小学6年 | ||
冊 サツ サク 康煕字典1 康煕字典2 |
甲骨文1 甲骨文2 |
康煕字典は2種の字を挙げ、共に音サクだが別字扱いである。両字体とも現代の字体とは異なる。また、「册」が旧字体とされる場合もあるが、康煕字典には載らない。 象形。説文解字や漢字源は竹簡や木簡をつないだものとする(「典」上部と同源)が、字統は、冊は柵の初文で、犠牲を入れる柵またはその扉のことといい、のちにこれを書物の意に用いるのは、木簡や竹簡を編んだ形がこの字に似ているからとする。 甲骨文字辞典は、冊の成り立ちに2系統あり、左の甲骨文1のように縦線の長さが異なるものは柵の初文で防御用の柵、甲骨文2のように縦線の長さが揃ったものは竹簡や木簡の象形とする。 ・左の康煕字典2は冂部3画。新字体も同様。 冊を部品とする字:柵 冊の変化したものを部品とする字:嗣 同源の部品を使う部品:扁 侖 |