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アイスウィンド旅日記

目次
スタート〜第2章 このページ
第3章〜第4章 2ページ目
第5章〜最終話 3ページ目

●はじめに

 「バルダーズ・ゲート」(以下BGと略)を始めてから1年以上が経過。
 その間に、「D&D」も第3版が出て、シナリオ集などのサプリメントも順調に出版されています。NOVAは完全にコレクターと化していて、ルールブックを読むだけで、実際にプレイする機会もない状態と(誰かがDMやってくれるなら、喜んで飛びつきたいですが^^;)。
 その分、BGでキャラを育てて、楽しんでいるわけですね。それに、BGは続編も多く、これらをプレイしているだけでも、たっぷり時間を使えそう。

 で、BGもそろそろ終わりが見えたので、次に同様のシステムの「アイスウィンド・デイル」を立ち上げることにした次第。

 一応、現在NOVAが入手しているシリーズ作品を挙げていくと(発売年度は英語版。日本語版は1〜2年後ぐらい)、

1.バルダーズ・ゲート(1998年発売):現在、終盤攻略中。AD&D第2版に基づくシステム。
  拡張シナリオの「テイルズ・オブ・ザ・ソードコースト」とセットで、日本語版も出ている。

2.アイスウィンド・デイル(2000年発売):BG同様のシステムの別作品。
 舞台は北方だが、以前、同地域を舞台にした「アイスウィンド・サーガ」という小説が出ている。この小説は、BGにも出演している(NOVAは会ってないが)ダークエルフのドリッズト・ドゥアーデンが主演しており、「フォーゴットンレルム」ファンにはお勧めである。それに最近、ハードカバーで「ダークエルフ物語」も出版されているし。

3.シャドウ・オブ・アムン(2000年発売):BG2で、文字どおりの続編です。
  「バールの子」の主人公が南の帝国アムンで冒険を行う。

4.スロウン・オブ・バール(2001年発売):前作の拡張シナリオにして、BG完結編。
  主人公が「バールの子」としての運命に決着をつける。

5.プール・オブ・レディアンス(2001年発売):D&D第3版に基づくシステム。1989年ごろに同名の作品が出ていたが、ストーリーが同じかどうか、よく分からない。ルールブックの記述を読むと、どうも違う作品に思えるのだが。BGのシリーズとは製作会社も異なっており、D&Dという以外の共通点は薄そう。日本語版の発売も、ネバーウィンター・ナイツと同時期だったのが悪かったのか、とにかく話題性が薄いゲームに思える。

6.ネバーウィンター・ナイツ(2002年発売):D&D第3版に基づくシステム。BGのスタッフが作っているので、後継作品と見なされる。パソコンゲーム雑誌でも、よく見られる。

 その他、世界観の異なる「プレーンスケープ・トーメント」(1999年発売)や、「アイスウィンド・デイル2」(2002年発売)が出ていますが、日本語版にはなっていないようです。英語は読めるけど、やはり日本語版の方がプレイしやすいのも事実。
 それと、後は、昨年出たPS2の「バルダーズ・ゲート ダークアライアンス」を挙げておきます。

 これらを順にプレイしていくのが、NOVAの野望(の一つ)。

 

●2003年11月16日(日)・まずはキャラクター作り♪

 バルダーズ・ゲートの次は、「アイスウィンド・デイル」だな、と考え始めてから、数ヶ月。
 一応、ホームページ開設3周年を記念して、始める予定でした。
 でも、
BGは終わらず。ということで、先にプレイを始めることにします。

 このゲームは、
BGと同じシステムで、もう一度キャラをレベル1から育てないといけません。キャラの育成は、ウィザードリィなんかで毎度のことなので、プレイヤーとしては飽きたりしないのですが、記事として書く場合は同じだと面白くないので、意図的に「バルダーズ・ゲートとは違うことをする」のがテーマとなります。

 で、まずは主人公の設定。
 BG
では、「僧侶魔法の使える戦士」ってことでパラディン。必然的に、法と正義(ローフルグッド)の人だったのですが、それと違えるためには、「魔法使いと盗賊の兼業」にして、混沌となります。邪悪だと、意図しているパーティーメンバーとズレが出てくるので、中立に妥協。
 ってことで、
「カオティックニュートラルのメイジ/シーフのエルフ少女」となります。名前は……今だとリジュエルってのが旬な気がしますが、現在放映中の番組だと、ストーリーがどう展開するかによってイメージが変になる可能性がありますので、終了した番組から選んで「フレイ・アルスター」に決定(笑)。中盤の暴れっぷりに比べて、終盤、おとなしくなっちゃったのは残念ですが、まあ最終話でお亡くなりになった彼女が、「わがまま暴走ぶりを取り戻して転生した」ってことで。
 それに、彼女の名前って、実はファンタジーっぽいんですよね。フレイは「北欧神話の神様」の名前だし、アルスター神話は「ケルト神話群の一つ」だったりします。雪と氷の世界にふさわしいネーミングと。

 次に、パーティーメンバーです。
 
BGと違って、メンバー6人ともプレイヤーが作るようになっています。BGみたいに、メンバーを探して仲間にするのも楽しいですが、全部、自分で作るのもウィザードリィみたいで楽しい。問題は、どういう仲間にするかの青写真。
 で、
「バルダーズ・ゲートでできなかったことをする」のがテーマである以上、向こうで仲間にできなかったキャラに出張してきてもらいます。
 それは
レンジャーのカイヴァンこちら参照)。お気に入りのキャラだったんだけど、別れざるを得なかった、ということで、こちらに呼ぶことにします。
 もう一人は、
ノームのクレリック/イルージョニストのクァイルこちら参照)。
 この2人をスピンオフさせることで、
BGとの継続性を維持。一応、アイスウィンドの世界って、「ソードコースト周辺のはるか北」という設定なので、2人がここにいるはずがないんだけれど、きっと、冒険中に次元移動装置(テレポーター)の罠に引っ掛かってしまったんでしょう(笑)。

 次に、小説「アイスウィンド・サーガ」から、キャラを引っ張ってきます。そして、ドワーフファイターのブルーノーが誕生。でも、さすがに原作ファンに怒られそうなので、記憶喪失のドワーフ。自称・王族のブルーノー……だけど、本物かどうかは誰にも分からない(笑)。
 記憶喪失の王族……って設定は
「FF5のガラフ」も参考にしたんだけど、まあ、そういう路線ってことで。

 後は回復魔法を充実させたいってことで、
BGでお世話になってる戦士/ドルイドの組み合わせを採用。
 名前は
「先生」。「翔べ! 必殺うらごろし」というカルト作品で、中村敦夫が演じる旅の行者をイメージします。超人的な運動能力で跳躍し、怪しい紋様の旗を付けた木の槍で悪人をズブッと突き刺すキャラです(笑)。相手の髪の毛で絞め殺す赤井剣ノ介と並んで、中村敦夫の名キャラクターです。
 あと、パワレン版ハリケンジャーのニンジャストームで、ハムスター館長の役どころが「Sensei」だったりもして、イメージを付与。動物に変身するドルイド能力も、いかにも、という感じ。

 最後に、BGで使わなかったバード(吟遊詩人)のキャラクター。主人公以外は男性ばかりなので、女性キャラクターにします。女性の歌姫だと、ラクスなんて出てきたけど、NOVAはあまり好きじゃないので、「マクロス7」よりミレーヌ
 こうして、以下のパーティーが完成です。

フレイ・アルスター(HP7):エルフのメイジ/シーフ、女性。カオティックニュートラル。
 わがままなお嬢だけど、金や宝石に目がない。マジックアイテムも大好き。格好いい男性にも目がない。SEEDのフレイよりは、積極的になっており、またタフにもなっている。

●カイヴァン(HP13):レンジャー、男性。カオティックグッド。
 NOVAお気に入りのキャラ。ソードコースト地方出身だが、次元の扉の作用で飛ばされてきた。
 ソードコーストに戻る手段を探している。クールな雰囲気が、フレイに気に入られている。

●クァイル(HP6):ノームのクレリック/イルージョニスト(幻影魔術師)・男性。カオティックニュートラル。
 「信仰心と知識に秀でた天才」を自称している。カイヴァンといっしょに、次元の扉の作用で飛ばされてきた。ソードコーストに戻る手段を探しているが、それよりも純粋に知識に興味がある。

●ブルーノー(HP15):タフなドワーフファイター、男性。ローフルグッド。
 記憶喪失だが、自分は王族だと言い張っている。クァイルに言わせれば、「真の天才は、英雄や王族を引き寄せる」らしい。クァイルに王族だと認められたことを喜んで、パーティーに加わる。リーダーを自称しているが、発言力はフレイの方が上。

●先生(HP9):ハーフエルフのファイター/ドルイド、男性。トゥルーニュートラル。
 無口な旅の行者。自然の声を聞くことができ、その導きに従い、パーティーと行動を共にすることを決めた。一応、カイヴァンとは気持ちが通じ合うようだ。

●ミレーヌ(HP6):バード、女性。ニュートラルグッド。
 フレイの友達。冒険の目的は、歌の題材のための伝承探し。わがままな友達のブレーキ役だったが、変人の多いパーティーの調整役として、いろいろ苦労している、と思う。マクロス7のミレーヌが、バサラのわがままぶりに苦労していたように。

 ということで、以上の6人で、適度にプレイを進めて行きたいと思ってます。

 

●2003年11月18日(火)・イーストヘイブン(プロローグ)

 BGの「デューラッグの塔」は、プレイしていても、なかなか疲れるので、こちらで少々、骨休めプレイと。

 スタート地点の村はイーストヘイブン。ウルゴス・ビアードみたいな小さな漁村ですね。でも、こちらは雪に覆われていて真っ白。その分、暗い雰囲気のBGよりも明るい雰囲気です。
 背景に流れる音楽も、物悲しい
BGに比べて、久石譲(ナウシカやラピュタなど)を思わせる雄大な自然を想起させるもの。
 セーブ画面も、ドクロマークが重々しい
BGに比べて、牧歌的な感じ。

 そんな、のどかな雰囲気の村に到着した一行。しかし、装備はほとんどありません。鎧もなく、裸同然で、武器は杖だけ。そんな装備で、よくここまで来られたものだなあ、と思いつつ、装備を整えることを優先。
 手持ちの金で、武器と飛び道具、防具を購入。この村の最高の防具は、チェーンメール(鎖かたびら)。早く、プレートメール(板金鎧)が欲しいと思いつつ、このパーティーでプレートが似合うのって、
ドワーフのブルーノーだけ。レンジャーのカイヴァンや、ドルイドの先生って、スタデッドレザー(強化革鎧)の方が似合うんだけど、一応、ゲーム的に有利なものを選択。まずは生き延びたいですから。

