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偽ライダー列伝


納谷吾郎の声で)

諸君、これを見よ。

我々悪の組織の切り札とも言うべき

「偽ライダーの歴史」がここにある。

一部、「?」な存在もいるが、

我々悪の組織は懐が広いのだ。

これらの戦力を参考に、より確実にライダーを

倒す偽者を考案するのも一興ではないか。

フハハハハハ。

しかし、最近はライダー同士の戦いが
当然のように展開されているな。

これも、我々悪の組織の陰謀の賜物と
言うべきだろう。

ライダー同士が醜い争いを繰り返している間に、
悪は着実に力を付けているのだ。

フフフフフ。

愚かなライダーたちよ、我々のために「戦え」

 

偽者名 所属組織名
(変身者名)
登場作品(話数) コメント
ショッカーライダー ゲルショッカー 仮面ライダー
(1号は91〜94話。
6人集結は、93話から)
ショッカーが作り出した
仮面ライダーの偽者。
とは言え、ライダーは
元々ショッカーが作った
のだから、偽者という表現は
おかしいのではないか。
あえて言うなら、「量産型
ライダー」と言うべきだろう。

1号から6号までいて、
モデルは本郷ライダー。
すなわち、腕と足のラインは
全員2本。
グローブとブーツが
黄色なのは有名。
マフラーの色は、全員異なり、
番号順に
・白・
ピンク。ライダー本来の
合わせると、戦隊ヒーローが
結成できそうだ。

本来のライダーにはない
飛び道具を備え、
戦闘力は充分だったが、
脳改造のためか機転が
利かず、ライダー車輪に
巻き込まれ、空中で互いに
激突、全滅した。

なお、原作コミック版には、
一文字ライダーを含む
12人の偽ライダーが登場、
本郷ライダー抹殺に成功
している。
その後、正気に戻った
一文字ライダーによって
全滅させられたが。

デストロンライダーマン デストロン
(シーラカンスキッド)
仮面ライダーV3
(47話)
シーラカンスキッドが化けた
偽者。V3とライダーマンの
信頼関係を分断しようとした。
なお、V3の偽者は登場
していない。
偽Xライダー ゴッド
(カメレオンファントマ)
仮面ライダーX
(29話)
カメレオンファントマが
化けた偽者。
姿だけ似せても、うまく
いかんということだな。
偽アマゾン ガランダー帝国
(サンショウウオ獣人)
仮面ライダーアマゾン
(23話)
サンショウウオ獣人が
化けた偽者。
変身前のアマゾン(山本大介)に
化けたりもしたが、ギギの腕輪を
持たないし、戦闘力も弱かった。
※偽の立花藤兵衛 なし 仮面ライダー
ストロンガー
(20話)
偽者というと語弊があるが、
立花藤兵衛のそっくりさん。
その名も立木藤太郎。
関東第一原子力研究所に
勤める科学者である。
(小林昭二の二役)
彼の知識は,負傷した百目
タイタンの修理に使える。
ストロンガーの修理をした
という実績もある。

ストロンガーの偽者は、
登場していない。
ブラックサタンという組織は、
自らストロンガーを
生み出しながら、偽者を
作らないわ、より電気容量の
低い「電気エイ」なんて者を
作り出すわ、まことにもって
けしからん。
しょせんは、虫が首領では
うまくいかんということか。

偽スカイライダー ネオショッカー
(ドロリンゴ)
(新)仮面ライダー
(48話)
ドロリンゴの化けた偽者。
黄色いグローブやブーツ、
3人に分身するなど、
一見、元祖を踏襲している
かに見えたが、
行動内容は子供いじめと
お粗末であった。
バチンガル ドグマ 仮面ライダー
スーパー1
(21話)
厳密には偽者ではないが、
ファイブハンド装着可能な
スズメバチ型改造人間

すなわち、ドグマ製
スーパー1とでも言うべき
怪人。
(スーパー1のモチーフも
スズメバチなので)。
スーパー1から、
パワー
エレキ冷熱ハンドを
奪うが、
レーダーハンド
ミサイル攻撃に敗れる。
優秀な怪人だが、油断して
詰めの甘さが命取りに
なったんだな。
アンドロイド・
スーパー1
ジンドグマ 仮面ライダー
スーパー1
(37話)
怪人コマサンダーの
能力テストのために
設計された偽者。
黄色のマフラーを持つ。

