漢検2級


(エン)
あてる
ate koukotu.png(959 byte)
甲骨文

atenanaka.png(782 byte)

 説文解字はatenanaka.png(782 byte)を声符とする形声字とし、草の中に寝転ぶ様子とするが、字統は宀(廟所)に慎んで座ることを示す会意文字とする。
 うねうねと柔らかく曲がる様子をいうのに用いられる。
 文書などの「宛名」によく使われるため、2010年に常用漢字に加えられたが、「あてる」に宛の字が使われたのは、「充」の崩し字が「宛」と間違われたためという(笹原宏之「訓読みのはなし」)。
・宀部5画。
  宛を部品とする字:[婉 椀 碗 蜿 豌]