漢検4級



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旧字体
ataerukinbun.png(793 byte)
金文

ataerusyouten.png(701 byte)
説文
古文

kibakinbun.png(664 byte)
「牙」
金文

ataerukouki.png(1672 byte)
「与」
康煕字典

kyoku.png(596 byte)+与+gutaikabu.png(550 byte)

 会意。旧字体・與のなかに新字体・与に近い形が含まれているが、説文解字は両字を別のものと見て、意味も、與は「黨與也(仲間になること)」、与は「賜与也」とする。
 旧字は、金文では「牙」と同形のものを、kyoku.png(596 byte)gutaikabu.png(550 byte)(ともに両手の象形)で捧げ持っている形。力を合わせる意味で、仲間になる意と思われる。
 新字体の与は、牙と同形で賜与されるものと考えると、象牙を意味していると思われる。
 それぞれ別の意味で使われていた両字だが、與の略字として与が使われるようになり、与が両字の意味を併せ持つようになったと考えられる。
・旧字体は臼部7画、新字体は一部3画で、双方とも康煕字典に載る。ただし新字体の字形は、左下のように与とは異なる。
  與を部品とする旧字体の字:擧(→) 譽(→
※筆者の論考 同じ形で別の漢字 與と与 参照。