 会話では、先頭に立っている者が中心になります。一応、リーダーはフレイなんだけど、冒険に入ってしまえば、HPの高いブルーノーが先頭に立つので、このパーティーでは、フレイブルーノーがリーダーシップをめぐって争う感じになります。で、2人はエルフドワーフなんで、しばしば口論する形と(何だか、いかにもって関係。最初から意図したわけじゃないんだけど)。そんな中で、人間でカリスマの高い吟遊詩人のミレーヌが会話の主導権を握る……という状況が想像できます。
 それにしても、
フレイ中心で、カオティック(自己中心的)な言動をしていると、どうも会話がうまくまとまらない感じです。基本的に、カオティックだと、相手が困っていても、「ふ〜ん、私には関係ないわ。さよなら」ですからね。あるいは、「助けてあげるわ。その代わり、無料ってわけには行かないけどね」と。
 そんなときに、
ブルーノーが割り込んでくるんでしょうね。「ええい、困っている民がいれば助ける。王族としては当然だろうが」と(笑)。

 で、自称・王族の
ブルーノーさんに、うってつけのネタが。

村人A「そう言えば、ドワーフがもう一人やって来ましたな。もしかして、失われた古代のドワーフ都市を再興させようという計画ですか?」

「ムッ、失われた古代のドワーフ都市だと? わしがここに来たのは偶然だが、その都市が記憶につながるかもしれん。詳しい話を教えてくれ」

 
で、情報を聞いて、礼を言います。

「貴重な情報、感謝する。良ければ、その都市の探索に協力せんか? ドワーフ一族の王族に連なる者として、莫大な恩賞を与えるぞ」

村人A「い、いや、私はただの村人Aなんで、冒険には協力できませんが、これでご勘弁を」

 
あ、何だか、安物だけど、宝石1つくれました。情報もらった上に、宝石までもらえて何だかラッキー♪ 会話選択で、まさかドワーフの王族ネタが使えるとは思いませんでした(笑)。当然、自分のキャラ設定に合わせて、多少のアレンジはしていますが。

 「失われた古代ドワーフ都市」には、すぐに行けそうもないので、さらに村人から情報集めしながら、ミニイベントをクリアして行きます。
 村の小屋に飛び込んで魚を食い荒らしているオオカミを退治したり、酔っ払いの漁師にワインを買ってきてあげたり、子供から魚を盗んだゴブリンを退治したり……いやあ、漁村らしいのどかな仕事です。

 そうしながら、村長さんのところにようやく顔を出す、と。
 村長さん言わく、
「隣村のクルダハルで事件が起こったらしいので、遠征隊を派遣したい」とのこと。でも、その前に、「イーストヘイブンに着くはずのキャラバンがまだ来ない。様子を見て来てくれ」と言って来ます。今は、少しでも経験値が欲しいので、「キャラバン捜索」の任務を引き受けることにします。

 村を出て少し歩くと、キャラバンの馬車の残骸が。どうやら、襲撃を受けたようです。
 近くに洞窟があったので入ってみると、オークの群れが住んでいました。何だか典型的な1レベル・ダンジョン探索なので、わくわくしながら探検。
 ただ、1レベルでオークは微妙な強さ。NOVAだったら、1レベルの相手はコボルドが無難かなあ、と思ってます(D&Dのファースト体験が、コボルドのダンジョンだったので)。コボルドは1レベル戦士より明らかに弱く、オークだとほぼ対等。まあ、AD&Dだと戦士のHPがD&Dよりも強化されているし、回復魔法も充実しているので、オーク相手でも十分渡り合えるかなあ、と。
 なお、ソードワールドでは、ザコ敵のオークがいないので(樫の木のゴーレムは別物)、1レベルだとゴブリンってのが定石になってます。

 そんなわけで、オークのダンジョンを攻略するわけですが、この辺はコンピューターRPGの良いところで、キャラが死んでも、セーブしたところから再スタートできます。
 で、死に易いのが
先生。前衛にしては、一人だけHPが1ケタなので、オークの攻撃が2回当たれば昇天と。自分に回復魔法をかけるのが間に合えばいいんだけど、結構、ギャンブル度が高し。武器は、両手持ちのスピアなんだけど、やはり片手剣のシミターの方が良かったなあ、とイメージよりも、ゲーム的に有利な選択を取ることに決定。

 それでも、傷ついたら回復。魔法が尽きたら、外に出て休息を数度、繰り返して、ダンジョンの奥に進んでいきます。そこで、キャラバンの荷物を発見。やはり、キャラバン襲撃の犯人はオークどもでした。
 そして、最深部に入ると、そこにはオーガーがいた! 1レベルでオーガーかよ(4レベルモンスターなんですね)、と驚きつつも、こんな時のための魔法使い♪ と、
フレイが「スリープ(眠り)」の魔法を発動。BGでは、魔術師の系統が災いして、「スリープ(眠り)」を使ったことがなかったので、初披露となります。効果はてきめん、眠っている相手を戦士が大ダメージを与え、起きてきたところをトドメ、という典型的なD&D戦法で、何とかオーガー退治を成功させます。

 オーガーの持っていた
「キャラバンの荷物一覧」を村長さんのところに持っていくと、村長さんはキャラバンの全滅を残念に思いつつ、荷物の方が無事、回収できそうなので、ホッとします。
 経験値GETして、
バードのミレーヌがまずレベルアップ。HP12になりました。2レベルバードは魔法が使えるようになるんだけど、それには1レベル呪文のスクロールが必要です。イーストヘイブンでは手に入りそうにないので、次の目的地「クルダハル」で入手できることを期待すると(つづく)。

 

●2003年11月22日(土)・イエティ退治で大稼ぎ(第1章その1)

 地下に潜って、トラップ解除にあくせくしているBGに比べて、雪と氷の雄大な大自然が舞台のこちらは、開放感に満ちています。
 でも、ゲーム進行記録の日記を見てビックリ。1281年だって? 
BGでは、1368年だったりします。ということは……BGから来たカイヴァンクァイルは、空間移動どころか時間移動までしてしまったらしい(笑)。何だか、「ドラゴンランス伝説」を思い出してしまいました。

 思いがけない設定追加に苦笑しつつ、村長の指示に従い、イーストヘイブンからクルダハルに向かう遠征隊に参加します。すると……突然の大雪崩に巻き込まれ、遠征隊全滅(爆)、かろうじて我々のパーティーだけが生き残ったとさ。
 う〜ん、船に乗ったら嵐に巻き込まれ、塔の観光ツアーに出かけたらデーモンの襲撃に遭い、何だか向かうところで常に災厄が起こっているような気がする。これは、「旅行に行った先で、必ず殺人事件が起こる少年探偵」と同じ法則ですな。「主人公パーティーと同行している大掛かりな一団は、必ず主人公パーティーを残して壊滅する」と。
 これも「バールの子の宿命か」……と思いかけて、キャラが違うことに気付きます。ええい、こっちは「重い宿命」に悩むことのない明朗快活なパーティーで通すんだ! と思いつつ、雪の山道を抜けて、目的地のクルダハルに向かいます。

 で、途中でたむろってるゴブリンの群れを撃退しつつ、クルダハルに到着。
 そこは巨大な神木の周囲にできた「自然と調和した村」でした。

先生「どうやら、この木が私に呼びかけていたようだ」

 え、そうなの? と思いつつ、村を散策すると、どうやら、ここの村長は大ドルイドの人らしい。先生との間に、自然のお告げ談義が展開されたり。
 ついでに、飛行船に住むノームの錬金術師なんかもいて、
クァイルと発明談義をしたり。
 何だか、自分の作ったキャラが、世界に違和感なく溶け込んでいるのを見て、嬉しく思います。

 この村には、魔法のスクロールを売ってくれる魔術師や、優秀な鍛冶屋もいて、1レベル&2レベル呪文やプレートメールを買うことができます。でも、お金がありません(シクシク;;)。
 強くなるためには、働いてお金を稼がないと。冒険者の仕事は、平和に暮らしているモンスターや、墓地で眠っているアンデッドの居所に侵入して、しばき倒して、貯えられた財宝を奪うこと。村人相手にやったら「強盗殺人罪」になるような行為を、平気で行うと。

 略奪の舞台は、「ヴェイル・オブ・シャドウズ(影の谷)」。この奥にある墓所に闇の力が働いている、と村長さんが告げてくれます。
 そして、道中の雪山にはイエティ(雪男)どもが巣食っていると。「イエティの毛皮」は武器屋が高く買ってくれるので、墓所に入るよりも先に、イエティ退治にいそしむ一行でした。その結果、先生を除く全員がレベルアップを果たします。やっぱり、序盤はレベルが上がり易いです。

●ブルーノー(HP30):ドワーフの2レベルファイター、男性。ローフルグッド。
 自称・王族。もう、ドワーフらしく最高の耐久力を誇る突撃重戦車。「アターーック!」と叫びながら、果敢に斧をぶん回して、切り込んでいく。パーティーの戦闘の要。

●カイヴァン(HP26):2レベルレンジャー、男性。カオティックグッド。
 一応、お気に入りキャラでヒーロー的存在なんだけど、無口なんで目立たない。本当は弓を使いたいんだけど、前衛が足りないので、ブルーノーとツートップで剣を振るう。
 果たして、彼とクァイルが、故郷のバルダーズゲートに時間を越えて帰るような展開はあるんだろうか?(笑)

●先生(HP9):ハーフエルフの1レベルファイター/1レベルドルイド、男性。トゥルーニュートラル。
 一応、前衛。でも、レベルアップしていないので、パーティーでHPが一番、少ないキャラになってしまった(;;)。回復呪文を唱えて大活躍……と言いたいが、自分の身を守るのが精一杯なのが悲しい。

●ミレーヌ(HP18):3レベルバード、女性。ニュートラルグッド。
 盗賊系はレベルアップが速いので、たちまち前衛として使えるHPに成長しました。魔法使い呪文も使えるんだけど、今の段階だと、呪文よりも弓や剣を使った戦闘の方が効率良いです。それに、バードはチェーンメールまでOKですしね。呪文は、もっぱらアイテム鑑定用で、ふだんはチェーンメールを着ています(鎧を着けたままでの魔法詠唱はできないので)。

フレイ・アルスター(HP11):エルフの1レベルメイジ/2レベルシーフ、女性。カオティックニュートラル。
 主人公なんだけど、後衛弓使いで、まだ目立たず。まあ、シーフが目立つのもまずいんだけどね(笑)。たった1度のスリープをどこで使うか、いつも考えているけど、今は弓や鍵開けなどシーフ能力を使った活躍の方が多い。
 それと、BGの時は20発入りだった矢筒が、40発入りに増えたので嬉しかったりします。

●クァイル(HP10):ノームの2レベルクレリック/1レベルイルージョニスト・男性。カオティックニュートラル。
 「僧侶兼魔法使い」という便利な人(自称・天才)なんだけど、「マジックミサイル」2発じゃ、魔法戦力としての未熟さは否めない。一応、先生を助ける補助の回復……のつもりだったんだけど、彼の方がメイン回復役になりつつある。

