偽ライダー列伝
(納谷吾郎の声で)
諸君、これを見よ。
我々悪の組織の切り札とも言うべき
「偽ライダーの歴史」がここにある。
一部、「?」な存在もいるが、
我々悪の組織は懐が広いのだ。
これらの戦力を参考に、より確実にライダーを
倒す偽者を考案するのも一興ではないか。
フハハハハハ。
しかし、最近はライダー同士の戦いが
当然のように展開されているな。
これも、我々悪の組織の陰謀の賜物と
言うべきだろう。
ライダー同士が醜い争いを繰り返している間に、
悪は着実に力を付けているのだ。
フフフフフ。
愚かなライダーたちよ、我々のために「戦え」!
偽者名 | 所属組織名 (変身者名) |
登場作品(話数) | コメント |
ショッカーライダー | ゲルショッカー | 仮面ライダー (1号は91〜94話。 6人集結は、93話から) |
ショッカーが作り出した 仮面ライダーの偽者。 とは言え、ライダーは 元々ショッカーが作った のだから、偽者という表現は おかしいのではないか。 あえて言うなら、「量産型 ライダー」と言うべきだろう。 1号から6号までいて、 本来のライダーにはない なお、原作コミック版には、 |
デストロンライダーマン | デストロン (シーラカンスキッド) |
仮面ライダーV3 (47話) |
シーラカンスキッドが化けた 偽者。V3とライダーマンの 信頼関係を分断しようとした。 なお、V3の偽者は登場 していない。 |
偽Xライダー | ゴッド (カメレオンファントマ) |
仮面ライダーX (29話) |
カメレオンファントマが 化けた偽者。 姿だけ似せても、うまく いかんということだな。 |
偽アマゾン | ガランダー帝国 (サンショウウオ獣人) |
仮面ライダーアマゾン (23話) |
サンショウウオ獣人が 化けた偽者。 変身前のアマゾン(山本大介)に 化けたりもしたが、ギギの腕輪を 持たないし、戦闘力も弱かった。 |
※偽の立花藤兵衛 | なし | 仮面ライダー ストロンガー (20話) |
偽者というと語弊があるが、 立花藤兵衛のそっくりさん。 その名も立木藤太郎。 関東第一原子力研究所に 勤める科学者である。 (小林昭二の二役) 彼の知識は,負傷した百目 タイタンの修理に使える。 ストロンガーの修理をした という実績もある。 ストロンガーの偽者は、 |
偽スカイライダー | ネオショッカー (ドロリンゴ) |
(新)仮面ライダー (48話) |
ドロリンゴの化けた偽者。 黄色いグローブやブーツ、 3人に分身するなど、 一見、元祖を踏襲している かに見えたが、 行動内容は子供いじめと お粗末であった。 |
バチンガル | ドグマ | 仮面ライダー スーパー1 (21話) |
厳密には偽者ではないが、 ファイブハンド装着可能な スズメバチ型改造人間。 すなわち、ドグマ製 スーパー1とでも言うべき 怪人。 (スーパー1のモチーフも スズメバチなので)。 スーパー1から、パワー、 エレキ、冷熱ハンドを 奪うが、レーダーハンドの ミサイル攻撃に敗れる。 優秀な怪人だが、油断して 詰めの甘さが命取りに なったんだな。 |
アンドロイド・ スーパー1 |
ジンドグマ | 仮面ライダー スーパー1 (37話) |
怪人コマサンダーの 能力テストのために 設計された偽者。 黄色のマフラーを持つ。 本当にスーパー1の能力を |
シャドームーン | ゴルゴム (秋月信彦) |
仮面ライダー BLACK (35話以降) |
厳密には偽者ではないが、 BLACKことブラックサンと 対を成す世紀王の片割れ。 原作コミック版では、 BLACKと瓜二つの バッタ男として登場。 最も強力な偽者といっても |
