| 小学5年 | ||
| 築 チク きずく  康煕字典 |  小篆 | 筑+木形声。声符の筑は、竹+  の会意文字で、説文解字によれば五弦の楽器だが、字統は筑が築の初文であるとする。 工は工具であり、  は両手でそれを持つさま。筑は、竹かごに土を入れて打ち固め、構造物の基礎を作ることだという。 上記の成り立ちであるので、本来は「木」を部首とする字であるが、康煕字典は竹部に分類している。 筑は康煕字典に漢字として掲載。竹部6画。日本では人名用漢字。 康煕字典の築字は  の右側が新字体と異なるが、小篆から見るとこちらが正字である。 ・康煕字典体は竹部11画、新字体は10画。 ※「きずく」という訓読みに関して、筆者のエッセイ 「じ・ぢ」と「ず・づ」 参照。 |