本当にスーパー1の能力を
再現できていたかは謎だ。

シャドームーン ゴルゴム
(秋月信彦)
仮面ライダー
BLACK
(35話以降)
厳密には偽者ではないが、
BLACKことブラックサンと
対を成す世紀王の片割れ。
原作コミック版では、
BLACKと瓜二つの
バッタ男として登場。

最も強力な偽者といっても
過言ではないだろう。

シミュレーション
 ロボライダー
クライシス帝国 仮面ライダー
BLACK RX
(26話)
ボスガンの稲妻剣の
実験台に使われたロボット。
偽1号ライダー クライシス帝国
(ガイナニンポー)
仮面ライダー
BLACK RX
(45話)
怪魔獣人ガイナニンポーが化けた
1号ライダーの偽者。
変身を解かないライダー集団の
中に紛れ込んで、
スパイ活動を働くも、
あっさり見破られた。
改造兵士レベル3・鬼塚 財団 真・仮面ライダー・序章 ライダーシンと同じ技術で作られた
改造兵士。シンと同じ姿を持つが、
額の第3の目を持たないせいか、
人間性を失い、暴走した殺人鬼と
化してしまった。
ドラス完全体 ドラス 仮面ライダーZO ネオ生命体ドラスがZOを
取り込んで、生まれた
赤いライダーの姿。
映像的インパクトはあったが
戦うべき相手がいないので
その戦闘力の高さは不明。
内部のZOにあっさり分離
される。

やはり、敵を内部に取り込む
のは、危険を覚悟すべき
だろう。

ズ・バヅー・バ グロンギ 仮面ライダー
クウガ
(5、6話)
クウガにはいろいろと過去の
ライダーへのオマージュが
登場するのだが、
その第1弾がこいつ。
ジャンプ力抜群のバッタ男。
ゴ・バダー・バ グロンギ 仮面ライダー
クウガ
(21〜33話)
クウガのバッタ男第2弾。
バヅーの兄で、今度は
「バギブソン」という名の
バイクに乗ったり、
変身ポーズをとったり、
赤いマフラーだったりで、
クウガのライバルとして
大活躍を見せた。
ゴ・ガドル・バ グロンギ 仮面ライダー
クウガ
(36〜46話)
バダーが倒された後、
クウガのライバルとなるべく
登場したゴ最強の怪人。
クワガタモチーフのクウガに対し、
カブト虫がモチーフだ。
しかも、電気エネルギーで
パワーアップなんて、
どう見ても
ストロンガー
クウガ同様のフォーム
チェンジも披露し、
2000年の年末ストーリーを
大いに盛り上げた。
ン・ダグバ・ゼバ グロンギ 仮面ライダー
クウガ
(40〜48話)
グロンギ最強の怪人は、
クウガのアンチテーゼとも
言える存在だった。
クウガすら、ダグバと同じに
なってしまう危険を秘めて
いたわけである。
ある意味、究極の偽ライダー
と言えるだろう。
G3(G3−X) 警視庁
(氷川誠)
仮面ライダー
アギト
偽者というと語弊がありまくり
だが、一応、4号を元にして
作られているわけだから、
クウガのイミテイションと
言っていいだろう。
もっとも、4号というのは、
「ライダーマン」という説も
あるようだ(笑)。

G3−Xは、暴走の危険性が
あるようなので、これをうまく
利用すれば、悪の兵器として
利用できただろうが。

ギルス なし
(葦原涼)
仮面ライダー
アギト
これまた、偽者というのは、
葦原涼の運命を思うと、
可哀想すぎるが、
「アギトの突然変異体」、
「アギトのなり損ない」、
「アギトのまがい物」という
話らしいので、晴れて偽者に
入れてあげよう(笑)。

