小学2年 | ||
国 コク くに 國 旧字体 |
金文 |
会意。囗(イ、城郭の形)と或(ワク、城郭を戈で守る形)からなる。元は或だけで国の意を表していたが、或が「あるいは」など他の意味に転用されるようになったため、囗を加えた字ができた。 古い字体(左の金文)は、戈ではなく弋(ヨク、くい)を部品としており、領域の境界にくいを打ったことを示すとする説もある(落合淳思「漢字の構造」)。 一方、囗は國の古文だともされる(字彙)。 新字体の国は俗字だが、康煕字典に載らず、大書源にも使用例は載らない。南北朝から唐代に、内部を「王」に作った字が使われ、こちらは「城壁の中に王がいる」ことを示す会意文字として理解しやすい。 「圀」は則天文字。 ・旧字体は囗部8画、新字体は5画。 |