漢検2級
宛
(エン)
あてる
甲骨文
宀
+
説文解字は
を声符とする形声字とし、草の中に寝転ぶ様子とするが、字統は宀(廟所)に慎んで座ることを示す会意文字とする。
うねうねと柔らかく曲がる様子をいうのに用いられる。
文書などの「宛名」によく使われるため、2010年に常用漢字に加えられたが、「あてる」に宛の字が使われたのは、「充」の崩し字が「宛」と間違われたためという(笹原宏之「訓読みのはなし」)。
・宀部5画。
宛を部品とする字:
腕
[婉 椀 碗 蜿 豌]