アギトを憎んでいたが、
誤解が解けたらしい。
悪の軍団にとっては残念だ。

V1 警視庁
(北條透)
仮面ライダー
アギト(23話)
外見は「ライダー」と言うべきでは
ないが(むしろ宇宙刑事や
機動刑事のコピーっぽい)、
「G3−X」のライバルにして、
装着員の個性ゆえ、ここに
登場させた。

北條透が何をしでかすか、
我々、悪の組織も楽しみに
しておった。
何しろ、
翔一氷川
3人を敵に回した男だからな。

アナザーアギト あかつき号
メンバー代表
(木野薫)
仮面ライダー
アギト(35〜46話)
天才外科医「木野薫」が変身した
「真」に似た外見のライダー。
「ダークホッパー」という名の
バイクに乗り、赤いマフラーを持つ。

最初は、アギトに敵対する存在
だったが、後に和解した。
しかし、その風貌は悪ッポイ。
46話で、惜しまれながら亡くなった。

G3マイルド 警視庁
(尾室隆弘)
仮面ライダー
アギト(スペシャル)
量産型G3。
着用者は「尾室隆弘」。
性能は大したことないが、
アンノウンのパンチをまともに
受けても装着者が死なない
程度の防御力はあるようだ。

 今後の再登場の可能性は
なかったが、尾室はG3を
装着して、北條G3−Xとともに
アギトを攻撃したりもしたな。

 なお、この作品には、心理学者・
国枝東の息子・弘樹が変身
しかけた「なりそこないアギト」も
登場している。

 こう見ると、ゲストライダーが
どんどん増えた作品だな、
アギトとは。

スカラベウス・
 フォルティス
アンノウン 仮面ライダー
アギト(スペシャル)
グロンギ怪人ゴ・ガドル・バの
偽者っぽいので、ここに掲載。
名前は「強いカブト虫」を意味する。

吹き矢を放って、人間を炭化する他、
モーニングスターと楯を装備する。
G3−Xやギルス、G3マイルド、
アギトバーニングフォームをも
凌駕する強敵だが、
アギト・シャイニングフォームに
敗れた。

G4 自衛隊
(水城史朗)
仮面ライダー
アギト(劇場版)
当然、G3の偽者と見なす
べきだろうな。
アギトとも戦った。
我々悪の組織は、喜んで
G4を仲間に加えるぞ。

装着者に死をもたらすと言う、
少し難儀な副作用があるが。

仮面ライダー・シザース なし
(悪徳警官・須藤雅史)
仮面ライダー
龍騎(5〜6話)
「13人のライダー同士の戦い」を
売りにした、偽ライダーの宝庫と
言えるな、この作品は。

その中で最初に散ったのが、
こいつだ。通算3人目のライダー
だが、その外見や行動パターンは
我々、悪の怪人に相当する奴だ。

悪徳刑事「須藤雅史」が変身し、
カニ型契約モンスター・
ヴォルキャンサーとともに、
人間を襲う。
もう少し、長く生きられたら、
我々、悪の軍団の尖兵として
スカウトに行ったものを。

スペシャル版では復活し、
正義の刑事になった……と
見せかけ、実は悪に荷担した。
しかし、自ら逮捕した
王蛇
恨みを買って、倒される。

仮面ライダー・ライア なし
(占い師・手塚海之)
仮面ライダー
龍騎(13〜23話)
通算5人目のライダー。
契約モンスターはエイ型の
エビルダイバー。

しかし、エビルの名前に反して、
この男は邪悪ではないぞ。
「ライダー同士の戦い」という
楽しい展開を邪魔する奴だ。

未来が読めるという特殊能力を
持っていたが、正義に荷担した
ため、散っていった。
哀れな奴だが、契約モンスターは
悪のために役立ててやろう。

スペシャル版では復活したが、
一番最初に散ることとなった。
ある意味、スペシャル版は、
我々悪の組織には痛快な
作品と言えよう。

仮面ライダー・ガイ なし
(大学生・芝浦淳)
仮面ライダー
龍騎(15〜19話)
通算6人目のライダー。
契約モンスターはサイ型の
メタルゲラス。

こいつは邪悪だが、自信過剰で、
あまり優秀ではなかった。
ライダー同士の戦いを盛り上げ
ようとした心意気は買うが、
策士、策におぼれて、我が身の
安全を怠ったため、散っていった。
哀れな奴だが、契約モンスターは
悪のために役立ててやろう。

