小学6年 | ||
磁 ジ 康煕字典 |
石+ 形声。声符は(ジ)。古くは磁石のことを慈石と書き、「慈母が子を招くように鉄を引き付ける」と説明された(「釋名」など)。のちに石偏がついてとなり、さらに心が略された。 「磁器」は古くは瓷器(ジキ)と書いた。のちに、磁石の産地である「磁州」の地名が使われた。 ・康煕字典では石部10画の位置に左の字があるが、この字は常用漢字と同じ形で石部9画である。字統・漢字源とも、旧字体では声符の上部が艸の略体(十十)だとし、その場合は10画となる。「滋」にも同様の問題がある。新字体は石部9画。 ※筆者の論考 磁石と磁器 参照。康煕字典の親字と画数の問題については、棄をめぐる混乱 参照。 |