漢検2級
臆
オク
説文
或体
月
②+
意
説文解字の正字は
に作り、形声(段玉裁によれば会意)とされる。或体として臆の字体を揚げ、会意(段玉裁は形声)とする。
の意味について、説文解字は「胸の骨」というが、字統は臆をその意味に用いた例はないという。
意は心中でおもう意であり、臆もその意を受けている。
気後れする意の「臆病」「臆する」は、日本での用法。
当用漢字に入らなかったため、「臆測」「臆説」の語には、1956年の国語審議会報告「同音の漢字による書きかえ」により「憶」の使用が推奨されたが、臆が2010年に常用漢字に追加されたため、前述の熟語には「臆」を使用する方針が示された。
・肉部13画。
使われる熟語の例:臆測 臆病 臆面