シミュレーション ロボライダー |
クライシス帝国 | 仮面ライダー BLACK RX (26話) |
ボスガンの稲妻剣の 実験台に使われたロボット。 |
偽1号ライダー | クライシス帝国 (ガイナニンポー) |
仮面ライダー BLACK RX (45話) |
怪魔獣人ガイナニンポーが化けた 1号ライダーの偽者。 変身を解かないライダー集団の 中に紛れ込んで、 スパイ活動を働くも、 あっさり見破られた。 |
改造兵士レベル3・鬼塚 | 財団 | 真・仮面ライダー・序章 | ライダーシンと同じ技術で作られた 改造兵士。シンと同じ姿を持つが、 額の第3の目を持たないせいか、 人間性を失い、暴走した殺人鬼と 化してしまった。 |
ドラス完全体 | ドラス | 仮面ライダーZO | ネオ生命体ドラスがZOを 取り込んで、生まれた 赤いライダーの姿。 映像的インパクトはあったが 戦うべき相手がいないので その戦闘力の高さは不明。 内部のZOにあっさり分離 される。 やはり、敵を内部に取り込む |
ズ・バヅー・バ | グロンギ | 仮面ライダー クウガ (5、6話) |
クウガにはいろいろと過去の ライダーへのオマージュが 登場するのだが、 その第1弾がこいつ。 ジャンプ力抜群のバッタ男。 |
ゴ・バダー・バ | グロンギ | 仮面ライダー クウガ (21〜33話) |
クウガのバッタ男第2弾。 バヅーの兄で、今度は 「バギブソン」という名の バイクに乗ったり、 変身ポーズをとったり、 赤いマフラーだったりで、 クウガのライバルとして 大活躍を見せた。 |
ゴ・ガドル・バ | グロンギ | 仮面ライダー クウガ (36〜46話) |
バダーが倒された後、 クウガのライバルとなるべく 登場したゴ最強の怪人。 クワガタモチーフのクウガに対し、 カブト虫がモチーフだ。 しかも、電気エネルギーで パワーアップなんて、 どう見てもストロンガー。 クウガ同様のフォーム チェンジも披露し、 2000年の年末ストーリーを 大いに盛り上げた。 |
ン・ダグバ・ゼバ | グロンギ | 仮面ライダー クウガ (40〜48話) |
グロンギ最強の怪人は、 クウガのアンチテーゼとも 言える存在だった。 クウガすら、ダグバと同じに なってしまう危険を秘めて いたわけである。 ある意味、究極の偽ライダー と言えるだろう。 |
G3(G3−X) | 警視庁 (氷川誠) |
仮面ライダー アギト |
偽者というと語弊がありまくり だが、一応、4号を元にして 作られているわけだから、 クウガのイミテイションと 言っていいだろう。 もっとも、4号というのは、 「ライダーマン」という説も あるようだ(笑)。 G3−Xは、暴走の危険性が |
ギルス | なし (葦原涼) |
仮面ライダー アギト |
これまた、偽者というのは、 葦原涼の運命を思うと、 可哀想すぎるが、 「アギトの突然変異体」、 「アギトのなり損ない」、 「アギトのまがい物」という 話らしいので、晴れて偽者に 入れてあげよう(笑)。 アギトを憎んでいたが、 |
V1 | 警視庁 (北條透) |
仮面ライダー アギト(23話) |
外見は「ライダー」と言うべきでは ないが(むしろ宇宙刑事や 機動刑事のコピーっぽい)、 「G3−X」のライバルにして、 装着員の個性ゆえ、ここに 登場させた。 北條透が何をしでかすか、 |
アナザーアギト | あかつき号 メンバー代表 (木野薫) |
仮面ライダー アギト(35〜46話) |
天才外科医「木野薫」が変身した 「真」に似た外見のライダー。 「ダークホッパー」という名の バイクに乗り、赤いマフラーを持つ。 最初は、アギトに敵対する存在 |
