小学6年 | ||
奮 フン ふるう |
金文 小篆 |
会意。金文の字体は、衣+隹+田。字統は、衣の中にものを置く字は死葬の儀礼に関するものばかりなので、奮も「死者の襟のうちに鳥を入れ、田形の鳥の脚を止(とど)めておく器を加えている形とみてよい」という。ちなみに「奪」は、同じく鳥を手で留める形とする。これらの字に使われる隹は、死者の霊が変じた鳥形霊であり、ともにこの霊が飛び去るのを防いでいる形という。また、「鳥が留止をしりぞけて奮飛することを奮という」ともいう。 漢字源は、奮の田を地面と見て、鳥が飛ぼうとして地面で羽ばたくことをいうとする。 ・大部11画。 |