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日本アニメ年表
(その1:1963〜75)

作品の分類基準(作品タイトルの色分け)
巨大ロボット物 悪と戦う巨大ロボットが、
メインとなる作品。
主人公はロボットに搭乗するか、
外部からロボットに意思を伝える、
あるいはロボットと一体になる。
ロボットに該当するメカ、
あるいは生体兵器なども含む。
メカSF物 巨大ロボットはメインでないが、
何らかのメカが主体となる作品。
近未来が主な舞台となり、
悪と戦う以外の物語も多い。
カーレース物も、ここに含む。
非メカ系
アクション物
主人公は、超常能力を持ったヒーローで、
悪役との戦いや刺激的な冒険に明け暮れるが、
その能力はロボットやメカに基づかない。
超能力・魔法・疑似科学・すぐれた運動能力・
抜群の推理力など設定は多用で、
SF的な設定を持つ作品もあるが、
ビジュアル的にメカ主体でないものは、
ここに含める。
「犯罪者もの」「格闘もの」「推理もの」も、
ここに含めるものとする。
また、「ホラー作品」の場合、主人公が
十分強ければ、ここに含める。
日常
 ファンタジー物
日常世界に、非日常的な存在が
登場して、ドタバタギャグその他の
ドラマを展開する作品。
非日常的な存在がロボットである場合、
メカSF物との区別が分かりにくいが、
その場合、ドラマの主軸が
戦い中心か、
日常生活中心かで、区別するものとする。
多くの「魔法少女物」もここに含める。
また、主人公が無力な「ホラー作品」も
ここに含める。
日常ドラマ 「サザエさん」「天才バカボン」に
代表される日常ギャグ
少女アニメに多い純粋ラブコメなど、
ごく普通の日常世界で繰り広げられる物語。
中には、非日常的なキャラクターが
登場するものもあるが、ドラマの核が、
非日常的な力に基づくかどうかで、
日常ファンタジーと区別する。
スポーツ物 メカを使わないスポーツ物。
格闘技のほか、釣りや料理など、
何らかの競技はすべてここに含む。
異世界ドラマ・
    冒険物
現代日本とちがう異世界を舞台に
冒険活劇や刺激に満ちた日常生活を
行う作品。
「非メカ系アクション」とのちがいは、
主人公の戦闘能力の差、ドラマの根幹が
敵役との戦い(対立)か否かである。
ただし、
メカの登場するSF風世界は
「メカSF」
に分類。
また、巨大ロボットが登場するものは、
「巨大ロボット物」分類。
擬人化された動物主人公もの、
秘境探検もの
などはここに含める。
史実・名作もの
 異国風ドラマ
「冒険ファンタジー物」に似ているが、
舞台は、より現実に近い世界である。
登場人物たちは魔法やその他の
特殊能力をほとんど持たない
等身大の人物として描かれる。
また、名作ものでも
魔法その他の
超常能力が描かれている神話・伝説・
民話などは緑
に含める。
その他 NOVAがよく知らず、分類不能の作品。

以上、あくまでTV作品中心ですが、
NOVAの個人的趣味により、
一部、劇場作品も紹介します。

1963年 鉄腕アトム(〜66年)
鉄人28号(〜65年)
エイトマン(〜65年)
オオカミ少年ケン(〜65年)

(以下のタイトルは、詳細不明。
 色分けは題名からの予想)
銀河少年隊(〜65年)
仙人部落
ピノキオの冒険
シスコン王子

TVアニメ元年。
これ以前は、劇場作品になる。
「アトム」「鉄人」「エイトマン」の
ラインナップを見ると、TVアニメは
当初からメカもの中心
に始まった
とも言える。
「アトム」は虫プロ、「オオカミ少年
ケン」は東映動画の初作品。
(劇場版)
わんぱく王子の大蛇退治
わんわん忠臣蔵
1964年 0戦はやと
少年忍者風のフジ丸
ビッグX
この年の作品は、
生まれる前の作品で、
再放送も見ていないので、
詳細不明タイトルばかりでしたが、
レプリカントさんから情報提供
してもらいました。
1965年 スーパージェッター
宇宙パトロール ホッパ
宇宙少年ソラン(〜67年)
宇宙エース
遊星少年パピィ
W3(ワンダースリー)
オバケのQ太郎(〜68年)
鉄人28号(第2期)
ジャングル大帝
ハッスルパンチ

