小学5年 | ||
幹 カン みき |
金文 「」 小篆 |
+干 康煕字典などでは部首を干とし、干は声符でもあるとする辞書が多いが、説文解字の正字は干の部分が木になっており、木部声の字とされていた。もカンの音を持つ漢字である。落合淳思「漢字の音」によると、意符「木」を誤って声符の「干」に換えてしまったもので、現代の字は二つの声符から成り、会意でも形声でもないものになっている。 は、旗竿に吹き流しをつけた形で、幹の初文。 「みき」の意は転義であるが、「幹枝」がのちに略されて「干支」(十干十二支)の語として用いられたことを考えると、かなり古くに起こった転義であると考えられる。(「干支」と呼ばれるようになったのは後漢代とする説もある〈ウィキペディア〉。) 反面、前述のとおり、同じ後漢代の説文解字は干のつかない字体を採用しており、時代的に疑問が残る。 ・干部10画だが干との関係に疑問あり。 |