小学4年
法
ホウ
ハッ
ホッ
康煕古文
小篆
説文
或体
+
去
会意。古い字体では、上記のほか
(チ、タイ)にも従う。これは神獣とされるもので、羊(字統)、鹿・馬(漢字源)、野牛(漢辞海)に似るという諸説がある。
説文解字の段玉裁の注によると、裁判の際に
が不直者に触れるので勝敗が決まる。字統によると、裁判に敗れた者(土の形)は、自分の盟誓を収めた箱(ムの形)とともに、海や川へ流される。法の字はこうしたことを表しているとされる。
ただし、落合淳思「漢字の構造」は、甲骨文では「法」は「すてる」の意で使われているとして、字体は「家畜を川に捨てる」ことを表すといい、「
沈
」字の初文も犠牲として家畜を沈める形だと述べる。
「法」の字体は省略形。既に説文解字に「今文」として掲載されている。
は康煕字典に載る漢字。广部10画。「
薦
」の部品でもある。
・水部5画。