辺りを適当に歩いてみれば、そこに小柄な人影が。

ドウェルガー「おお、何だ? お前ら? よそ者か?」

イモエン 「(ミンスクに)どこがスヴァーフネブリンよ。闇ドワーフのドウェルガーじゃないの?」

ミンスク「ブゥのお告げに間違いはない。彼らに話をすれば、スヴァーフネブリンに行き着くはずだ」

NOVA「(ドウェルガーに)ぼくたちには、敵意はない。この地底世界の状況を教えてくれないか?」

ドウェルガー「無料ってわけには行かねえな。オレたちの商売に付き合え」

 ドウェルガーは欲の深い種族です。ただ、商売人としての仁義は持っているようで、適当に売買してやると、いろいろ情報を教えてくれました。
 それによると、最近、地上から来た魔法使い女吸血鬼が、ドロウ(ダークエルフ)の都市ウスト・ナーサに招かれて入ったそうです。

NOVA「イレニカスは、エルフの都市サルダネッセラーに復讐を企てているんだよなあ。ドロウと手を組むことは、十分ありうるわけだ」

ジャへイラ「阻止する気?」

NOVA「さすがに、ドロウの都市一つを丸ごと敵に回すのは無謀だろう。もう少し、いろいろ情報や味方を集めないと」

 ドウェルガーは、北にスヴァーフネブリンの村がある、と教えてくれたので、北に向かいます。
 途中、ドロウの巡回部隊やら、キノコ怪人マイコニッド(混乱を招く胞子を連発するので、混乱防止のカオティック・コマンドの呪文が必須)を撃退しつつ、スヴァーフネブリンの村に到着します。

 そこで村長さんの依頼に応じて、地底から現われた魔物退治をしたり、
 武器屋の親父の依頼に応じて、行方不明の子供を探したりしながら、経験値稼ぎ。

 そして、スヴァーフネブリンの紹介で、この付近の地底世界を統べる主アダロンを紹介してもらいます。
 出会ってみると、アダロンは雌のシルバードラゴンでした! 
 D&D世界では、「カラー名のドラゴン(レッドドラゴンとか)」は基本的に悪竜で、「金属名のドラゴン(ゴールドドラゴンとか)」は基本的に善竜となっています。
 すなわち、シルバードラゴンは善竜です。非常に心強いパトロンですなあ。

 しかし、このシルバードラゴン、イレニカスに大切な卵を盗まれたらしく、行動の自由を制約されています。
 気分は、何だか「ドラゴンランス」の物語ですなあ。
 あれも序盤は、卵を盗まれたために、善竜の行動が封じ込められ、悪竜の勢力が世界を席巻する物語でした。

 アダロンは、一行に依頼します。
 ドロウの都市ウスト・ナーサに侵入して、卵を取り返してくれ、と。
 そのために、アダロンは一行に魔法をかけてくれます。たちまち、一行の外見はドロウと区別が付かなくなり、都市への侵入が行ないやすくなります。
 何だか、「ドラクエ」で、魔物の城に入るために「変化の杖」でモンスターに化けたことを思い出しましたよ。

 こうして、ドロウの姿になった一行は、ウスト・ナーサへ向かうのでした。(つづく)

PS:ここまでのレベルアップ状況。

●主人公NOVA(HP123):人間のレベル13キャバリエ・男性。

●ミンスク(HP108):人間のレベル13レンジャー・男性。

●ジャヘイラ(HP86):ハーフエルフのレベル11ファイター/レベル13ドルイド・女性。

●イモエン(HP68):人間のレベル12メイジ(元レベル7シーフ)・女性。

●ナリア(HP67):人間のレベル13メイジ(元レベル4シーフ)・女性。

●エアリー(HP51):アヴァリエルエルフのレベル11クレリック/レベル11メイジ・女性。