スペシャル版では復活したが、
クモ怪人に襲われて散った。
弱肉強食の悪の世界では、
しょせん小物だったと言えよう。

仮面ライダー王蛇 なし
(脱獄囚・浅倉威)
仮面ライダー
龍騎(18話〜)
通算7人目のライダー。
契約モンスターはヘビ型の
ベノスネーカー。

こいつは文句なしに邪悪だ。
何しろ生き別れの弟を、
モンスターの餌にして平気な
奴だからな。
散っていったライダーの契約
モンスターを配下に加え、
最強のモンスター・ジェノサイダーを
誕生させた功績も光るものがある。

「イライラするぜ」が口癖で、
多くのライダーを抹殺した。
が、最後は警官隊に銃殺された。
別世界で復活し、
城戸真司
バイクを倒すという悪行を行う。
そのときのセリフは
「イライラさせるな」。

 仮面ライダー・
オーディン
なし
(神崎士郎の代理)
仮面ライダー
龍騎(27話〜)
通算8人目のライダーだが、
本人は13号を名乗る。

ライダー同士の戦いの主催者・
神崎士郎が正体ともっぱらの
噂だったが、「実体を持たない」
士郎の代理戦士という設定が
最終話で語られた。
(追記・蒼月閑さんから『龍騎
超全集・最終巻』の記述を
教えてもらいました。それに
よると、
オーディンの正体は、
士郎に操られた
「街中の
見知らぬ男たち」
とのこと)

時間を操り、総集編を生み出す
特殊能力を持っている。
不死鳥「ゴルトフェニックス」と
契約しており、何度倒されても
復活する。
最後は、士郎の戦意喪失とともに
消滅した。


仮面ライダー・ファム
なし
(詐欺師・霧島美穂)
仮面ライダー
龍騎(劇場版)
通算9人目のライダーになるのか。
もっとも劇場版はファイナル
エピソードなので、それまでに
散っていく奴もいるだろうが。
契約モンスターは白鳥型の
ブランウイング。

あえて、偽者という枠で考えるなら
ナイトの偽者という外見だな。
初の女性ライダーというだけで、
注目度は抜群だな。
姉の仇のため、王蛇と戦い、
うまく雪辱を晴らしたものの、
リュウガに倒された。

スペシャル版では、悪の尖兵として
龍騎とナイトをいたぶる。
あれは我々悪の組織がヒーローを
抹殺する、真の龍騎ワールドとして
貴重な映像だ。


仮面ライダー・リュウガ
なし
(ミラーワールドの
 城戸真司)
仮面ライダー
龍騎(劇場版)
通算10人目のライダー。
契約モンスターは黒竜型の
ドラグブラッカー。

ミラーワールドのライダーたちで、
こいつぐらい「偽者」の称号が
似合う奴はいないな。
何せ、「黒い
龍騎」だからな。

しかも、正体まで偽者だった。

劇場版で、
ファムを抹殺し、
その後、
龍騎を一度は取り込んで
一体化した(まるでドラスだ)。
そしてドラス同様、分離された後は
あっさり倒された。

が、スペシャル版では復活。
同時に自ら倒した
ファムを洗脳し、
悪の戦士として傍らでともに戦う。

仮面ライダー・タイガ 香川ゼミ
(学生・東條悟)
仮面ライダー
龍騎(33〜46話)
通算11人目のライダー。
契約モンスターは白虎型の
デストワイルダー。

ミラーワールドを閉じることが目的
……と書くと、我々、悪にとっては
敵のようだったが、その行動は
凶悪そのもの。
まずは突如、味方のはずの、
オルタナティブの仲村を抹殺
という凶行に出る。
さらに龍騎の味方を装いながら、
またも不意討ちを仕掛けたり、
王蛇にも不意を討って意識不明に
した戦闘スタイルから
「不意討ちライダー」の称号を
与えよう。

