漢検3級 | ||
墜 ツイ 康煕字典 |
説文 新附 「隊」 甲骨文 「地」 説文 籀文 |
字統は会意とするが、説文新附は隊を声符とする形声字とする。
隊は墜の初文とされる。漢字古今字資料庫では左下の甲骨文が「隊」のものとされるが、字ははしごから人が逆さまに落ちている形で、墜の意味を示す。 のちに隊が軍隊の意に専用されるようになり、原義を伝えるため墜の字が作られた。 字統によると、さらに、「地面」の意味も持っていた墜が、墜落の意に専用されるようになったため、地面の意味を表すために形声字の「地」が作られた。説文解字の地の項には、籀文として墜に似た字体が掲げられている。 地が墜よりも後発の字ということになるが、説文解字に地があって墜がないのが不審である。 ・土部12画。 |