 とりあえず、先生が早くレベルアップしてくれないと心もとないなあ、と思いつつ、墓所に入ろうとする一行なのでした(つづく) 

 

●2003年11月24日(月)・激論!墓荒らしVS墓守り(第1章その2)

 地下に潜って、トラップ解除にあくせくしているBGに比べて……あれ? アイスウィンド(以下IW)でも同じことをしている(爆)。
 どうも、この
IWというゲーム、BGよりもダンジョン探検色が強いです。何だか、第1章から、ダンジョン探索がメイン。NOVAとしては当面、BGのダンジョン探索で疲れた気分を癒すために、IWをプレイしているのに、IWのダンジョンにあくせくしていたら本末転倒もいいところ。

 どれくらい、あくせくしているかと言えば、たった2日のプレイで、レベルが2つも上がってしまったほど。物語的には、ちっとも先に進んでいないのにね(苦笑)。要するに、ダンジョンで戦闘ばかりやってたと言うことです。

●ブルーノー(HP60):ドワーフの4レベルファイター、男性。ローフルグッド。
 2レベルから一気に4レベルに上がって、HPも倍増。斧を振り回して突撃します。でも、魔法の武器でないとダメージを受けない敵もいて、その時は「ウォーハンマー+1」に持ち替え。現在、「魔法の斧」を所望しているのでした。

●カイヴァン(HP52):4レベルレンジャー、男性。カオティックグッド。
 彼も、順調にレベルアップ。タフだけど鈍重なブルーノーに比べ、彼は素早くタフで強いバランス型の戦士。「魔法の剣」も装備していて、手を掛けることなく戦ってくれます。

●先生(HP37):ハーフエルフの3レベルファイター/3レベルドルイド、男性。トゥルーニュートラル。
 成長の遅さ(HPの伸びの悪さ)が心配されていた先生ですが、「HP+10の護符」を入手したおかげで、何とか前衛で戦える耐久力を身に付けました(本来のHPは27)。一応、先生は敏捷型の戦士なので、ある程度のHPさえあれば、そこそこ優秀に戦ってくれます。
 回復魔法もいっぱい覚えてくれていますしね。
BGにはなかった2レベル呪文「キュア・モデレート・ウーンズ」もおいしいし。BGの回復呪文は、1レベルの次がいきなり4レベルで、「ドルイドの2レベル呪文は使えない」と評判でしたから。「回復支援の戦士」という役割が板に付いてきた感じ。
 ただ、彼の使える「魔法の武器」が入手できないのが問題。ウォーハンマーとか、メイスとか、モーニングスターとかは手に入るんだけど、全部、ドルイドは使えないんですね。ということで、魔法武器しか通用しない相手が出現したら、完全に無力に陥るのが難点。

●ミレーヌ(HP30):5レベルバード、女性。ニュートラルグッド。
 優秀な弓兵にして、鑑定役。一応、前衛にも立てる何でも屋さん。
 通常武器無効の敵には、「魔法の矢」を駆使します。

フレイ・アルスター(HP25):エルフの3レベルメイジ/4レベルシーフ、女性。カオティックニュートラル。
 アンデッドばかりの場所では、「スリープ(眠り)」の魔法が全く役に立ちません。そこで、「マジックミサイル」派に転向。
 シーフなので、弓攻撃と罠外しに大活躍してはいるんだけどね。今いち、目立たないんだよね。真価はこれからでしょう。

●クァイル(HP22):ノームの4レベルクレリック/3レベルイルージョニスト・男性。カオティックニュートラル。
 回復魔法と攻撃魔法をどちらも使える便利な人。
 でも、「魔法のメイス」を振り回して、時々、前衛にしゃしゃり出てきたりもします(笑)。これって、AI戦闘で「魔法使いの戦闘パターン」「僧侶の戦闘パターン」を選択できるんだけど、NOVAはまず前者、そして攻撃呪文がなくなれば、回復役として後者を選んでるから。その結果、鎧を着ていない彼が、僧侶として無防備に前に出てきたりして、返り討ちに会うこともしばしば(苦笑)。
 どうやら、自分を天才と思い込む、自信過剰な性格ゆえに、そうなるのかな? とも思ったり。前衛に出るのが好きな魔法使いは、「リウイ」と「セシル」だけで十分なんだ! と感じる今日この頃。それとも、前衛戦闘用に「鎧」を携帯しておくべきだろうか? 魔法を使い終わったら、素早く「装着」! って。まあ、HPが少ないので、前衛には不向きなのは確かなんだけど(一応、保険用にシールドは常備)。

 ストーリーとしては、クルダハルの村を脅かす闇の力の正体を探るべく、墓地だらけの「ヴェイル・オブ・シャドウズ(影の谷)」を探索中と。
 で、その墓地ダンジョンが5つもあるわけですね。小さいのが4つと、大きいのが1つ。
 小さい4つのうち2ヶ所では、大きい墓地で使う鍵がGETできますので、一通りの探索が必要になります。部屋が数個のミニダンジョンで、スケルトンやゾンビなどの弱小アンデッド相手に戦えばいいだけですので、あっさりクリア。
 矢もなくなったので、買出しのため、一度、クルダハルに戻ることにします。ついでに入手した宝物も売り払うと、十分なお金がたまったので、前衛の戦士勢にプレートメールを買い揃える、と。これで、金でできる当面のパワーアップは完了。

 そのまま勇み足で、大きい墓地に突入。
 ここは、バーバリアンの野蛮な英雄クレッセラックの墓です。凶暴な奴だったので、あまり良い噂はありません。中に巣食うのは、「アンデッドの神ミアクル」の暗黒神官。墓地の探索の途中で入手できる「ミアクルの紋章」を使うと、閉ざされた鍵が開きます。その奥から現れた暗黒神官

暗黒神官「わざわざ封印の扉を開けて、押し込んできた狼藉者は誰じゃ?」

ブルーノー「クルダハルの村を脅かす邪悪を成敗に来た。お前がその邪悪だな?」

暗黒神官「わしが? クルダハルなんて知らん。わしはただ、我が神ミアクルのために、祈っているだけじゃ」

ブルーノー「その祈りで、周辺に邪悪を呼び起こすつもりだろう!」

暗黒神官「それは言いがかりじゃ。神官が信じる神に祈るのは当然じゃろう。わしは、清く正しい暗黒神官なんじゃから、この墓地に引きこもって、外には一切、迷惑を掛けておらん」

ブルーノー「うむ、そうであったか。清く正しい暗黒神官どの。知らぬこととは言え、疑ったのは悪かったのう」

フレイ「あんたはアホか。簡単に言いくるめられてどうする! 大体、清く正しい暗黒神官って何なのよ!」

ブルーノー「いや、しかし、むやみに人を疑うのは良くないぞ」

暗黒神官「そうじゃ。暗黒神官だからって、言い分を信じないのは、職業差別ってものだ。死者は生者と違ってウソをつきはせん。わしのこの目を見てくれ。これがウソをつく者の目か(ウルウル)」

フレイ「あ、暗黒神官が目をうるませないでよ、気味が悪い。と、ともかく、私たちはここの捜索を依頼されているの。中を探って、お宝をGET……もとい、闇の力の正体を探るのが仕事なの。疑わしいところがないのなら、おとなしく奥を調べさせて」

暗黒神官「お前さん、やましいことがないからと言って、自分の全てを人にさらけ出す気になるのかね? 何とも、羞恥心のない娘じゃて」

フレイ「……人をハレンチな女みたいに言わないで」


暗黒神官「ともかくこの奥に入れるのは、死者と『ミアクルに仕える者』だけじゃ」

フレイ「だったら、ミアクルにでも何にでも、仕えてやろうじゃないの。さあ、どいて」

先生「……簡単に言うな。ミアクルに仕える、すなわちアンデッドになるということだぞ」

フレイ「そ、それはパス。とにかく、私たちには大義名分があるの。どきなさい」

暗黒神官「わしにも、死者の館を守るという大義名分がある。お前たちみたいな略奪者の侵入を許すわけには行かないのう」

カイヴァン「……何だか、暗黒神官の方が筋が通っているような気がしてきた」

クァイル「やはり、交渉事には天才のわしが一言、口をはさまんとな。おい、暗黒神官、わしには分かるぞ、天才だからな。お前はウソを言っている。そもそも、暗黒神官は邪悪と相場が決まっている。お前を倒せば、事件解決すると……ムガ」

ミレーヌ「あんたは黙ってて。交渉にも何にもなってやしない。私がやるわ。それじゃ、暗黒神官さん、提案があるんだけど、クルダハルの村人は、この付近を脅かす闇の力を恐れている。あなたが無実なら、あなたに濡れ衣をかけた悪い奴を探して倒すのに協力して欲しいんだけど。そうすれば、私たちも仕事を果たすことができるし、あなたも誤解を晴らすことができる。お互いに損はしないと思うけど」

暗黒神官「……どうして、わしがそんな得にもならん仕事に手を貸さねばならん。お前たちはただの侵入者。そんな連中を送り出した頭の悪い村人どもがどうなろうと、わしの知ったことではないわ。わしの望みは、おまえたちを排除する、それだけで達成できるのだ!」

ミレーヌ「……どうやら、お互い自分勝手同士で交渉にはならないみたいね。フレイ、あんたの流儀でやってかまわないわよ」

フレイ「つまり、邪魔者には消えてもらう。自分のメリットを最大限に考えて行動するってことね」

ブルーノー「……そ、それはわしの流儀とは違うのだが」

ミレーヌ「でも、相手はヤル気満々のようよ。アンデッドを召喚している。生き残れないと、正義は守れないわ」


ブルーノー「む、正義を守るか。よし、力で正義を証明してみせる!」

先生「……アンデッドは自然ならざる存在だからな。異論はない」

クァイル「力が正義か、正義が力か、複雑な命題だな。しかし、天才のわしには分かるぞ。わしの選択こそが正しかった、ということだ。暗黒神官は悪、わしには初めから分かっておったわい」


カイヴァン「誰にでも、それぐらいは分かる。それよりも、この交渉に意味はあったのか?」

ゲーム内メッセージ「あなた方は、極力、戦いを避けて話し合いで解決しようとしました。経験値を獲得」

カイヴァン「……少しは意味があったようだな」

 ということで、相当なアレンジが入ってますが、話し合いが決裂して戦闘開始です。暗黒神官は「金縛り(ホールド)」の呪文を唱えてきますので、その前に、戦士勢が切り込んで行って、叩き斬ってしまいましょう。配下のアンデッドが壁になる前に、集中攻撃を浴びせれば、あっさり撃退できます。

 さて、暗黒神官を倒して事件解決……と思いきや、それで終わったわけではありません。どうやら、墓地の奥には、まだまだいろいろと隠されている物があるみたいです。ダンジョン探索はなおも続く、と。

 

●2003年11月25日(火)・激闘!墓荒らしVSアンデッド大軍団(第1章その3)

