小学5年


カン
みき
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金文

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小篆

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 康煕字典などでは部首を干とし、干は声符でもあるとする辞書が多いが、説文解字の正字は干の部分がになっており、木部mikikankouki.png(3007 byte)声の字とされていた。mikikankouki.png(3007 byte)もカンの音を持つ漢字である。
 落合淳思「漢字の音」によると、意符「木」を誤って声符の「干」に換えてしまったもので、現代の字は二つの声符から成り、会意でも形声でもないものになっている。
 mikikankouki.png(3007 byte)は、旗竿に吹き流しをつけた形で、幹の初文。
 「みき」の意は転義であるが、「幹枝」がのちに略されて「干支」(十干十二支)の語として用いられたことを考えると、かなり古くに起こった転義であると考えられる。(「干支」と呼ばれるようになったのは後漢代とする説もある〈ウィキペディア〉。)
 反面、前述のとおり、同じ後漢代の説文解字は干のつかない字体を採用しており、時代的に疑問が残る。
・干部10画だが干との関係に疑問あり。