漢検準2級
罷
ヒ
小篆
①+
能
会意。
①は網の象形。「能」は獣の形と見るのが一般的。
説文解字は、有能の者が法の網にかかった場合、ゆるして追いやることをいう字という。
字統は、獣に網をかけて疲れるのを待つ意という。罷の字義の一つが「つかれる」である。ただし字統は、「能」の項では、能を水生の昆虫の象形文字としている。
大漢和辞典は、「ゆるす」「やすむ」「やめる」などの字義を掲げる。
現代日本では、「罷免」の語以外ではほとんど使われない字。
・网部10画。