 前回、キャラの性格をつかむために、会話リプレイ形式で書いてみたところ、一部のキャラクターの言動にデジャブを感じました。何だろう? と思い返してみたところ、友野詳氏の小説「コクーンワールド」シリーズに影響を受けている、と。
 自己中の女魔法使い自称・天才神官パーティーの意見の調整役の良心的な吟遊詩人の娘……本当にどこかで見たキャラたちです。もちろん、意識したわけじゃないけれど。自称・天才神官は、本当にBGにいましたしね。
 元々、AD&Dのコンピューターゲームの記事を書こうと思ったとき、清松みゆき氏の「プールオブレイディアンス」リプレイを意識してもいたんだけど。
 SNE関連の人たちには、昔も今もいろいろ影響を受けているなあ、と思いつつ。

 さて、感慨に耽るのもほどほどにして。
 暗黒神官の守っていた蛮人クレッセラックの墓の奥に突入です。
 いやあ、しつこいぐらいにアンデッドが出現します。おまけにトラップも多く仕掛けられていて、デューラッグの塔と同じくらい神経を使います。
 厄介なのは、遠距離から矢を撃ってくるスケルトン・アーチャー。接近戦に持ち込もうと、突撃を掛けると、途中でトラップが発動します(爆)。だからと言って、フレイがのこのこ罠外しに出て行くのも、自殺行為だし。しかも、骨だけのスケルトン相手だから、こちらの矢は効果が薄いと思われ。非常に巧妙な戦術を使ってくるものです。
 結局、多少のダメージ覚悟でトラップを踏み抜き、力技で粉砕するのが最も効果的と判断。ファイヤーボールがあれば、遠くから一気にケリをつけてやれるのに。

 さらに奥に進むと、エリアが切り替わって、オートセーブが掛かります。大体、こうなったら強敵出現の予感です。
 そして新しいエリアの大広間で待ち構えていたのは、これまでにないアンデッドの大群。何だかAD&Dよりも、ディアブロをやっているような感じ。
 こういうときは、天才神官「ターニングアンデッド(悪霊退散)」に期待を掛けます。でも、効果があったのかよく分かりません。
 何だか、あくせくしている間に、「スティンキングクラウド(悪臭煙幕)」の魔法が飛んできます。どうやらアンデッドの中に、魔法使いがいる模様。あまりの臭さに気絶しちゃうパーティー。アンデッドは息をしないので、平気で煙幕の中に突っ込んで来ます。卑怯な連中です。非常に不利な局面に立たされたので、ロード。

 今度は、「やられる前にやれ!」ってことで、敵の魔法使いスケルトンに狙いを定めて、前衛だけ突撃。後衛は、後ろで待機。悪臭煙幕の的は……どうやら前衛を狙ってきたようです。でも前衛は、一気に走って煙幕の範囲を突破。魔法使いスケルトンの撃破に成功。
 しかし、まだまだ油断はできません。押し寄せるアンデッド軍団。後衛の魔法や飛び道具の援護を受け、奮戦する前衛ですが、多勢に無勢で次第に傷ついて行きます。一時撤退を決意しますが、それには、今だに漂っている悪臭煙幕を突破しなければなりません。
 覚悟を決めて、煙幕に飛び込む前衛。ダメです。
カイヴァンが引っ掛かって気絶してしまいました。彼一人を残して、去ることはできません。ブルーノーが敵の目を引き付けて、奮戦。ひたすら回復魔法をかける先生。それだけでは足りず、天才クァイルも命の危険を省みず、回復の手伝い。ブルーノーもヒーリングポーションのガブ飲みで、攻撃の嵐に耐えます。
 その甲斐あって、
カイヴァンが目覚め、ようやく撤退可能になりました。前のエリアに走りこんで、ホッと息をなで下ろす一行。そこでセーブして、態勢を立て直します。

 その後、何度か「突撃して撤退」を繰り返して、敵の戦力を次第に削り、ついには全滅に追い込むことに成功。悪臭煙幕による妨害さえなければ、「ヒット&アウェイ作戦」は簡単になります。さすがに、大広間の敵を一気に撃破するのは不可能なんでしょうね。それこそ、ファイヤーボールがあれば別ですが。

 大広間の次は、鍵の掛かった部屋が左右に2ヶ所。そして奥に、機械仕掛けの扉が1つ。
 鍵は開かないので、これまでの部屋で入手し損ねている可能性があります。引き返してみると、シークレットドアを発見。それを開けると、ミイラ男(マミー)が出現。こいつの特殊能力は「病気感染」。毒とは違って、「解毒剤」じゃ回復不能。回復アイテムは「マミーの紅茶」って言います。どんな味なんだろう?
 先生が病気に掛かっちゃったので、静養のため、のん気にティータイムしてから、ミイラの棺を探すと、鍵発見。
 その後、大広間の左右の扉の奥を散策。アンデッド軍団を撃破して、お宝GET。でも、奥の扉を開くための装置は見つかりません。必死にスイッチを探し回った結果、大広間の祭壇を囲む3本の柱のうち、手前にある物の背後にあるのを発見。はあ、苦労した。

 こうして、いよいよ墓所の最深部に入ることとなりました。そこで判明したのは、意外な事実だった、と(つづく)。

 

●2003年11月26日(水)・黒狼の亡者と、氷神の女神官(第1章その4)

 一応、今回でアイスウィンドはしばし停滞させるつもりです。
 ミニクエストが豊富で自由度の高いBGに比べて、IWは一本道シナリオと評価されています。でも、その分、一つのクエストの密度が高い感じで、「気軽に寄り道、というわけにはいかない」ことが判明しました。
 IWに時間を割けばBGが終わらないので、BGを終わらせるまで封印と。

 さて、墓所の最深部に入ったパーティー。そこで待っていたのは、蛮人クレッセラック・ザ・ブラックウルフの亡霊でした。
 彼は、自分が「邪悪」ではないことを主張します。そして、ヴェイル・オブ・シャドウズにいる邪悪について情報を与えるために、ある仕事を依頼してきます。これについて、フレイのパーティーは、おそらく激論がかわされたでしょうが、会話リプレイ風に詳細を書いてみると、とんでもなく長くなったので、要点だけ。

クァイルの場合
 「ええい、自分は邪悪ではないなどと、しらを切るでない。お前のような不浄な亡者は、この天才神官があの世に送ってみせるわ」と、先陣を切って、ターニングアンデッドを仕掛けますが、通用せず。少し考えて、「どうやら、我が神はクレッセラックの存在を邪悪とは見なしておらんようだ。さもなければ、天才のわしの祈りが通じぬはずがない」と、あっさりクレッセラック支持派に転向。彼にとって、一番大切なのは、「自分が天才である」という信仰ですから、そのための論理構築はお手の物。こういうのって、「トンデモさん」と呼べるんでしょうね(笑)。

先生の場合
 「私は認めんぞ。アンデッドは自然ならざる存在。自然界のバランスの摂理に従い、退治してみせる」と主張。
 
しかし、クレッセラックは、「闇もまた自然の一部であり、一方的に光が闇を駆逐するのは、自然の摂理に反する。闇が光を脅かさないなら、両者の住み分けを考えるのがバランスを維持する道ではないか?」と説得。
 結局、
クレッセラックは、生前の虐殺ゆえに墓所に縛られた亡者と化しており、そのことを悔いたまま、殺害された者の供養に勤めていると分かり、先生も納得。

ミレーヌの場合
 クレリックとドルイドの僧侶2人が説得されたのを見て、クレッセラックの交渉技術に感銘。
 また、
クレッセラックが噂どおりの「野蛮なバーバリアン」ではなく、「バーバリアンに文明をもたらそうと急進的な改革を行い、旧習から離れられない反抗勢力を虐殺した」という話を聞いて、良い伝承ネタになると満足。

フレイの場合
 これまで墓所で手に入れた宝やマジックアイテムを前金、さらにクレッセラックの棺に納められている宝を後金ということで、依頼を引き受ける気になる。

ブルーノーカイヴァンの場合
 この2人は、「正義」を遂行できたらいいので、「邪悪」について教えることを条件に、依頼を引き受けることに。

 で、依頼の内容なんですが、クレッセラックの墓を完全に破壊し、氷の神オーリルの礼拝所に作り変えようとしている女神官の抹殺」なんですね。
 氷の神オーリルは、ノース地方のバーバリアンがあがめる神なんですが、
クレッセラックは自分の墓所が雪と氷に包まれることが気に入らないとのこと。亡者のくせに、寒がりなんですね。
 で、クレッセラック「せっかく自分の墓所を守るために、ミアクルの暗黒神官が守護者として働いてくれたのに、一行が倒してしまったこと」をちくちくと責めてきます。こんな風に言われたら、ローフルのキャラとしては責任を感じざるを得ないでしょう。
 はっきり言って、
クレッセラックってキャラ、非常に交渉上手と感じました。でも、さすがに「相手の言い分も聞かずに抹殺」なんてのは、善良なキャラには行えない選択肢なので、「とりあえず相手と会って話してみる」と言えば、クレッセラックも納得してくれます。

 そして墓を出て、女司祭のところに向かいます。女司祭は、
ヴェイル・オブ・シャドウズ「イエティの巣窟」に滞在していました。イエティどもは、どうやら氷神オーリルに仕えていたようです。
 彼女と話し合ってみたところ、「全てを雪と氷に埋める」ことに情熱を燃やしていました。その「全て」と言うのは、クルダハルの村も含まれます。クルダハルを守る「神木」は付近に暖かさをもたらしているため、彼女にとっては邪魔な存在だそうです。
 彼女自身は、まだクルダハルを滅ぼそうとまではしていないものの、クルダハルを脅かす邪悪が「神木」を排除してくれれば、自分の利益になると主張。
 結局、話し合いが決裂して戦闘することに。

 彼女を倒して、クレッセラックに報告すると、ヴェイル・オブ・シャドウズにいる邪悪について教えてくれます。それは「クルダハルを脅かす邪悪は、ヴェイル・オブ・シャドウズにはいない」というものでした。つまらない答えに抗議すると、「いない場所が分かる、というのも立派な情報だ。無駄な捜索を続ける手間が省けるからな。それに、私はヴェイル・オブ・シャドウズ以外のことは分からない。ともかく、他所を探してみることだ」といった感じで、かわされてしまいました。
 はっきり言って、非常に交渉上手な亡者と思いました。

 ともかく、クルダハルに戻って、村長も務める大ドルイド僧アルンデルさんに「アンデッドは当面の邪悪と無関係でした」と、むなしい報告をすると、アルンデルさんは「だったら、邪悪を突き止めるために大規模な儀式をしなければならない。儀式にはハートストーンが必要だが、それは昔、裏切り者のドルイドの弟子に盗まれて、東方の寺院に持ち去られたままだ。済まないが取り戻してくれ」と新しい仕事を依頼してきます。
 こうして、東方の寺院に旅立つことになった一行、ということで、ストーリーはつづきます。