G3マイルド | 警視庁 (尾室隆弘) |
仮面ライダー アギト(スペシャル) |
量産型G3。 着用者は「尾室隆弘」。 性能は大したことないが、 アンノウンのパンチをまともに 受けても装着者が死なない 程度の防御力はあるようだ。 今後の再登場の可能性は なお、この作品には、心理学者・ こう見ると、ゲストライダーが |
スカラベウス・ フォルティス |
アンノウン | 仮面ライダー アギト(スペシャル) |
グロンギ怪人ゴ・ガドル・バの 偽者っぽいので、ここに掲載。 名前は「強いカブト虫」を意味する。 吹き矢を放って、人間を炭化する他、 |
G4 | 自衛隊 (水城史朗) |
仮面ライダー アギト(劇場版) |
当然、G3の偽者と見なす べきだろうな。 アギトとも戦った。 我々悪の組織は、喜んで G4を仲間に加えるぞ。 装着者に死をもたらすと言う、 |
仮面ライダー・シザース | なし (悪徳警官・須藤雅史) |
仮面ライダー 龍騎(5〜6話) |
「13人のライダー同士の戦い」を 売りにした、偽ライダーの宝庫と 言えるな、この作品は。 その中で最初に散ったのが、 悪徳刑事「須藤雅史」が変身し、 スペシャル版では復活し、 |
仮面ライダー・ライア | なし (占い師・手塚海之) |
仮面ライダー 龍騎(13〜23話) |
通算5人目のライダー。 契約モンスターはエイ型の エビルダイバー。 しかし、エビルの名前に反して、 未来が読めるという特殊能力を |
仮面ライダー・ガイ | なし (大学生・芝浦淳) |
仮面ライダー 龍騎(15〜19話) |
通算6人目のライダー。 契約モンスターはサイ型の メタルゲラス。 こいつは邪悪だが、自信過剰で、 |
仮面ライダー王蛇 | なし (脱獄囚・浅倉威) |
仮面ライダー 龍騎(18話〜) |
通算7人目のライダー。 契約モンスターはヘビ型の ベノスネーカー。 こいつは文句なしに邪悪だ。 「イライラするぜ」が口癖で、 |
仮面ライダー・ オーディン |
なし (神崎士郎の代理) |
仮面ライダー 龍騎(27話〜) |
通算8人目のライダーだが、 本人は13号を名乗る。 ライダー同士の戦いの主催者・ 時間を操り、総集編を生み出す |
仮面ライダー・ファム |
なし (詐欺師・霧島美穂) |
仮面ライダー 龍騎(劇場版) |
通算9人目のライダーになるのか。 もっとも劇場版はファイナル エピソードなので、それまでに 散っていく奴もいるだろうが。 契約モンスターは白鳥型の ブランウイング。 あえて、偽者という枠で考えるなら |
仮面ライダー・リュウガ |
なし (ミラーワールドの 城戸真司) |
仮面ライダー 龍騎(劇場版) |
通算10人目のライダー。 契約モンスターは黒竜型の ドラグブラッカー。 ミラーワールドのライダーたちで、 |
仮面ライダー・タイガ | 香川ゼミ (学生・東條悟) |
仮面ライダー 龍騎(33〜46話) |
通算11人目のライダー。 契約モンスターは白虎型の デストワイルダー。 ミラーワールドを閉じることが目的 ……と書くと、我々、悪にとっては 敵のようだったが、その行動は 凶悪そのもの。 まずは突如、味方のはずの、 オルタナティブの仲村を抹殺 という凶行に出る。 さらに龍騎の味方を装いながら、 またも不意討ちを仕掛けたり、 王蛇にも不意を討って意識不明に した戦闘スタイルから 「不意討ちライダー」の称号を 与えよう。 本人は、英雄になりたいそうな。 「英雄はただ一人でいい♪」という 主題歌もあったが、 悪の英雄なら我々も望むところだ。 そして、とうとうミラーワールドを 閉じることを放棄し、師匠すら 抹殺するという狂気の行動に 出た。 そのまま迷走を続け、ゾルダや 王蛇との戦いを展開。 最後は師匠の幻影に導かれ、 父子を交通事故から身を呈して 庇い、現実世界で「英雄」となる。 が、しょせんは、戦いの場を かき乱すしかできなかった 「小物」だったと言えよう。 |
