漢検2級 | ||
呪 ジュ のろう |
会意。「兄」は、字統によれば頭上に口②(祝詞の容器)をいただき祈る人。偏の位置の「口」について、字統は特に述べないが、「咒」という異体字の存在を考えると、この口も口②である可能性がある。
字統によれば後漢代以降の字で、説文解字に載らない。古くは「祝」と同字だったとされる。漢字源は、のち祝は幸いを祈る場合、呪は不幸を祈る場合に分用されるようになったという。ただし、呪字も「いのる」「まじなう」の意を持ち、般若心経などでは真言(マントラ)の意で使われている。 2010年に常用漢字に追加された字。 ・口部5画。 使われる熟語の例:呪文 呪術 呪縛 |