 まあ、探索そのものは無駄足とも言えるわけですが、経験値と資金は十分にたまったということで、今回は前衛の3人がレベルアップ。
 
●ブルーノー(HP75):ドワーフの5レベルファイター、男性。ローフルグッド。

●カイヴァン(HP65):5レベルレンジャー、男性。カオティックグッド。

●先生(HP46):ハーフエルフの4レベルファイター/4レベルドルイド、男性。トゥルーニュートラル。

 しばし、BGその他に専念の上、冬が終わるまでに再開できればいいな、と(つづく)

 

●2004年10月26日(火)・再開前のキャラ雑談(第2章予告 本記事を読む前に、こちらを参考にして下さい)

フレイ「遅い!」

プレイヤーNOVA「すまん。まさか、1年近く放ったらかしにするとは、こちらも思わなかった」

フレイ「おかげで私の名前も、ずいぶんと時代遅れになったじゃない。この機会にステラって改名させてほしいくらいだわ」

NOVA「いや、悪いが、このゲームにはキャラ名を変える機能は付いていないんだ」

ミレーヌ「(フレイをなだめるように)まあまあ、別に、元ネタのアニメが終了しても、名前を変える必要はないじゃない。私だって、10年近く前のアニメが元ネタよ。最近、スパロボDでやっと登場できたけど。元ネタと、ゲームのキャラは別物と考えた方がいいわ」

NOVA「その通りだ。君たちが時代遅れなら、先生はどうなる? 元ネタなんて、25年以上前の番組だぞ。和田アキ子が悪人を殴り殺していたカルト時代劇なんて、普通はゲームのネタにしないだろう。まあ、このプレイを始めた時期は、パワーレンジャーでも、ハムスター館長にSenseiなんて名前が付けられていたので、なかなかタイムリーだったんだが」

先生「そもそも、お前は時代の流れを気にする男ではないだろう。さもなければ、1年も前の特撮番組の記事を完成させようと、ビデオをあれこれ見たりはしないはずだ」

NOVA「……う、どうしてそれが? いやあ、
『555』『アバレンジャー』を録画したビデオを探しているんだけど、何故か、『必殺からくり人』とか『新からくり人 東海道五十三次殺し旅』を発掘してしまってな……ついつい見入ってしまって……おかげで、まだ引っ越し荷物の入った段ボール箱の整理もできていない。もちろんBGBG2のプレイにハマッていたのも確かだが」

フレイ「BGはともかく、そんな古い時代劇なんて、どうでもいいでしょうが!」

NOVA「どうでもいいとは何だ! 
『ガンダムSeeD』はさっさと消してしまっても、『からくり人』は消さないぞ。『からくり人』のラストは、『新仕置人』と並んで、殺し屋が壮絶に討ち死にしていく珠玉の名品だ」

フレイ「……私だって、ラストで一応、壮絶に死んだんだけどな」

NOVA「……確かに。まあ、死ねばいいってものでもないんだが、それについての議論は控えよう。
ぼくは、君のことはキライじゃないんだ。少なくとも、
『GジェネSeeD』で最強キャラに育てようとしたものの、途中で中断してしまった……ぐらいの愛情はある」

ミレーヌ「それって、フォローになってないよ」

NOVA「……ついでに言えば、
『GジェネA』が中断したきりなのも、フレイとイザークの出ない『SeeD』に魅力を感じないからだ。いや、東方不敗の弟子になって黄金に輝くザクを駆るククルス・ドアンはなかなかの見物だと思うが……ともかく、NOVAは本放送中から、フレイのことは気にしていたよ。それだけは間違いない」

フレイ「あなたに気にしてもらっても、嬉しくも何ともないんだけどね。でも、放ったらかしにされたことは許してあげるわ」


NOVA「ああ、そう言ってくれると助かる。さて、そこで黙って聞いている
カイヴァン。君には特に謝らないといけないんだ」

カイヴァン「
BGでの俺が実は人間ではなく、エルフだったという件だな」

ブルーノー「何だと! わしはこの男を信頼できる戦友だと見なしていたんだが、実はエルフだったと言うのか!」

NOVA「エルフとドワーフ……確かに仲は悪そうだな。でも、ここは一つ、
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』DVD発売を記念して、レゴラスとギムリみたいな友情を披露してくれないか?」

ブルーノー「何を言うか! あの作品は、我々ドワーフ族の尊厳を踏みにじっている。レゴラスとギムリの
『オークの首級獲得競争はドワーフの勝ち』だと、わしは主張するぞ。それなのに、エルフの小僧ばかり、見せ場をさらいおってからに……(延々とグチをつぶやく)」

NOVA「(同感だが、ドワーフの不平不満に付き合うと話が進まないので、放っておこう)ともかく、
カイヴァン。君は元エルフだったんだが、どうして人間になったんだね?」

カイヴァン「って、俺に考えさせるのか? こういうのを考えるのは、ゲームマスターの仕事ではないのか?」

NOVA「いや、一応、ぼくってプレイヤーだし(責任逃れ)。キャラの設定は、そのキャラ自身が責任を持って考えないと」

カイヴァン「転職した……っていうわけにはいかないな」

怪しい影
「おお、盗賊から戦士に転職することはあっても、エルフから人間に転職することはできないネ」

フレイ「あんた誰よ」


ヨシモ
「私はヨシモ。せっかく腕利きの賞金稼ぎだったのに、とあるプレイヤーの陰謀で、強引に戦士にされて修行中の身ヨ」

NOVA「……何で君がここにいるんだ?」

ヨシモ
「さあ。気付いたら、次元移動装置で飛ばされた、って設定はどうヨ?」

NOVA「同じネタの使い回しをするか! とにかく、お前はとっととアムン(
BG2)に帰れ(肩をドンと押すが素通りして、ヨシモ消失) かよ!」

フレイ「ところで、あの自称天才神官は何してるの?」

ミレーヌ「さっきから眠っているわ。変な寝言を言ってる。弟子の
エアリーがどうの、サーカス団がどうのって……」

クァイル「ふあー(目覚めて)ムムムムム、さすがは、天才のわしじゃ。夢の中で未来の自分に関する啓示を受けたぞ」

NOVA「もしかして、夢の中に
怪しい東洋人は出てきたか?」

クァイル「おお、おぬしは
あの聖騎士の中の人か。もちろん、あの、よく喋る男のことも出ていたぞ。その男は、わしの冒険談に聞きほれて、この世界に来たいと言い出しての。偉大な魔術師のわしが、チチンプイプイと送ってやったわい」

NOVA「(小声で)どうやら、さっきの
ヨシモは、幻影魔術師のこいつが夢を見ながら、無意識に作り出した幻みたいだな。(クァイルに)とにかく、さっきの夢の内容は忘れてくれ。あれが本当に君の未来になるのかどうか、ぼくにも確定できないからな」

カイヴァン「ともかく、次元移動の影響で、いろいろとややこしい事態になっているようだな」

NOVA「まったくだ。後から新事実が発覚すると、つじつま合わせが大変だ。何だか、いい方法はないものか」

先生「今、大地母神の啓示があった。その昔、とあるAD&Dゲームブックでは、
『スヴァーフネブリン(ノームの一種)に種族転換したエルフ』がいたという」


NOVA「! 確か、
『魔法の王国』3部作だったな。そういう前例があるなら、使わせてもらおう。それに、性別転換のマジックアイテムとか、他者変身(ポリモーフアザー)の魔法のある世界だ。今さら、エルフが人間になったって、おかしくない」

カイヴァン「いや、おかしくない、と言われても、当の本人である俺は納得できないんだが……」

NOVA「(肩をポンと叩いて)
カイヴァンRPGで後からキャラに追加設定が付くのは当然のことなんだよ。君は今回の冒険を通じて、故郷のバルダーズ・ゲートに戻る道とともに、失われた自分のエルフとしての属性を取り戻さなければならない。ここまで重い使命を担った以上、今後、この物語の主人公は君に決定だ。よろしく頼むよ」

 こうして、1年近いブランク期間を経て、突然、新設定を押し付けられたカイヴァン。果たして、本当にアイスウィンドのゲームの中で、自分の失われた故郷とアイデンティティを見つけ出すことができるのか? それは、プレイヤーのNOVAにだって分からない(つづく)

PS:自分で書いていて思うが、ずいぶん、いい加減な話である(^^;)。

 

●2004年10月28日(木)・テンプル・オブ・ザ・フォーゴトンゴッド(第2章その1)

 久々再開のIWです。
 今回の探索の舞台は、
「忘れられた神の寺院」。クルダハルの街の東にある異教の神の根拠地です。目的は、「クルダハルの街を脅かす邪悪を突き止めるための儀式に必要なハートストーンを取り戻すため」ということですが、はっきり言って回りくどい使命です。
 それでも、
IWBGと違って、一本道のお使いシナリオ中心らしいので、回りくどくても、コツコツ決められた場所に行かないと、物語が進みません。そういうゲームでは、ストーリーの進め方をあれこれ考えるよりも、キャラの成長を楽しんだ方がいいですね。

 ともあれ、今回は
ブルーノーの「失われた記憶」も、カイヴァンクァイル
の「次元移動ネタ」も(ついでに、新設定のカイヴァンの「失われた種族属性ネタ」も)、NOVAのオリジナル設定に絡んでくるストーリーはなし。
 簡単に言ってしまえば、
「寺院に行きました。寺院は何者かに襲撃された後でした。寺院の生き残りの神官たちは、冒険者一行も襲撃者だと誤解して、問答無用で攻撃してきました。攻撃を退けながら、寺院の奥につくと、ハートストーンはすでに襲撃者に略奪された後でした」って展開。
 仕方なしに、クルダハルの大ドルイド僧
アルンデルさんに報告に戻ると、「襲撃者の残した怪しい薬ビン」から、「この薬の材料となった薬草は大変珍しい。それが生えているのは、南東のドラゴンズアイと呼ばれる場所だ。襲撃者の手掛かりは、そこにあるにちがいない」と推理します。  
 何だか、NPC主導で話を進めるのは、よくある日本のRPG的ですなあ。
 最近リメイクされるらしいスーファミRPGの傑作「ロマンシング・サガ」。あれのフリーシナリオなんか、BGの感覚に近いものがあります。一方で、IWは「ファイナルファンタジー」的。もっとファイナルファンタジーに近づけようと思えば、「実はパトロンのアルンデルさん自身が邪悪の黒幕で、冒険者を利用して、悪の儀式に必要なハートストーンを手に入れようとしている」といったドンデン返しを想像したりもするのですが、果たしてどうなるか。