本人は、英雄になりたいそうな。
「英雄はただ一人でいい♪」という
主題歌もあったが、
悪の英雄なら我々も望むところだ。

そして、とうとう
ミラーワールドを
閉じることを放棄し、師匠すら
抹殺するという狂気の行動に
出た。
そのまま迷走を続け、
ゾルダ
王蛇との戦いを展開。
最後は師匠の幻影に導かれ、
父子を交通事故から身を呈して
庇い、現実世界で「英雄」となる。
が、しょせんは、戦いの場を
かき乱すしかできなかった
「小物」だったと言えよう。
仮面ライダー・ベルデ なし
(大富豪・高見沢逸郎)
仮面ライダー
龍騎(TVSPのみ)
通算12人目のライダー。
契約モンスターはカメレオン型の
バイオグリーザ。

こいつは我々悪の組織が
満を持して送り出した最凶の
ライダーだ。
龍騎ライアを除く悪のライダー
軍団を率い、裏切り者の
ナイト
含めて、抹殺を企てる。
ライアナイトの二人を倒した
功績は大きい。
が、自身も最後の力を振り絞った
ナイトに倒される。
惜しい男を亡くしたものだ。

なお、こいつはもう一つの点でも
偽ライダーと呼ぶにふさわしい。
すなわち、コピーベントで
「偽仮面ライダーナイト」
化けたりもしたのだ。
仮面ライダー・インペラー なし
(フリーター→大会社の
若社長・佐野満)
仮面ライダー
龍騎(40〜44話)
通算13人目のライダー。
契約モンスターはレイヨウ型の
ギガゼール。
その他、大量のガゼール軍団を
率いている。

機敏さとムエタイのような
戦闘スタイルを誇るらしい。
武器はドリル型の「ガゼルスタッブ」。
ファイナルベントはガゼル集団で
翻弄後、膝蹴りを当てる
「ドライブディバイダー」。
傭兵的なスタンスをとり、
契約条件の良い側に付くことを
望むそうだが、雰囲気は小物で、
ただ調子がいいだけの奴。

しかし、実は大会社の御曹司で、
父の死とともに運命が好転した。
が、一度ライダー同士の戦いに
足を踏み入れた者に安息はない。
それは、我々悪の世界にも似た
ことが言えるわけだがな。
ライダーは最後の一人になるまで
戦うのが、神崎士郎のルール。
そして、悪の組織は世界征服の
日まで暗躍を続けるわけだ。
覚悟のない愚か者には、
死あるのみ。
オルタナティブ 香川ゼミ
(学生・仲村創)
仮面ライダー
龍騎(37話〜38話)
こいつは、龍騎ワールドの
13人ライダーを模して
作られた擬似ライダーだ。

純粋な意味で偽ライダーと
言えよう。
他の13人は、まがりなりにも、
作品世界では「本物のライダー」
だからなあ。

そのデザインは、ショッカー製造の
元祖ライダーを踏襲し、
黒い体色と複眼、触角、
顎のクラッシャーと申し分なし。

ベルトのバックルも、
四角いカードデッキではなく、
ライダー伝統の丸型だ。

とにかく、突如出現し、物語を
混迷に落とす存在は、
悪の組織の望むところだ。

登場時の悪役的な風貌を
我々は歓迎したが、
タイガ
裏切りであっさり倒された。

しかし、その後、転生。
釈由美子や
ギルスとともに、
怪獣と戦うこととなった。
オルタナティブ・ゼロ 香川ゼミ
(教授・香川英行)
仮面ライダー
龍騎(39話〜42話)
タイガに倒された仲村。
しかし、オルタナティブ
一人ではなかった。
体に白いラインという、
より洗練されたスタイルで、
第3勢力首領自ら変身。
得意技は、「一度見たものを
覚えてしまうこと」。
そして、サイコローグという名の
契約モンスター(モチーフは
コオロギ)を使役する。
サイコローグはバイクに変形し、
横スピンの「デッドエンド」を発動。

主人公と敵対する存在ゆえ
「悪のホープ」と期待はしたが、
ただの「家族思いの善人」と
判明。
信用していた
タイガの狂気を
見抜けずに、不意討ちを受けて
倒された。

