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グロンギ怪人・個体解説
(ゴ・ヌ・ラ・ン怪人編)


14.ゴ・ブウロ・グ

 フクロウ男。
 最初のゴ怪人ではあるが、印象が薄い。
 一番大きな理由は、「吹き矢による高空からの精密射撃」という能力が、以前に登場した最初のメ怪人バヂスとかぶっているからである。
 他にも、怪人の存在がドラマに絡まず、神崎先生の再登場やゲストの霧島拓少年との交流がストーリーの中心だった点。
 前後を、個性的な女性怪人にはさまれている点。
 人間体が、グラサンかけた物静かな読書青年である点。
 とにかく、不利な要素が多すぎる。

 バヂスと違って、吹き矢は連射が可能で、またゴらしいゲームのルールも持っている(東京都23区を五十音順に襲撃)が、あまり強敵という印象もない。
 霧島拓少年を説得のかたわら、片手間に倒されたって感じでしたから。
 せめて、フクロウならフクロウらしく、夜行性であるべきだった。あるいは、高速で飛び回る鷲や鷹にするとか。
ペガサスでも十分に捉らえきれない相手だとすれば、ライジングペガサスの必然性を印象付けられたんですがね。

15.ゴ・ベミウ・ギ

 海ヘビ女。
 水着を着たお姉ちゃんで、某サイトではナンバー1人気の怪人でした。
 
ショパンの「革命のエチュード」の音階に基づき、都内のプールに出没。超低温状態のムチで、人々を心臓麻痺にしていた。彼女の犠牲者の出たプールが、その寸前に、みのりっちやおやっさんたちが泳いでいた場所だったため、グロンギの身近な恐怖を再確認し、ドラマ面にも影響を与えた。
 彼女の殺人法則に気付いた警察が、都内のプールを閉鎖したため、海に出現。そこで、
青のクウガと戦い、一度はドラゴンロッドを凍らせ粉砕するものの、ライジングドラゴンのロッドに貫かれ、海上に勢いよく投げ飛ばされ爆死。

16.ゴ・ガメゴ・レ

 鉄球を投げるカメ男。
 ……という鈍重そうな怪人体とは裏腹に、人間体はスタイリッシュなギャンブラーといった風情。その実体は、
雄牛の聖獣の力を宿した元・相撲取りである(って、ガオレンジャーの話^^;)。
 カメらしく、装甲が固く、クウガに
ライジングマイティキックを初めて使わせたほど。派手な大爆発とともに散った。
 ゴウラムを怪人運搬機として使用した、初の相手でもある。

17.ゴ・ジイノ・ダ

 児童雑誌「てれびくん」のプレゼントビデオのみで見られる、幻の怪人。
 「てれびくん」でのみ、「最強のゴ怪人」と喧伝されていたようだが、一般的に
「最強のゴ怪人はゴ・ガドル・バ」であることは、周知の事実である。
 イノシシの怪人で、二股のヤリを武器とする。「二股のヤリを持つイノシシ」と言えば、TRPGの「クリスタニア」をNOVAは連想する。
 余談だが、イノシシとカブト虫の二大最強怪人が合体したのが、元祖ライダーのゲルショッカー怪人にいる。名付けて
「イノカブトン」。何だかマヌケそうな名前だが、こう見えても、最終回に再生怪人として最後までライダーと戦った大物だったりする。
 その由緒正しい名をそうとは知らず、NOVAは以前某サイトで、連発ミスの罰ゲームとして名乗っていたことがある。今は、ストロンガー名義だけど(笑)。

18.ゴ・バダー・バ

 バッタ男2号。設定では、バヅーの兄とされるが、劇中では特に言及されない。
 なお、人間体は、バヅーと同じ役者さんです。
 
バイクに乗って、変身ポーズとともに変身、赤いマフラーのその姿は、まさに悪の仮面ライダーですなあ。
 バイクの名は「バギブソン」。これでバイクに乗った相手を地面に落としてひき殺すのが、彼のゲームスタイル。
 21話に初登場して以来、13話に渡って、クウガのライバルとして存在感を見せ付けてくれました。
 最後は、トライチェイサーを破壊したものの、ビートチェイサーに乗り換えたクウガのライジングマイティーキックで倒されます。