 根拠のない想像だけでNPCを疑っても仕方ないので、ワールドマップに表れたドラゴンズアイに向かいます。厳密には、ここから第2章がスタート。寺院のクエストは、まだ第1章のやり残しだったということで(物語的には、「ハートストーン探索編」ということでつながっているのですが)。
 ドラゴンズアイに着いたところ、いきなり
アイストロールの襲撃にあいます。トロールかあ、最近、デアルニス城でいっぱい倒したっけなあ。こういう時は……くらえ、ファイヤーボール! ……はまだレベルが低くて使えない(シクシク)。仕方なく、前衛戦士がゲシゲシ武器で切り刻みます。幸い、炎でとどめを刺さなくても、復活してこないので、何のことはないただのザコでした。
 アイストロール倒して、ちょっくら野営。旅の疲れを落としてから、これより、冒険者一行は、ドラゴンズアイの洞窟に挑むことになります(つづく)。

※現状確認も含めて、改めてキャラ紹介

●ブルーノー(HP75):ドワーフの5レベルファイター、男性。ローフルグッド。
 元ネタは小説「アイスウィンドサーガ」。記憶喪失なので、実は小説のブルーノーとは別人かもしれない。小説の時代は、明らかにゲームより後だし。
 長らく、「魔法のバトルアックス」を求めていたけど、今回、寺院探索の途中で、「電撃の追加効果をもった斧」を手に入れて、ますます前衛突撃戦車として磨きがかかっています。

●カイヴァン(HP65):5レベルレンジャー、男性。カオティックグッド。
 元ネタは兄弟作品「バルダーズゲート(BG)」。時空間移動の罠で、こっちの世界に飛ばされることになった。最近、「BGカイヴァンは人間ではなく、エルフだった」という事実が発覚し、NOVAを大いに慌てさせた。結局、「時空間移動の際、種族転換まで起こった」と後付け設定がなされる。
 不幸な境遇に追い討ちをかけるように、今回の寺院の戦闘では、なぜかカイヴァンばかり敵の集中攻撃を受けて、死にかけることも多かった(ブルーノーは無傷で、カイヴァンはHP4だけとか)。不幸を乗り越えて、たくましく成長してほしいものである。 

●先生(HP50):ハーフエルフの4レベルファイター/5レベルドルイド、男性。トゥルーニュートラル(今回、ドルイドレベルがアップ)。
 元ネタはカルト時代劇
「翔べ! 必殺うらごろし」。中村敦夫の演じたキャラですが、IWのキャラグラフィックの中に、そっくりなのがあるんですね。設定としては、「人間社会の営みには無知だが、自然の声には敏感で、死者の霊に導かれて超人的な知覚力と体力を発揮し、悪人どもを必殺供養する」という、殺し屋主人公の必殺シリーズの中でも、非常に異色なキャラですが、D&D世界のドルイドとは設定の相性がいいです。
 パーティーの中では、
「回復支援の戦士」として、今回、死にかけたカイヴァンを救うという活躍を何度もした。いや、本人も死にかける局面が何度かあったんだけど。 

●ミレーヌ(HP36):6レベルバード、女性。ニュートラルグッド(今回、レベルアップ)。
 元ネタはアニメ「マクロス7」のヒロイン。でも、性格はほとんど似ていない。一応、無軌道な仲間をまとめるのに一生懸命って共通項(それと歌)はあるけれど、多分、アニメのキャラよりは性格が穏やかで大人でしょう。
 本領は、交渉の局面。ふだんは、優秀な弓兵になっている。イザという時には、前衛もできると考えていたけど、そろそろHPが心もとなくなってきたので、鎧を捨てて魔法援護を考えた方がいいかなあ、と思ってます。

フレイ・アルスター(HP32):エルフの4レベルメイジ/5レベルシーフ、女性。カオティックニュートラル(メイジ、シーフともにレベルアップ)。
 元ネタはアニメ「ガンダムSeeD」のヒロインの一人。性格はより積極的なので、陰湿さが薄れている。
 ふだんのお仕事は、罠外しとマジックミサイル、そして弓攻撃。ダンジョン探索メインの本作では、シーフの価値はプレイが進むにつれて重要になるので、今後の成長にますます期待します。目下の課題は、「レベル5になって、ファイヤーボールが使えるようになること」

●クァイル(HP24):ノームの4レベルクレリック/4レベルイルージョニスト・男性。カオティックニュートラル(イルージョニストレベルがアップ)。
 元ネタは、カイヴァン同様、「バルダーズゲート(BG)」BG2でも、「弟子を持った師匠」に出世して登場。不幸なカイヴァンに比べて、明るい未来が保証されているラッキーなキャラのようです。
 さすがに、このHPだと前線に立てないので、戦闘中の回復役(必然的に戦士のそばに出ないといけない)にはあまり向きません。よって、マジックミサイルによる後方援護がお仕事。ただ、「ミラーイメージ(分身)」とか、防護魔法を駆使すれば、一時凌ぎの楯ぐらいにはなるだろうし、先生一人で回復が追いつかない場合の活用を考えないとね。
 回復魔法と攻撃魔法の両方を使えるってことは確かに便利なんだけど、AI任せの戦闘だと、僧侶と魔術師、どちらの行動パターンに従うかを選ばないといけないので、意外と宝の持ち腐れになりやすいんですね。逆に言えば、今後のプレイヤーの操作慣れに応じて、活躍が期待されるキャラってことで。

 

●2004年10月29日(金)・リザードマンの洞窟(第2章その2)

 奪われたハートストーンを求めて、「ドラゴンズアイ」という名のエリアにおもむいた冒険者たち。
 そこは、火山の山肌に開いた多層構造の洞窟になっています。

 中に入ると、襲ってくるのはトカゲ男のリザードマン。それと、ビートルとかスパイダーとか、虫系モンスター。どちらも、「雪の多い地方」では珍しい変温動物ですが、だからこそ、火山のそばが暮らしやすいんでしょうね。
 それぞれ、1体1体は大したことない相手なんだけど、ザコがわらわら出てくるので、少し進んだら洞窟を出て、野営して回復を繰り返す……という地道な作業でダンジョンマップを埋めていきます。

ブルーノー「トカゲどもめ。わしの電撃斧を恐れて、寄り付きもせんわ」

カイヴァン「いや、その分、こちらに敵がいっぱい回ってくるから、俺の体はボロボロだ」

フレイ「そうよ。一番、頑丈な前衛ファイターが敵を引き付けないで、何やってるのよ! あたしのカイヴァンが死んだら、一生恨んでやるから」

クァイル「エルフの一生は、相当、長いからな。恨まれたら大ごとなのは、天才じゃなくても、分かるわい」

ミレーヌ「……それにいつから『
あたしのカイヴァン』になったのかしら?」

フレイ「
カイヴァンが元エルフと分かってからよ。最初は、種族違いの恋がどうなるか心配だったけど、今となっては話は簡単だわ。カイヴァンはエルフに戻って、あたしと添い遂げるの。そのためのハートストーン探しよ。誰にも邪魔させないわ」

カイヴァン「……添い遂げるなんて勝手に決められても困る」

クァイル「お前さんも、この件では苦労しそうじゃの。ま、好いてくれる女がいるのも、英雄の条件かもしれんが」

カイヴァン「……」


ブルーノー「……とにかく、これだけは言っておくがな。敵がわしを攻撃しないのは、わしのせいではない」

ミレーヌ「確かに、そうよね。
プロヴォックとか、挑発とかのスキルで、敵の目を引きつけることもできないし」

先生「ところで、
カイヴァンはシールドを装備しないのか? 使っている武器は片手剣なんだろう?」

カイヴァン「それも考えたんだがな。レンジャーには、片手剣装備(シールドなし)で攻撃回数が増加する、という特典があるんだ。それに、いざという時に弓攻撃に切り換えるためにも、片手は開けておきたい」

フレイ「要は、ドワーフがきちんと敵の目を引き付けてさえいれば、問題ないのよ。前衛が2人もいるのに、片方にだけ負担が来るのでは、もう一方の怠慢と言われても、仕方ないわ」

ブルーノー「言いたい放題、言いおって。わしはきちんと敵を切り刻んでいるのに、怠慢とは聞き捨てならん」

フレイ「戦士の仕事は、敵を倒すことよりも、まず、楯になってパーティーを守ることよ。敵を倒すだけなら、後ろからの弓でも魔法でもできるんだから」

ミレーヌ「それは正論ね」

ブルーノー「……ムムム、分かった。
カイヴァンは危険なときは、すぐに後ろに下がって弓に持ち替え。ザコどもは、わし一人で相手する。これで文句はないな」

フレイ「やることをきちんとやったら、誰も文句は言わないわ。ねえ、
カイヴァン

カイヴァン「少し、戦士としてのプライドを傷つけられた気分だが……」

ミレーヌ「小さなプライドよりも、実利が大事。それが大人の態度よ」

 ということで、いまだパーティーとしての戦術を模索している段階だったりします。BGと違って、力技で乗り切る、ということが、まだできませんから。

 それでも、地道なプレイで洞窟を探検していると、リザードマンに捕まった人々を発見。どうやら、リザードマンは人を食料にしようとしているらしいです。
 人々を助けるために、
リザードマンのキングに挑みます。でも、手下の兵隊やら、魔法使いやらがわらわら出てきて、「ホールド」で金縛りにされてからゲシゲシ削られて敗退。魔法に対しての抵抗力が高いドワーフのブルーノーだけは健在で、電撃斧を振り回して、バッタバッタと大奮闘していたんですが、さすがに多勢に無勢という状況で、パーティーに戦死者(カイヴァン)が出てしまっては、やり直して、じっくり戦術を練り直す必要があります。

ブルーノー「ウォーーーわしはまだ戦える〜〜〜」(クィックロードによるリセット)

 こういう
「ボスの周りを固める大勢のザコ敵」というシチュエーションで有効なのが、盗賊による囮作戦。要するに、多数の敵の中に飛び込むのではなく、少数の敵を引っ張ってきて、安全な場所で撃退する、と。この安全な場所とは、別のエリアに退却可能なところ。敵の攻撃で危険になったら、いつでも逃げられるようにしておけば、安心して戦えるわけです。
 囮役は当然
フレイ。元ネタのキャラからは、こういう危険な任務を引き受けそうにないわけですが、本作ではカイヴァンのため」という動機が改めて、再確認されましたからねえ。当初考えていたリジュエル、あるいはオーレンジャーのマルチーワ姫のように、「愛する人のために戦う、けなげだけど割と自己中な悪のプリンセス」的要素を強く示すようになった、と。
 さすがに、何の備えもなしに囮をするほどバカじゃないので、敵の攻撃に備えて、
ミラーイメージ(分身)の魔法をかけてから、リザードキングの部屋に向かいます。ちょっとした会話イベントを経てから、ボスと大勢のザコが押し寄せてきますので、急いで仲間のところに撤退。幸い、飛び道具を持った敵はいないようで、攻撃を受けることなく、逃げ延びることができました。
 敵はせまい通路で一列になって、追いかけてきます。戦闘に立っているのは、一番動きが速く設定されている
リザードキング。つまり、パーティーの待ち構えている場所に、キングが飛び込んでくる形です。数ラウンドの戦いを経て、集中攻撃を受けたキングを撃退。このキング、手下全員の攻撃力を増加させる魔法(ストレングス・オブ・ワン)を戦闘中に使うので厄介だったわけですが、先にやっつけてしまえば、OKと。
 