まあ、我々悪の世界では、
裏切りは日常茶飯事だ。
しょせんは力を持たぬ者の
哀れな末路と言えよう。
そもそも、神崎優衣に危害を
加えれば、死は確定というのが
ルールだったしな。
カクタス・ファイズ オルフェノク
(カクタス=赤井)
仮面ライダー
ファイズ(4話)
オルフェノクの一体が、
ファイズドライバー(ベルト)を
奪って、変身した姿。

しかし、力を得て慢心し、
相棒を惨殺。
その後、起動した
オートバジン・
ロボモード
の攻撃で、変身を
解除され、ベルトを奪い返される。

絶対に勝てる状況から逆転された
のは、ひとえに知恵のなさゆえか。
海堂ファイズ スマートブレイン
オルフェノク
(海堂直也)
仮面ライダー
ファイズ(9〜10話)
スマートブレイン社が
「役立たずのオルフェノク」を
粛清するために、
スネイクオルフェノクこと
海堂直也
にファイズギアを託した。
通称
「ミスターファイズ」または
「怖い怖いファイズさん」

オートバジン・ロボモードとの
コンビプレイで、
スネイルオルフェノクを攻撃。

その後、
ホースオルフェノク
一騎打ちするが、土壇場で
非情になり切れず、敗退する。

自分自身が「役立たず」であると
証明したため、今後は粛清の
対象にすることも検討中だ。
琢磨ファイズ ラッキークローバー
オルフェノク
(琢磨逸郎)
仮面ライダー
ファイズ(20〜21話、
24〜25話)
上級オルフェノク・ラッキー
クローバーの一人である
センチピードオルフェノクこと
琢磨逸郎
がファイズギアを奪って
変身した姿。

ちなみに、
琢磨の前世は、アギト
G3
ギルスの3人ライダーを
敵に回して陰謀を企んだことの
ある
北條透その人であり、
彼の動向は悪の世界でも、
大いに期待されている。

一度は
カイザにベルトを奪回され、
「これまでか」と思われたが、
海堂直也の協力で、再入手。
ラッキークローバーの同僚・
影山冴子とともに再変身して、
悪のダブルライダーとなった。
しかし、ゴートオルフェノクの
攻撃でベルトを外され、
乾巧に取り戻される。
影山カイザ ラッキークローバー
オルフェノク
(影山冴子)
仮面ライダー
ファイズ(24〜25話)
上級オルフェノク・ラッキー
クローバーの一人である
ロブスターオルフェノクこと
影山冴子
が、海堂直也
協力で入手したカイザギアで
変身した姿。

ラッキークローバーの同僚・
琢磨逸郎がとともに、
悪のダブルライダーを結成。
初の偽者の女ライダーとしても
大いに期待された。
しかし、ゴートオルフェノクの
攻撃に苦戦、ファイズに変身した
乾巧にベルトを奪還される。

仮面ライダー・サイガ
スマートブレイン
オルフェノク
(レオ)
仮面ライダー
ファイズ(劇場版)
オルフェノクが支配する理想郷で
帝王のベルト「天のベルト」で
変身した天翔ける戦士。

パンチ技スカイインパクトや、
キック技コバルトスマッシュを
駆使する。
カイザを倒したことは認めるが、
しょせんは前座だな。

仮面ライダー・オーガ
スマートブレイン
オルフェノク
(木場勇治)
仮面ライダー
ファイズ(劇場版)
オルフェノクが支配する理想郷で
帝王のベルト「地のベルト」で
変身した最強戦士。
銃モードにもなる冥界の剣
オーガストランザーを使いこなし、
必殺技オーガストラッシュを放つ。

裏切り者のオルフェノク
木場勇治
心理的に追い込み、最強戦士に
仕立て上げた村上の手腕は
認めるが、詰めが甘かったようだ。
反省すべき点は二つ。
一つは、どうせなら、脳改造を施し、
絶対に組織を裏切らせないこと。
もう一つは、
乾巧がオルフェノクだと
見抜けなかったことだ。