19.ゴ・ジャラジ・ダ

 ヤマアラシ男。
 緑川学園の二年の男子を狙う。殺害方法は、頭に針を打ち込み、4日後に死ぬというもの。被害者を死への恐怖で苦しめる残虐なやり方に、五代の怒りが爆発、危うく「究極の闇をもたらす」
アルティメット・フォームの発現に至るところでした。
 怪人デザイン的には、白く逆立った髪の毛が印象的。

20.ゴ・ザザル・バ

 サソリ女。
 4話に渡る、最も長いゲームを行った方。
 人間体は、気だるげな雰囲気のお姉ちゃんだが、キレたら恐いタイプ。
 ゲームのルールは、指のマニキュアの色の順番で、タクシーなどの乗り物に乗った人を殺していくもの。武器は、強酸性の爪。
 この連続エピソードは、単純にザザルが強いというよりも、
ゴオマの暗躍によって、周囲が混乱していて、いろいろな要素が詰め込まれた結果でしょう。
 あれだけの事件が起こっていながら、実は
「9月27日」たった1日の出来事と設定されている。五代たちにとっては、最も長い一日だったと言えます。
 ザザル自身の最後は、
ビートゴウラムに閉鎖空間に運ばれ、ライジングペガサスボウガンに撃ち抜かれるもの。体内の強酸が爆発で飛び散る被害を、最小限に食い止めるための処置でした。

21.ゴ・ジャーザ・ギ

 サメ女。
 人間体は、ノートパソコンを使い、インターネット上に殺人予告をするインテリ姉ちゃん(メガネ装着)。
 何だか自身満々で、苦労せず結果だけ出す風の態度が鼻につく方。ただし、声は可愛げ。
 ふだんは
銛を使う俊敏体だが、剣を使う剛力体への形態変化能力を持つ。
 グロンギの能力が、本質的にクウガのものと同じことを証明した。
 最後は、
ダブルライジングタイタンソードに倒される。

22.ゴ・バベル・ダ

 バッファロー男
 人間体は、頭にバンダナ巻いた筋肉質のお兄ちゃん。
 いきなり、戦闘シーンから始まり、その回で倒される一話きりの怪人。それでも弱いという印象がないのは、ハンマー使って
タイタンアーマーをボコボコにしていたからだろう。
 
拳で戦う格闘体だが、ハンマーを使う剛力体への形態変化能力を持つ。
 最後は、
金のゴウラム合体ビートチェイサーボディアタックに倒される。

23.ゴ・ガドル・バ

 カブトムシ男。ゴ最強の怪人。
 別名ストロンガーモドキ。クウガの
ライジングフォームの秘密を知り、自らも電気の力でパワーアップ。まさに電気人間ストロンガーです。
 ダグバを除けば、クウガ最大のライバルと言える。
 目の色とともに能力を変える。ふだんは
赤目の格闘体だが、棒を持つ青目の俊敏体ボウガンをもつ緑目の射撃体剣を持つ紫目の剛力体、そして金色の目をもつ電撃体にタイプチェンジする。設定では、楯をも持つらしいが、映像化はされていない。
 当初は、「剣と楯を持ち、全身甲冑に似た姿の騎士」を想像していました。
 37話で、怪人体に初めて変身し、ゴオマを軽くあしらった時から、NOVAの一番好きな怪人となった。その後、46話まで、ダグバとの決戦以前の興味を引き付ける中核に居つづけた。
 クウガをギリギリまで追いつめるが、
「アメイジングマイティーキック」によって撃退される。放送までは、誰もがガドルとの決着のために、アルティメットフォームになるのだと信じて疑わなかった。
 人間体は、軍服着たストイックな雰囲気。しかも「リントの戦士(男性警察官)」だけをゲームの対象にするなど、徹底して格好良い敵キャラとして描かれた。