キング戦で、そこそこのダメージを受けたので、一度、別のエリアに移動。じっくり回復してから、生き残りのザコを掃討します。ターゲットは当然、呪文使い優先で、それからザコ兵士を全滅させて、任務終了。
 捕まった村人の救出で、経験値もゲット。さらに
キングの部屋をじっくり調べると、蛇神の像の中のお宝に、待望の「ファイヤーボールの巻き物」を発見。これを覚えることで、フレイが強化されることになります。まあ、レベルが少し足りないので、しばしお預けですが。(つづく)

PS:成長キャラは以下の4人。

●ブルーノー(HP90):ドワーフの6レベルファイター。

●カイヴァン(HP78→84)
:6レベルレンジャー。
 レベルアップだけでなく、今回、「耐久力(コンスティテューション)+1」の薬を獲得して、HPがレベルごとに1ずつ増強された。

●先生(HP55)
:ハーフエルフの5レベルファイター/5レベルドルイド(ファイターレベルがアップ)。

●クァイル(HP28)
:ノームの5レベルクレリック/4レベルイルージョニスト(クレリックレベルがアップ)。

 なお、本作の経験値上限は約180万。BGでは8万9000で、拡張シナリオのTSCで16万。それに比べると、飛躍的に成長限界が上昇しています。戦士が15レベルに、一番成長の早い盗賊系が18レベルになれる計算。

 

●2004年10月31日(日)・爬虫類とトロールと疫病神と(第2章その3)

 ドラゴンズアイの洞窟を探索中。
 ネーミングの由来は、火山の山肌に竜の頭部の形を模した岩があり、その目の部分が入り口になっているからです。岩自体が天然の産物か、人工物かは不明ですが、そこに巣食う爬虫類リザードマンの部族を撃破して、第1階層をクリア。

 その際、
リザードキングは情報を残しています。何でも、彼らトカゲの一族は、ヘビの王女ズノメイに従って、この地に来た、と。このズノメイは洞窟の奥深くにいるらしいです。

フレイ「で、ハートストーンは?」

ミレーヌ「今のところ、手掛かりなしね」

カイヴァン「行方不明の村人を見つけて、助けただけでも良しとしよう」

ブルーノー「ところで、わしらはどうしてハートストーンを探しておるんじゃ?」

フレイ「今さら、何を言っているのよ。クルダハルを脅かす邪悪を見つけるための儀式に必要なのよ」

ブルーノー「それはそうじゃが、ここに来て、邪悪の正体が分かったんじゃないか? 村人を連れ去ったのはリザードマン、その黒幕には
ヘビの王女とやらがいる。だったら、そいつを倒せばいいのであって、今さら、ハートストーンなんてどうでもいいじゃろう?」

フレイ「そういうわけにはいかないわ。儀式に必要ってことは、相応の魔力を秘めている。そういうお宝だったら、ぜひとも手に入れたいとは思わない?」

先生「それは、ドルイドの宝だろう? 勝手に所有することは許されない」

フレイ「……も、もちろん、猫ババするなんて言ってないわ。ちょっと見て、それから返すわよ。決まってるじゃない」

クァイル「それにしては、顔が引きつってるがな。まあ、お前さんが何を考えていたかぐらいは、天才のわしには簡単に読める。欲望もほどほどにな」

フレイ「欲望なんかじゃないわ。これは……そう、マジックアイテムを鑑賞したいという知的好奇心よ。それに……(棒読み調で)強力な魔法の宝を悪い奴の手に委ねるわけにはいかないわ。これは正義のためよ。それなら文句はないでしょう」

ブルーノー「お前さんの口から、正義って言葉が出る、とは思わなかったな」

フレイ「あたしだって、正義について考えることはあるわ。最優先項目ってわけにはいかないけどね」


 ともあれ、正義のためなのか、お宝捜しのためなのか、各人各様の気持ちで、一行は洞窟の第2階層に降りていきます。
 第2階層のメインモンスターは、トロール。洞窟前で出会った、ザコのアイストロールと違って、こちらは火か酸の攻撃でないとトドメを刺せません。前回ゲットしたファイヤーボールはまだ使えないので、とどめを刺すのは、「メルフズ・アシッド・アロー」つまり「魔法使いメルフの酸の矢」を覚えているクァイルの仕事です。「酸の矢」は3発までしか撃てないので、トロールの大集団なんて出てきたら、大ピンチなんですが、じっさいは一度に2、3体しか出てこないので、地道に戦闘&休息を繰り返して、探索を進めていきます。
 トロール
のイヤな点は、再生能力の他に、お宝を持っていないこと。リザードマンだったら、わずかながらも金貨を持っていて、塵も積もれば山となる、とばかりに拾い集めていたのですが、トロールは何も落とさないので、つまらない、と。
 まあ、経験値だけはそれなりにくれるので、フレイのレベルも上がって、ついにファイヤーボールを使用可能になりました。ただ、トロールはタフで、ファイヤーボール一発じゃ死んでくれないので、結局はアシッドアローに頼るわけですが。

 第2階層の大きなイベントは、邪神タロナのプリースト(邪神官)による生贄儀式。生贄に選ばれたのは、慈悲神イルメイターの女司祭エジェニアさん。
 邪神タロナは、腐敗と疫病を司る神で、その信徒がハートストーン略奪の犯人らしい、と見なされていました。つまり、ここに来て、ようやくハートストーンの手掛かりが見つかったことになります。
 一方、イルメイター神は治癒の神さまで、人々の苦しみを取り除く、あるいは、取り除けない苦しみを代わりに引き受けることを奨励している、いささかマゾヒスティックな宗派。人を傷つけることが禁忌なので、殴って何ぼの冒険者には向きませんが、町の寺院には欠かせない存在です。
 生贄の儀式は、参加している邪神官も多く、またトロールも護衛についているので、力技で粉砕するのは難しいです。ファイヤーボールも、連射できるならともかく、たった1発で戦局を決するほどの威力はまだありません。よって、囮作戦で、少しずつ護衛を引きずり出す戦術を決行。ある程度、トロールを倒してから、ヘイスト(加速)を掛けて、一気に突撃。邪神官がホールド(金縛り)の魔法を掛けると非常にうっとうしいので、その前に接敵して、呪文詠唱を妨害しながら一気に切り崩します。テクニックに走るなら、クレリックの「サイレンス(沈黙)」の魔法で相手の呪文を封じるべきでしょうが、その戦術は、どうも使い慣れていないってことで。
 生贄儀式から救い出したエジェニアさんがくれた情報によると、タロナの邪神官が爬虫類の集団と手を結んでいる、と。さらに、捕まっている村人が南東に連れて行かれた、とのことで、情報に従って第2階層の南東の区画に向かい、らせん状の通路の中心(これが分かりにくい場所にあるんだなあ)から第3階層に突入、と(つづく)。

PS:成長キャラは以下の4人

●先生(HP59)
:ハーフエルフの5レベルファイター/6レベルドルイド(ドルイドレベルがアップ)。

●ミレーヌ(HP42):7レベルバード。

フレイ・アルスター(HP39):エルフの5レベルメイジ/6レベルシーフ(メイジ、シーフともにレベルアップ)。

●クァイル(HP34)
:ノームの6レベルクレリック/5レベルイルージョニスト(クレリック、イルージョニストともにレベルアップ)。

 魔法使いが、3レベル魔法を使えるようになったので、破壊力が強まった形になります。

 

●2004年11月2日(火)・ワイトの群れをけちらして(第2章その4)

 ドラゴンズアイの洞窟の第3階層に突入。
 ここのメインモンスターは、ワイトを中心にしたアンデッド(亡者)軍団。

 アンデッドという単語で思い出すのは、今だと
仮面ライダー剣ですが、結局のところ、の世界は、当初の設定からNOVAが期待したようなファンタジーワールドにも、組織のバックアップを受けてクールに任務を果たす職業ライダーにもなりませんでした。まあ正義と人助けに強い信念を持つ主人公と、迷走するその他のライダーたちと、いまいち影の薄い協力者2名の物語、ということで、スペシャルゲストも交えながら、無難に終結する気配です。
 11月に入って、来年の新番組の情報(信憑度80%ぐらいと思ってる)も出たので、今はそちらに期待。
 来年の新ライダーは、
「仮面ライダー響鬼」。「ひびき」と読むのか、「きょうき」と読むのか不明ですが、「鬼」と「陰陽道」を題材にしているとか。ガオレンジャーの設定を発展させた形ですね。そして、変身アイテムが何と「太鼓」。黒を基調にした悪役風のデザインとともに、某匿名掲示板を騒然とさせています。「太鼓と鬼」ということで「雷神様」という設定になりそうですが、まあ設定だけ聞いても、シビれさせてくれます。太鼓という楽器の土俗っぽさは、アマゾン風味も期待できますし(アマゾンの敵も十面鬼ですしね)。
 一方、戦隊の方は、
「魔法戦隊マジレンジャー」らしいです。マジは「マジック」と「本気(マジ)」の掛け言葉ですが、ファンタジーファンとしては、とりあえずよっしゃーです。ほうきに乗って空を飛ぶのか、曽我町子女史の登場はあるのか、とか、いろいろ論議を呼んでいるようですが、いまだ分かっているのは、「」のカラーリングと不鮮明なデザインぐらい。ブルーが薄めのカラーリング(ハリケンブルーっぽい)ということで、女性キャラかと言われています。

 以上、昨夜、手に入れた情報を場違いな場所で公表した挙句、話を本筋に戻します。
 D&Dのルールですと、アンデッドには種族ごとのランクがきちんと設定されています。下から順に、スケルトン、ゾンビー、グール、ワイト、レイス、マミー、スペクター、ヴァンパイア、ファントム、ハウント、スピリット、ナイトシェイド、リッチ、スペシャルアンデッドとなるわけですが(AD&Dだと多少異なる)、ワイト以降のアンデッドには大抵、非常にイヤな攻撃能力が設定されています。
 それは
エナジードレイン(生命力吸収)。すなわち触れた相手のレベルを下げちゃう攻撃です。数あるコンピューターゲームでも、この手の攻撃を採用しているのは、NOVAの知る限り、D&D関連と、D&Dのシステムを土台にした初期RPGのウィザードリィぐらいと思います(他には、オンラインゲームで、キャラ死亡のペナルティーとして経験値喪失があるぐらいかと)。
 今回も、ワイトが出てきた途端、
エナジードレインを警戒したんですが……ペタッ(ワイトの攻撃)……あれ? 何ともない? どうやら、アイスウィンドでは「エナジードレイン未採用」のようです。ルールブックを見ても、「エナジードレイン対策の魔法」が設定されていませんから。BG2だと、きちんと採用されるようになったんですがね。いずれにせよ、プレイヤー側に不利なルールは採用されない方が安心です。エナジードレインさえなければ、ワイトなんて何の心配もいらないザコです。そう思って、殴りにかかりますが、一つ問題が……。