(詳細不明タイトル)
・ドルフィン王子
宇宙人ピピ
・怪盗プライド
戦え! オスパー(〜67年)

この年は、宇宙ものがスゴい年
「鉄人28号」も第2期では宇宙が
舞台になったみたいだし。
でも「スーパージェッター」は30世紀
から来た時間パトロール
って設定。
「タイムレンジャー」と同じです。
この時代に30世紀ってのは、
先駆的に思えますねえ。
「宇宙エース」はタツノコプロの
処女作

最初の藤子不二雄アニメは、
白黒の「オバQ」
です。
なお、劇場版の「ガリバーの
宇宙旅行」に登場する「紫の星の
王女」は、元祖宮崎駿ヒロイン

らしい。
(劇場版)
ガリバーの宇宙旅行
1966年 おそ松くん
レインボー戦隊ロビン
ハリスの旋風
遊星仮面
ジャングル大帝 進めレオ
ロボタン
魔法使いサリー(〜68年)
海賊王子

(詳細不明タイトル)
・がんばれ! マリンキッド
・とびだせ! バッチリ

元祖赤塚不二夫アニメは、
「おそ松くん」

元祖魔女ッ子は、「サリーちゃん」
白黒アニメからスタート。途中で
カラーになった作品です。
「海賊王子」はどうやら原作が
石ノ森章太郎
らしい。劇場版の
「サイボーグ009」とともに、
この年にアニメデビューなのか。
また、「レインボー戦隊ロビン」は
藤子不二雄や石ノ森章太郎が
キャラデザイン
したことでも有名。
(劇場版)
・サイボーグ009
1967年 悟空の大冒険
パーマン
マッハGOGOGO
黄金バット
リボンの騎士
花のピュンピュン丸
おらぁグズラだど
冒険ガボテン島
スカイヤーズ5
ちびっこ怪獣ヤダモン

(詳細不明タイトル)
かみなり坊やピッカリ・ビー
ドンキッコ
・冒険少年シャダー

この年から、カラー作品
出てきたが、まだまだ白黒作品も
多い。過渡期といえるかな。
藤子アニメ第2弾は「パーマン」。
また、アニメ界は怪獣ブームとも
言えるが、主流にはならなかった。
(劇場版)
サイボーグ009
      
怪獣大戦争
少年ジャックと魔法使い
1968年 花のピュンピュン丸(第2部)
ゲゲゲの鬼太郎
巨人の星(〜71年)
サイボーグ009
怪物くん
サスケ
佐武と市捕物控
妖怪人間ベム
わんぱく探偵団
アニマル1
あかねちゃん
ファイトだ!! ピュー太
夕やけ番長
ドカチン
「サイボーグ009」は2度の
劇場作品の後、TV初進出。
この年は、妖怪ブーム。鈍重な
怪獣よりも、神出鬼没な妖怪の
方が、アニメ向きだったのか。
そして、「巨人の星」がスポ根
ブームの起爆剤
となった。
(劇場版)
太陽の王子ホルスの冒険
アンデルセン物語
1969年 ひみつのアッコちゃん
忍風カムイ外伝
紅三四郎
もーれつア太郎
どろろ
ウメ星デンカ
サザエさん(〜現在放送中)
ハクション大魔王
ムーミン
タイガーマスク(〜71年)
アタックNO.1(〜71年)
花のピュンピュン丸(第3部)
海底少年マリン
男一匹ガキ大将

(詳細不明タイトル)
・ピンチとパンチ
アニメ界最長寿作品の
「サザエさん」
が登場。
何と、「カムイ」の後番組。
作風が全くちがいます。
でも、「サザエさん」って昔、
日曜だけじゃなく、火曜日
放送の物もありましたが、
どういう番組編成だったのか? 