24.ヌ・ザジオ・レ

 サンショウウオ男。グロンギの武器職人(演劇で言えば、俳優ではなく裏方の小道具係といったところか)。
 結局、怪人にはならず、41話で用済みとしてダグバに殺されたみたいだ。
 もっとも、放送を見たNOVAは、彼が死んだのに気付いておらず、後からネットで知った。要するに、それぐらい、あいまいな描写しかされなかったということ。

25.ラ・ドルド・グ

 コンドル男。
 「ラ」はゲームの進行役で、ドルドは、死者の数をカウンターボードで数える役だった。演劇で言えば、カメラマン?
 とにかく、グロンギのゲームの行く先々に顔を隠した姿で出没し、一時期は
「こいつが、もしかして首領?」 説も飛び出したほど(いや、NOVAが個人的にそう思っただけだが)。怪人のゲームに忠告と皮肉を浴びせる役で、その口ぶりはガルメを連想させる。
 しかし、さんざんゴの怪人の失敗を見届けた後で、自分もバカなミスをしてしまう。警察にマークされて、大事なカウンターボードを狙撃で破壊されたのだ。折りしも、
ガドルのゲーム中。結局、ゲームは振り出しに戻ることに。グロンギのルールでは、ドルドの記憶よりも、カウンターボードの記述の方が優先されるらしい。
 このことで、
ガドルの怒りを買い、勝負を挑まれる。何とか、ガドルの攻撃を防ぎきったが、かなわないと思って逃走。そこに杉田と桜井の神経断裂弾の銃撃を受けて、倒される。人間がはじめて完全にグロンギ怪人に勝った瞬間である。

 なお、ドルド役の婆娑羅天明氏は、、劇場映画「ウルトラマン ティガ THE FINAL ODYSSAY」で、悪のウルトラマン「俊敏戦士ヒュドラ」の人間体(モヒカン兄ちゃん)も演じている。

26.ラ・バルバ・デ

 バラのタトゥの女。
 ゲームの監督に当たる。
 第3話に登場以来、一条刑事と奇妙な邂逅を続け、謎をばらまく存在。
 知的で優雅、華麗で威厳がある。
 催眠効果のあるバラの花びらをまいたり、腕がツル状に変形するなど、バラ怪人の能力の一端を見せたが、結局、怪人体を見せることなく、一条の神経断裂弾を背中に受けて、海中に消えた。
 一時期は、アギトへの再出演の噂もあったが、もう無理かも。
 あとは、劇場版「クウガ」に期待するしか。

27.ン・ダグバ・ゼバ

 究極の闇をもたらす、グロンギの首領。
 第1話から、シルエット(大いなる異形の影)として登場。アフロヘアーの怪人だった(覚醒したばかりの未成熟な姿とされる)。
 
ザザルのゲームの頃から名前が出され、40話において、ついに人間体が登場。その姿は、恐ろしさとはかけ離れた、白服の静かな若者だった。
 
ゴオマを含む200体以上のグロンギ怪人を粛清。そして、ガドルが倒されたことにより、ゲームの終了を宣言。自ら、ファイナルゲームとも言うべき「究極の闇」を執り行う。
 それは、
プラズマを用いた思念発火能力で、3万人近くの人間を虐殺するというものである。それを止めようとした「アメイジングクウガ」も、変身ベルトのアークルに亀裂が入るほどの打撃を受けて敗退。
 その後、1月30日、大雪積もる長野県九郎ヶ岳において、
「アルティメットフォーム」に変身したクウガと対峙、自らも「白いボディと金の装飾品、4本角を持つ」姿を明らかにする。
 互いの能力は互角で、お互いの腹部のパンチによって変身機能が破壊。人間体に戻っての殴り合いとなる。終始、相手を殴ることを楽しむ笑顔が印象的。泣きながら拳を振るい続ける五代と、好対照をなしていた。
 結局、「人々の笑顔を守るために戦う者」と、「自分の笑顔のために戦う者」の背負った物の大きさの差からか、彼が勝利をつかむことはなかった。