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昨日はイベントでした。その様子を記します。
7・31神戸国際展示場、ファンの間では「コロッセオ熱海」の名で知られている。500年の伝統を持つ世界でも有数のコロシアムだ。
開演と共に電飾系統に明かりが灯り、会場全体にオープニングテーマの「つかもうぜ!ドラゴンボール」が鳴り響く!観客は総立ちでリズムを取りながら、選手の入場を心待ちにしている。なかにはワカメと昆布を額に貼り付けたコアなファンもいる。
そして、きはる登場テーマの「となりのトトロのテーマ」が大音量で会場に流れ始めると、観客のボルテージは最高潮へ達する!
そして青コーナーサイドからきはるの登場!!きはるコールが沸き起こる中、きはるは意気揚々とリングへ向かう。
続いて赤コーナーから挑戦者の入場。大量にたかれたスモークの中に人影が映し出される。その姿を見て観客がざわめき始めた。なんと今回の挑戦者は、前回便秘解消のため棄権して話題を呼んだ英雄「テキサス・ザ・キッド」なのだ!!観客が困惑した表情をみせる中、「テキサス・ザ・キッド」は悠々とリングへ向かう。
便秘解消した彼は、その美しく鍛え上げられた筋肉をさらに極限まで追求し、より美しく、華麗で、強靭な筋肉を手に入れたのであった。便秘解消した彼は、まさに心身ともに最強の名を手に入れたのだ!
そんな彼にも一つ悩み事があった。入場5分前の控え室での事だ。彼は、彼が毎週欠かさず見ているテレビ番組「あいのり」のビデオのタイマーをかけ忘れたのに気づいたのだ。仲間に相談しようにも、硬派なイメージを売りにしている彼にとって、「あいのり」という恋愛番組はマイナスイメージにつながり兼ねない。
仕方なく彼は実家の親に相談することにした。彼は携帯を手にして便所に駆け込んだ。
彼:「もしもし、おかん?俺、俺、悟やけど・・・・・わかる?」
母:「あー、悟か。あんた何年も連絡もせんと何しとったん?ほんまに聡か?オレオレ詐欺ちゃうやろーな?」
彼:「そんな訳ないやん!!俺やって!声でわかるやろ?そんな事どーでもいいからちょっと話きいてや!」
母:「そんな事言って!最近おとなりさんの竹下さんが騙されたって言ってたけど、ほんまに「俺、俺」言ってくるって言ってたわ。あんまりしつこい様やったら警察呼ぶで!あの二丁目の角の所の・・・河野さんの息子さんが勤めてる所やで。あの人に目つけられたら、あんた生きて行かれへんで!」
彼:「ほんま違うって!!竹下さんって、俺が小学生の時、毎朝学校の前に立って旗振ってたあのおばちゃんやろ?」
母:「何で知ってんの?もしかしてあんた・・・もしかして悟か?ほんまに悟なんか・・・?」
彼:「だからー・・・さっきから言ってるやん!ほんまにもう時間無いから話し聞いてや。」
母:「そんな事言ったて、あんた何年も連絡して来んねんから・・・。ちょっとおとーちゃんに代わるから待っとき!」
彼:「いや、代わらんでいーから!ほんま時間無いねんて!」
母:「おとーちゃん、悟から電話やで!あの子死んで無いみたいやわ!」
父:「ほんまか!?どうせオレオレ詐欺ちゃうんか?ちょっと代わってみー。」
父:「もしもし?うちはオレオレ詐欺禁止ですー。あんまりしつこいようやったら、二丁目の河野さんの息子さんが勤めてる所の、警察に連絡するでー。あんた・・・あの人に目つけられたら生きて行かれまへんで。」
彼:「だからー・・・違うって!おかんと同じこと言ってるから!河野さんの息子って、俺と同じ学校言ってたシャドーボクシング部の「けんちゃん」やろ!?いつも額に、ワカメと昆布貼り付けて遊んでたやん!いーから話聞いてーや!」
父:「けんちゃんの事知ってるんか!?お前・・・もしかして悟か・・・?」
彼:「そうそう!俺やから、頼むから話聞いてや!」・・・・・・・・・
そのころ・・・試合会場では、審判がテキサス・ザ・キッドの試合放棄を告げていた・・・・・。
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