ライオトルーパー
スマートブレイン
オルフェノク
(ライオンオルフェノク
他9999人)
仮面ライダー
ファイズ(劇場版)
オルフェノクが支配する理想郷で
量産化された兵士たち。
専用バイクのジャイロアタッカーを
乗りこなし、左ハンドルでもある
銃剣両用のアクセレイガンを
武器にする。

悪のライダーが増えることは
大いに歓迎するが、こいつらは
デストロン・オートバイ部隊と
本質的には変わらんぞ。
質より量になってはいかんと
いうことだな。

啓太郎カイザ
人間解放軍
(菊池啓太郎)
仮面ライダー
ファイズ(劇場版)
オルフェノクが支配する理想郷で
死亡した
草加カイザの代わりに、
一般人の
菊池啓太郎
命がけで変身した姿。

こんな奴でもライオトルーパー
隊長を倒すことができた。
やはり、ライオトルーパーは
本質的に見直さないといかんな。
本物のライダーどころか、素人の
変身したライダーに簡単に
負けてしまうようでは。

北崎デルタ
ラッキークローバー
オルフェノク
(北崎)
仮面ライダー
ファイズ(28〜33話)
上級オルフェノク・ラッキー
クローバーの最強戦士である
ドラゴンオルフェノクこと北崎が、
澤田亜希の協力で入手した
デルタギアで変身した姿。

デルタの脅威を知らしめる活躍を
示したが、ベルトなしでも十分強い
彼にとって、ベルトは玩具みたいな
物に過ぎなかった。
変身ベルトを「飽きちゃった」と
言ってのける戦士は彼ぐらいだ。
実力が全ての悪の世界では、
彼ほどの気概を示すのも良い。
しかし、敵も
ブラスターフォーム
発動したが、北崎は勝てるかな。

草加ファイズ
元・流星塾生
(草加雅人)
仮面ライダー
ファイズ(30話)
仮面ライダーカイザ・草加雅人
乾巧の手からベルトを奪取。
木場勇治の仲を悪化させる
目的で変身した姿。

奴は、スマートブレインに敵対して
いるが、策謀を好み、その本質は
悪に近いと言えよう。
オルフェノクとしては「失敗作」と
言われてはいるが、何とか利用
できないか、村上の手腕に期待
するとしよう。
奴ごときを手玉に取れないなら、
村上の首も切ることも検討中だ。

草加デルタ
元・流星塾生
(草加雅人)
仮面ライダー
ファイズ(33〜34話)
仮面ライダーカイザ・草加雅人
澤田亜希の協力で入手した
デルタギアで変身した姿。

これで、
草加は3種のベルトで
変身した唯一の男となる。
これほどの行動力を示す者が
オルフェノクでないことが実に
惜しい。
しかし、逆に言えば、どうして
オルフェノクでない奴がベルトで
変身できるのか?
村上も、その謎を知りたがっている
ようだが、それを調べるためにも、
村上にはもっと、
草加との接触を
期待するぞ。

木場ファイズ
ホースオルフェノク
(木場勇治)
仮面ライダー
ファイズ(36〜39話)
裏切り者のオルフェノク木場勇治が、
乾巧から預かったベルトで変身。
これで
勇治は、別世界のオーガと
合わせて、2種のライダーになった
ことになる。
草加と並んで惜しい男だが、
裏切り者は抹殺するがいい。
あるいは、脳改造を施して、味方に
引き入れるかだ。

主人公不在の状況で代役を
務めはしたが、しょせんは代役。
北崎の敵ではなかったようだ。

乾デルタ
ウルフオルフェノク
(乾巧)
仮面ライダー
ファイズ(38話)
乾巧が実はオルフェノクだった
ことで、証明されたことがある。
それは、仮面ライダーも本質的に
怪人だという事実だ。
我々、悪の組織にとって僥倖では
ないか。

この姿は、ファイズギアを
勇治
預けた
がとっさにそばにあった
デルタギアで変身した姿だ。
本来、デルタギアを預けられた
三原修二よりも上手く
使いこなしていたようだ。
さすがはオルフェノクといえよう。