小学6年 | ||
郷 キョウ ゴウ (さと) 鄕 旧字体 康煕字典 |
小篆 「卿」 甲骨文 |
会意。上図は説文解字による分解。 字統は、金文までは郷と「卿」は同形だったとする。卿は、甲骨文で分かるとおり、二人の人が食事を挟んで向かい合う形で、饗宴の儀礼に参加する身分の者を表し、「饗」の初文でもある。 卿(ケイ)が所有する地が郷と呼ばれ、それを表す字として左右に「邑」(②)を配した字が作られたようである。 郷はのちに行政区画の単位名にもなった。 なお、(コウ、隣道也)は説文解字の部首字である。 ・旧字体・康煕字典体は邑部10画、新字体は8画。 郷を部品とする字:響[饗] |