仮面ライダー・ベルデ | なし (大富豪・高見沢逸郎) |
仮面ライダー 龍騎(TVSPのみ) |
通算12人目のライダー。 契約モンスターはカメレオン型の バイオグリーザ。 こいつは我々悪の組織が 満を持して送り出した最凶の ライダーだ。 龍騎、ライアを除く悪のライダー 軍団を率い、裏切り者のナイトも 含めて、抹殺を企てる。 ライア、ナイトの二人を倒した 功績は大きい。 が、自身も最後の力を振り絞った ナイトに倒される。 惜しい男を亡くしたものだ。 なお、こいつはもう一つの点でも 偽ライダーと呼ぶにふさわしい。 すなわち、コピーベントで 「偽仮面ライダーナイト」に 化けたりもしたのだ。 |
仮面ライダー・インペラー | なし (フリーター→大会社の 若社長・佐野満) |
仮面ライダー 龍騎(40〜44話) |
通算13人目のライダー。 契約モンスターはレイヨウ型の ギガゼール。 その他、大量のガゼール軍団を 率いている。 機敏さとムエタイのような 戦闘スタイルを誇るらしい。 武器はドリル型の「ガゼルスタッブ」。 ファイナルベントはガゼル集団で 翻弄後、膝蹴りを当てる 「ドライブディバイダー」。 傭兵的なスタンスをとり、 契約条件の良い側に付くことを 望むそうだが、雰囲気は小物で、 ただ調子がいいだけの奴。 しかし、実は大会社の御曹司で、 父の死とともに運命が好転した。 が、一度ライダー同士の戦いに 足を踏み入れた者に安息はない。 それは、我々悪の世界にも似た ことが言えるわけだがな。 ライダーは最後の一人になるまで 戦うのが、神崎士郎のルール。 そして、悪の組織は世界征服の 日まで暗躍を続けるわけだ。 覚悟のない愚か者には、 死あるのみ。 |
オルタナティブ | 香川ゼミ (学生・仲村創) |
仮面ライダー 龍騎(37話〜38話) |
こいつは、龍騎ワールドの 13人ライダーを模して 作られた擬似ライダーだ。 純粋な意味で偽ライダーと 言えよう。 他の13人は、まがりなりにも、 作品世界では「本物のライダー」 だからなあ。 そのデザインは、ショッカー製造の 元祖ライダーを踏襲し、 黒い体色と複眼、触角、 顎のクラッシャーと申し分なし。 ベルトのバックルも、 四角いカードデッキではなく、 ライダー伝統の丸型だ。 とにかく、突如出現し、物語を 混迷に落とす存在は、 悪の組織の望むところだ。 登場時の悪役的な風貌を 我々は歓迎したが、タイガの 裏切りであっさり倒された。 しかし、その後、転生。 釈由美子やギルスとともに、 怪獣と戦うこととなった。 |
オルタナティブ・ゼロ | 香川ゼミ (教授・香川英行) |
仮面ライダー 龍騎(39話〜42話) |
タイガに倒された仲村。 しかし、オルタナティブは 一人ではなかった。 体に白いラインという、 より洗練されたスタイルで、 第3勢力首領自ら変身。 得意技は、「一度見たものを 覚えてしまうこと」。 そして、サイコローグという名の 契約モンスター(モチーフは コオロギ)を使役する。 サイコローグはバイクに変形し、 横スピンの「デッドエンド」を発動。 主人公と敵対する存在ゆえ 「悪のホープ」と期待はしたが、 ただの「家族思いの善人」と 判明。 信用していたタイガの狂気を 見抜けずに、不意討ちを受けて 倒された。 まあ、我々悪の世界では、 裏切りは日常茶飯事だ。 しょせんは力を持たぬ者の 哀れな末路と言えよう。 そもそも、神崎優衣に危害を 加えれば、死は確定というのが ルールだったしな。 |
