部品14画
(テキ)
康煕字典
甲骨文
羽
+
隹
会意。各辞書は、キジまたはキジの尾羽のことをいうとし、詩経に「右手に
をとる」という、羽を持って舞う舞楽について紹介する。甲骨文字辞典は甲骨文で羽が鳥の頭部にあることに注目し、尾羽は後代生じた意味であるとする。いずれにせよ、「羽」はここでは羽毛を意味している。
しかしこの字を部品とする躍や濯の字について、字統では、
は鳥が羽を掲げて飛び立とうとする形とされ、そう解釈すれば羽は翼の意味となる。
声符としては、テキ・タク・ヨウ・ヤクなどの音を示し、「かがやかしい」「うつくしい」といった意味を伴う場合もある。
康煕字典に漢字として掲載。
・羽部8画。
・使われる字:
曜
躍
濯
※筆者の論考
分かったようでわからない古代文字
羽の項 参照。