漢検準2級
嗣
シ
金文
口
②+
冊
+
司
説文解字は司を声符とする形声字とし、「諸侯が国を嗣ぐ」と解する。
字統は、司が嗣の初文だとし、左の口は口②(祝詞の器)。冊は常用字解によれば犠牲の獣を飼う檻の扉の形。位を嗣ぐ儀礼を表す会意文字とする。
漢字源は、後継ぎをたてるいきさつを短冊に記し、神前に口で報告することを示すとする。
現代日本では、人名以外にはほとんど使われない字。
・口部10画。