小学1年 | ||
年 ネン とし 年 本字 康煕字典 |
金文 |
金文の字形は禾+人からなる会意文字だったが、のちに人が千に変わり、形声文字となった。説文解字は「禾に従い千声」とする。この字体は康煕字典にも年の本字として掲載される(禾部3画)。 金文は人が禾(穀物)を差し上げている形で、何らかの収穫儀礼を表していると思われる。字統では、穀物の被り物を被った男が舞っている姿とし、女の場合は「委」、子どもの場合は「季」となるとする。 年に一度の儀礼であるので、のちに「とし」の意味を持ったのであろう。 康煕字典で年の部首は「干(カン)」とされるが、意味の上で関係はない。 ・干部3画。 |