先生「どうして、魔法の剣や、魔法の斧や、魔法のハンマーは出てくるのに、ドルイドの使える魔法のシミターや、魔法の槍や、魔法の杖、魔法の棍棒は出て来ないのだ?」

 
そう、ワイトは魔法の武器でないと傷つきません。今だ使える魔法の武器を手に入れていない先生
が、ここに来て、完全に無力に陥ったわけです。今までも、そういう局面はあったわけですが、通常武器無効のモンスターは、時たましか登場しませんでした。しかし、この階層では、ワイトだらけ。攻撃するたびに、「通用しなかった」と表記されれば、それだけでストレスがたまります。
 対策は一応、あります。ドルイドには、1レベル魔法
「シレイラ(魔法の棍棒)」や、2レベル魔法「フレイムブレード(炎の刃)」があります。それらを使えば、ワイトを傷つけられる武器を召喚できます。でも、ワイトが出るたびに、それらの魔法を使うのも、面倒くさいんですね(爆)。
 何か、いい方法はないかなあ? と考えてみたところ、

ミレーヌ「魔法の短剣(ダガー)なら、とってるよ」
先生「いや、ドルイドは、刃の付いた武器は使え……る!」

 
クレリック(標準的な僧侶)は刃の付いた武器が使えません。一方、クレリックの亜種のドルイドは、天然素材に基づく武器(木の槍、棍棒など)しか使えず、クレリック以上に武器制限が厳しいわけです。でも、ダガーとシミター(曲刀)だけは、儀式に使用されるからか、使用可能となっています。シミターはともかく、「ドルイドがダガーを使えること」を、NOVAは完全に失念していました。まあ、普通はダガーなんてダメージの低い武器は、めったに使いません(せいぜい盗賊が投げつけるか、魔法使いの護身用)。でも、使える魔法の武器が他にない以上、ダガー1本でもありがたく使わせてもらいます。ちょうど戦士レベルも上がって、武器技能が上昇できるようにもなったので、迷わずダガーに振り込む、と。
 一方、ミレーヌ得意の弓も、ワイトには完全に無力です。魔法の矢がいっぱいあればいいのですが、手持ちは限られています。そんなわけで、彼女もワイト相手には、魔法の剣を持って前衛に立ってもらいます。

 一度、対ワイトシフトが確立すれば、あとは、さくさくとプレイが進……まないんですね、これが。
 ワイト以上に厄介なのが、意外なことにスケルトン。ここに登場するスケルトンは、ブラストスケルトンと呼ばれ、
「倒されると自爆して周囲に冷気を放つ」という特殊能力を持っています。前衛戦士にとってはどうでもないダメージ(20点弱)が、後衛キャラにとっては割と重傷で、そのたびに治療と休息のために、安全な場所まで戻らないといけません。

 結局、ちまちまと探索と休憩を重ねて(このゲームでは、いつものことか^^;)、洞窟を進んでいると、ようやく巨大なテントを発見。そこには、アンデッドを操る女ネクロマンサー(死霊使い)がいました。
 一気に突撃を仕掛けると……、

ネクロマンサー「クラウドキル!」
フレイ「キャー!(即死)」
クァイル「ぐふっ!(即死)」

 
クラウドキル(猛毒煙幕)の魔法は、6レベル未満のキャラを即死させます(6レベル以上は、継続ダメージ)。この時点で、先生はギリギリレベルアップしていたんですが、フレイクァイルの2人は、今だ魔法使いレベルが6に達していなかった、と。成長の遅いマルチクラスの弊害が、ここで表れたわけですね。
 大ダメージを喰らったのなら、慌てて逃げ出すことができます。しかし、即死させられては、どうしようもありません。
 リセットしてから考えた対策は……頑丈な
ブルーノー一人で突っ込む(笑)。当然、大勢が相手では勝てませんので、ある程度、暴れた後は一度、退却。追いかけてきたザコアンデッドを仲間といっしょに始末して、ネクロマンサーの護衛を一掃する。
 さて、問題はこの後。
クラウドキル対策ですが、結局、ネクロマンサーはテントの入り口に狙いを付けていることが判明。テントの入り口で、アンデッドと戦っているパーティーに対して、クラウドキルを放つのは、なかなか巧妙な作戦です。
 でも、それさえ分かってしまえば、一人を囮にして、
クラウドキルを使わせて、すかさず毒ガスの範囲から脱出。毒ガスが晴れるのを待って、ヘイスト(加速)を掛けて、一気に突入。有無を言わさず、ネクロマンサーを切り刻む……で勝利と。

 このネクロマンサーの日記から分かったこと。
 イーストヘイヴンやクルダハルの要人の名前が記載され、暗殺対象にされていること。
 また、邪神タロナの司祭には、「宿敵」が存在することなどが分かりました。
 でも、ハートストーンの行方に関しては、やはり分からず。さらに、階層を下りないといけません(つづく)。

PS:成長キャラは以下の4人

●ブルーノー(HP105):ドワーフの7レベルファイター。

●カイヴァン(HP98)
:7レベルレンジャー。

●先生(HP68)
:ハーフエルフの6レベルファイター/7レベルドルイド(ファイター、ドルイドともにレベルアップ)。

●ミレーヌ(HP48):8レベルバード。

 

●2004年11月8日(月)・蛇人王国の末路(第2章その5)

 ドラゴンズアイの洞窟探索もいよいよ大詰め。第4階層と第5階層をクリアしました。
 ここを支配していたのは、蛇人間ユアンティの一族。
蛇人間ユアンティと言えば、トロールといっしょに、BG2で、ナリアデアルニス城を滅ぼしたのが思い出されるんですが、厳密には逆。本当は、アイスウィンドの方が先なので、順当にプレイするなら、BG2プレイ時にドラゴンズアイを思い出すべきだったのでしょう。
 ネットで仕入れた裏設定でも、
「ドラゴンズアイから追い散らされたユアンティとトロールの一団が、南に移って、デアルニス城を攻めた」という話があり、納得させられます。

 すると、
BG2で、エアリーからトロール退治の話を聞かされたクァイルは、このドラゴンズアイでの探索を思い出していたんだろうな、と想像できます。う〜ん、それなりに設定がつながるものなんだなあ。

 さて、第4階層の話です。
 初め、ここには敵がいません。
「平和と静寂の神エルドスの使徒」を名乗る人たちが、静かに暮らしています。彼らは、目深に頭巾(フード)をかぶり、顔を見せないようにしながらも、冒険者に対しては好意的に振る舞ってくれます。何でも、「上の階にはびこっているリザードマンやトロールに怯えながらも、この階層の平穏をかろうじて維持できている」とか。
 安全に休める場所とか、魔法のスクロール(アイスストームとか)を提供してくれるなど、親切な人たちなのですが、いろいろ探りを入れてみると、蛇人間の正体を明かして、襲い掛かってくると。

 フードをかぶった爬虫人間というのは、AD&D小説として名高い
『ドラゴンランス戦記』のドラコニアンを連想します。また、「敵の本拠地に着いた、と思ったら、そこは平和な場所だった(でも、実はまやかし)」というネタは、ドラゴンクエストUのハーゴン城なんかでもありました。いろいろ、なつかしい物を振り返りながら、現状の危機に対処します。
 
リザードマントロールを召喚魔法で呼び出しつつ、攻撃を仕掛けてくる蛇人間の一群を一気に突破することは、さすがに不可能です。応戦しながらも、じわじわと退却して、第3階層に避難。そこから、ヒット&アウェイで徐々に蛇人間の守りを切り崩していきます。
 戦いの途中で、鍵の掛かった扉を開けたりしていると、お宝もGETできますし、心強い仲間(大都市ウォーターディープ出身の冒険者の一団4人)も見つかります。彼らは、キャラバンの護衛をしていたところを、不意討ちを受けて、蛇人間たちに拉致された模様。でも、何とか脱出しようと、部屋に鍵を掛けて立て篭もっていたそうです。結構、有能な人たちで、特にリーダーは
「炎の剣」を持っていて、トロール退治では大活躍。
 10人の冒険者の力で、第4階層の蛇人間は一掃、最終階層に向かいます。ただし、ウォーターディープ組は、第4階層に待機。
「安全な休息地点を確保してくれる」とのことで、6人だけでヘビの王女ズノメイの待つ宮殿におもむくことに。

 第5階層の蛇人宮殿は、文字どおり、蛇みたいにくねくねと曲がった一本道構造。脇の扉を開けて、小部屋を探索しつつ、奥へ奥へと進んでいきます。
 その間に、こちらの魔法戦術も次第に確定していきます。
 まず、バードの
ミレーヌは、アーマーを外して、完全に魔法使いとして活用することに決定。パーティーにヘイスト(加速)を掛けるのがお仕事。
 
フレイは、ファイヤーボールによる直接攻撃に専念。
 
クァイルは、モンスターサモニング(召喚魔法)で、ゴブリンやらファイヤービートルやら、味方モンスターを呼び出す支援役。
 魔法使いがたった一人だった
BGのときと違って、魔法戦術に相当、幅が広がったなあ、と思います。

 そして、とうとう最深部のズノメイの玉座の間に到達。
 
ズノメイは、「宿敵に対する復讐のために、ハートストーンが必要だ」と言って、パーティーの返還要求を拒みます。それに、こちらは散々、彼女の部下を倒してきていますから、今さら、平和に話し合って解決なんて、望むべくもありません。そもそも、ここまでに人間を拷問している蛇人の姿を見て来ていますしね。
 ズノメイ
アニメイトデッド(死人操り)の呪文でスケルトンを召喚する他、クラウドキルなんかを使ってきます。以前は、この魔法に即死させられたものですが、あれからフレイクァイルも成長したので、即死は免れました。それでも、HPが危険になったので、撤退することに。
 さすがに迷宮の最深部だったので、前のエリアに戻るのに手間どったものの、かろうじて無事に撤退成功。それから、ウォーターディープ組の待機している部屋で休息を取った後、再挑戦。2度目の対決で、
ズノメイを倒すことに成功します。

 報酬は、ズノメイの持つ「ハートストーン」の他に、玉座の間にたくさんあった宝の数々。豊かな収穫に満足顔で、ようやくクルダハルに帰還することになりました。

PS:成長キャラは以下の5人

●ブルーノー(HP120):ドワーフの8レベルファイター。

●先生(HP72)
:ハーフエルフの6レベルファイター/8レベルドルイド(ドルイドレベルがアップ)。

●ミレーヌ(HP54):9レベルバード。

フレイ・アルスター(HP49):エルフの7レベルメイジ/7レベルシーフ(メイジレベルが2アップ、シーフは1レベルアップ)。

●クァイル(HP42)
:ノームの7レベルクレリック/7レベルイルージョニスト(クレリックレベルが1アップ、イルージョニストは2レベルアップ)。

【2ページ目へつづく】