漢検3級


ダツ
うばう
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金文

 会意。大は衣の上部の形、隹は鳥、寸は手。
 大漢和辞典は「本義は手中にした鳥がはばたきして逃げ去る意」というが、字統は「衣の中にものを置く字は死喪の儀礼に関するものばかり」と述べ(「奮」の項)、奪についても死喪の儀礼の一つで、霊が鳥形霊となって脱去しようとするのを手で留める儀礼をいうのであろうという。
 似た構成の字に「」がある。
・大部11画。