カクタス・ファイズ | オルフェノク (カクタス=赤井) |
仮面ライダー ファイズ(4話) |
オルフェノクの一体が、 ファイズドライバー(ベルト)を 奪って、変身した姿。 しかし、力を得て慢心し、 相棒を惨殺。 その後、起動したオートバジン・ ロボモードの攻撃で、変身を 解除され、ベルトを奪い返される。 絶対に勝てる状況から逆転された のは、ひとえに知恵のなさゆえか。 |
海堂ファイズ | スマートブレイン オルフェノク (海堂直也) |
仮面ライダー ファイズ(9〜10話) |
スマートブレイン社が 「役立たずのオルフェノク」を 粛清するために、 スネイクオルフェノクこと 海堂直也にファイズギアを託した。 通称「ミスターファイズ」または 「怖い怖いファイズさん」。 オートバジン・ロボモードとの コンビプレイで、 スネイルオルフェノクを攻撃。 その後、ホースオルフェノクと 一騎打ちするが、土壇場で 非情になり切れず、敗退する。 自分自身が「役立たず」であると 証明したため、今後は粛清の 対象にすることも検討中だ。 |
琢磨ファイズ | ラッキークローバー オルフェノク (琢磨逸郎) |
仮面ライダー ファイズ(20〜21話、 24〜25話) |
上級オルフェノク・ラッキー クローバーの一人である センチピードオルフェノクこと 琢磨逸郎がファイズギアを奪って 変身した姿。 ちなみに、琢磨の前世は、アギト、 G3、ギルスの3人ライダーを 敵に回して陰謀を企んだことの ある北條透その人であり、 彼の動向は悪の世界でも、 大いに期待されている。 一度はカイザにベルトを奪回され、 「これまでか」と思われたが、 海堂直也の協力で、再入手。 ラッキークローバーの同僚・ 影山冴子とともに再変身して、 悪のダブルライダーとなった。 しかし、ゴートオルフェノクの 攻撃でベルトを外され、 乾巧に取り戻される。 |
影山カイザ | ラッキークローバー オルフェノク (影山冴子) |
仮面ライダー ファイズ(24〜25話) |
上級オルフェノク・ラッキー クローバーの一人である ロブスターオルフェノクこと 影山冴子が、海堂直也の 協力で入手したカイザギアで 変身した姿。 ラッキークローバーの同僚・ 琢磨逸郎がとともに、 悪のダブルライダーを結成。 初の偽者の女ライダーとしても 大いに期待された。 しかし、ゴートオルフェノクの 攻撃に苦戦、ファイズに変身した 乾巧にベルトを奪還される。 |
仮面ライダー・サイガ |
スマートブレイン オルフェノク (レオ) |
仮面ライダー ファイズ(劇場版) |
オルフェノクが支配する理想郷で 帝王のベルト「天のベルト」で 変身した天翔ける戦士。 パンチ技スカイインパクトや、 キック技コバルトスマッシュを 駆使する。 カイザを倒したことは認めるが、 しょせんは前座だな。 |
仮面ライダー・オーガ |
スマートブレイン オルフェノク (木場勇治) |
仮面ライダー ファイズ(劇場版) |
オルフェノクが支配する理想郷で 帝王のベルト「地のベルト」で 変身した最強戦士。 銃モードにもなる冥界の剣 オーガストランザーを使いこなし、 必殺技オーガストラッシュを放つ。 裏切り者のオルフェノク木場勇治を 心理的に追い込み、最強戦士に 仕立て上げた村上の手腕は 認めるが、詰めが甘かったようだ。 反省すべき点は二つ。 一つは、どうせなら、脳改造を施し、 絶対に組織を裏切らせないこと。 もう一つは、乾巧がオルフェノクだと 見抜けなかったことだ。 |
ライオトルーパー |
スマートブレイン オルフェノク (ライオンオルフェノク 他9999人) |
仮面ライダー ファイズ(劇場版) |
