部品6画

(セン)
wataru.png(735 byte)
甲骨文
 象形。「垣」の初文であり、垣がめぐる形とする説が強い。ただし字統は、亘は半円形のものをいうことが多く、宣はその形の室であるという。
 「」とは成り立ちの上で無関係。
 康煕字典に漢字として掲載。二部4画。日本では人名用漢字。
  使われる字: [桓] 


部品6画

(コウ)

「恒」
旧字体
kouseikinbun.png(815 byte)
「恒」
金文

wataru kobun.png(669 byte)wataru honji.png(4359 byte)
古文
 本来は「亙」の字体で、亘①とは別の字。説文解字のwataru honji.png(4359 byte)字の項に古文として亙に近い形の字が載り、字統によるとこれが「わたる」と訓する字。「二」(川の両岸)の間を「舟」が渡っている形。ただし「恒」の金文とされるものでは、二の間にあるのは月である。
 のちに亘①と部品としても混同され、恆の新字体は恒となっている。
 亙は康煕字典に漢字として掲載。二部4画。日本では人名用漢字だが、標準字体の座は亘に奪われている。
  使われる字:
※筆者の論考 同じ形で別の漢字 亙と亘 参照。