小学2年 | ||
寺 ジ てら |
金文 |
寸は手の形。土③は之が変形したもので、本来は声符であるが、土と同形になり理解しにくくなっている。之ではなく「止」だったとの説もある(落合淳思「漢字の音」)。 字統は形声で持の初文、漢字源は会意兼形声で手足を動かして働く意味で、侍(はべる)や待の初文という。 中国への仏教の伝来(1世紀?)より前からある字で、当初の意味は役所又は役人。漢代に僧侶を役所に泊めたことから、仏寺を意味するようになった。 「寺」を部品に持つ持・待・時・侍・[恃]などの字には、「ものを保有し、その状態を持続する」意味があるという(小山鉄郎「白川静さんに学ぶ これが日本語」)。 ・寸部3画。 寺を部品とする字:時 詩 持 待 等 特 侍 ※筆者のエッセイ 寺と痔 参照。 |