オルフェノクが支配する理想郷で 量産化された兵士たち。 専用バイクのジャイロアタッカーを 乗りこなし、左ハンドルでもある 銃剣両用のアクセレイガンを 武器にする。 悪のライダーが増えることは 大いに歓迎するが、こいつらは デストロン・オートバイ部隊と 本質的には変わらんぞ。 質より量になってはいかんと いうことだな。 |
啓太郎カイザ |
人間解放軍 (菊池啓太郎) |
仮面ライダー ファイズ(劇場版) |
オルフェノクが支配する理想郷で 死亡した草加カイザの代わりに、 一般人の菊池啓太郎が 命がけで変身した姿。 こんな奴でもライオトルーパー 隊長を倒すことができた。 やはり、ライオトルーパーは 本質的に見直さないといかんな。 本物のライダーどころか、素人の 変身したライダーに簡単に 負けてしまうようでは。 |
北崎デルタ |
ラッキークローバー オルフェノク (北崎) |
仮面ライダー ファイズ(28〜33話) |
上級オルフェノク・ラッキー クローバーの最強戦士である ドラゴンオルフェノクこと北崎が、 澤田亜希の協力で入手した デルタギアで変身した姿。 デルタの脅威を知らしめる活躍を 示したが、ベルトなしでも十分強い 彼にとって、ベルトは玩具みたいな 物に過ぎなかった。 変身ベルトを「飽きちゃった」と 言ってのける戦士は彼ぐらいだ。 実力が全ての悪の世界では、 彼ほどの気概を示すのも良い。 しかし、敵もブラスターフォームを 発動したが、北崎は勝てるかな。 |
草加ファイズ |
元・流星塾生 (草加雅人) |
仮面ライダー ファイズ(30話) |
仮面ライダーカイザ・草加雅人が 乾巧の手からベルトを奪取。 巧と木場勇治の仲を悪化させる 目的で変身した姿。 奴は、スマートブレインに敵対して いるが、策謀を好み、その本質は 悪に近いと言えよう。 オルフェノクとしては「失敗作」と 言われてはいるが、何とか利用 できないか、村上の手腕に期待 するとしよう。 奴ごときを手玉に取れないなら、 村上の首も切ることも検討中だ。 |
草加デルタ |
元・流星塾生 (草加雅人) |
仮面ライダー ファイズ(33〜34話) |
仮面ライダーカイザ・草加雅人が 澤田亜希の協力で入手した デルタギアで変身した姿。 これで、草加は3種のベルトで 変身した唯一の男となる。 これほどの行動力を示す者が オルフェノクでないことが実に 惜しい。 しかし、逆に言えば、どうして オルフェノクでない奴がベルトで 変身できるのか? 村上も、その謎を知りたがっている ようだが、それを調べるためにも、 村上にはもっと、草加との接触を 期待するぞ。 |
木場ファイズ |
ホースオルフェノク (木場勇治) |
仮面ライダー ファイズ(36〜39話) |
裏切り者のオルフェノク木場勇治が、 乾巧から預かったベルトで変身。 これで勇治は、別世界のオーガと 合わせて、2種のライダーになった ことになる。 草加と並んで惜しい男だが、 裏切り者は抹殺するがいい。 あるいは、脳改造を施して、味方に 引き入れるかだ。 主人公不在の状況で代役を 務めはしたが、しょせんは代役。 北崎の敵ではなかったようだ。 |
乾デルタ |
ウルフオルフェノク (乾巧) |
仮面ライダー ファイズ(38話) |
乾巧が実はオルフェノクだった ことで、証明されたことがある。 それは、仮面ライダーも本質的に 怪人だという事実だ。 我々、悪の組織にとって僥倖では ないか。 この姿は、ファイズギアを勇治に 預けた巧がとっさにそばにあった デルタギアで変身した姿だ。 本来、デルタギアを預けられた 三原修二よりも上手く 使いこなしていたようだ。 さすがはオルフェノクといえよう。 |