話し変わって、「ひみつのアッコ
ちゃん」が赤塚アニメ
であることは、
一般には意外と知られていない
事実に思えます。
アニソンの女王・堀江美都子が、
「紅三四郎」でデビュー

「長靴をはいた猫」ことペロは、
東映動画のマスコットキャラで、
この年に誕生しました。

また、この年まで来ると、
カラー作品も多く、NOVAが
再放送で見たことのあるものも
増えてくる。
でも、SFはほとんどなくなった。
「マリン」はメカもの? それとも、
「トリトン」みたいな感じ? 
名前だけはよく見るんだけど、
詳細不明にしてます。

(劇場版)
長靴をはいた猫
空飛ぶ幽霊船
1970年 あしたのジョー
昆虫物語みなしごハッチ
いなかっぺ大将(〜72年)
キックの鬼
魔法のマコちゃん

(情報提供のあった作品)
赤き血のイレブン
男どアホウ!甲子園
いじわるばあさん
のらくろ

(詳細不明タイトル)
ばくはつ五郎
・サラリーマンミニミニ作戦
・われらサラリーマン党

スポ根作品が最も多い年
「いなかっぺ大将」は、主題歌を
歌っていた天童よしみが去年、
紅白に出たことで、最近露出が
多いです(2001年現在)
「魔法のマコちゃん」は、「サリー」
「あっこ」に続く魔女ッ子もの第3弾

シリーズものとして順調に続いて
いるのは、この時期これぐらい。
アニメは特撮以上に模索が
続いています。
サラリーマンアニメなんてものまで
あったぐらいだし。
(劇場版)
海底3万マイル
1971年 カバトット
アンデルセン物語
さすらいの太陽
新オバケのQ太郎
天才バカボン
さるとびエッちゃん
国松さまのお通りだい
ふしぎなメルモ
アパッチ野球軍
ゲゲゲの鬼太郎(パート2)
ルパン三世(パート1)
原始少年リュウ

(情報提供のあった作品)
アニメンタリー・決断
海底少年マリン(第2部)

(詳細不明タイトル)
・スカイヤーズ5(新)

この年から翌年にかけて、
アニメ界にリメイクの流れ
起こります。
「オバQ]「鬼太郎」が
カラーで復活。
「国松」も66年の「ハリスの旋風」の
リメイクだし。
「さるとびエッちゃん」は魔女っ子
第4弾
であり、原作は石ノ森章太郎
アニソンの帝王・水木一郎が
「原始少年リュウ」でデビュー
(劇場版)
どうぶつ宝島
1972年 ムーミン(新)
樫の木モック
正義を愛する者 月光仮面
海のトリトン
赤胴鈴之助
魔法使いチャッピー
デビルマン
ド根性ガエル(〜74年)
アストロガンガー
科学忍者隊ガッチャマン
         (〜74年)
かいけつタマゴン
おんぶおばけ
マジンガーZ(〜74年)

(情報提供のあった作品)
アニメドキュメント
  ミュンヘンへの道

モンシェリCOCO

(詳細不明タイトル)
ハゼドン

「樫の木モック」は「ピノキオ」の
翻案作品で、一種のリメイクかな。
でも、模索&リメイクを経て、
この年はアニメヒーロー史に残る
記念すべき作品が登場
します。
中でも白眉は、メカSFを復活させた
「ガッチャマン」
と、元祖スーパー
ロボット「マジンガーZ」
に尽きる
でしょう。
それに「デビルマン」や「トリトン」も
捨てがたいですね。
なお、劇場版の「パンダ・コパンダ」
は、宮崎駿や高畑勲らが参加
し、
後の「となりのトトロ」を思わせる。
(劇場版)
パンダ・コパンダ
1973年 山ねずみロッキーチャック
けろっこデメタン
バビル2世
ジャングル黒べえ
ミクロイドS
ドラえもん(旧)
ワンサくん
荒野の少年イサム
新造人間キャシャーン
ゼロテスター
空手バカ一代
ドロロンえん魔くん
ミラクル少女リミットちゃん
エースをねらえ!
侍ジャイアンツ
キューティーハニー

(情報提供のあった作品)
冒険コロボックル

「ガッチャマン」に影響されたのか、
SFメカものが増えてきた年。
「バビル2世」は原作は超能力
アクション物だが、アニメ版は
メカ設定を強調している。ちなみに
同作品は「チャッピー」の後番組で、
その後に異色の魔女っ子「リミット
ちゃん」(サイボーグという設定)

続く。いかに、この年がメカづいて
いたか分かるというものである。
永井豪作品も、「えん魔くん」や
「ハニー」が次々にアニメ化

調子づいている。
なお、「ドラえもん」はもちろん、
現在放送中のものとは違う作品。
何でも、男声の体育会系口調の
ドラえもんらしいが、それだけ聞くと
実に違和感を感じる。主題歌も、
音頭や演歌調のノリだったが、
人気が出ずに短命に終わった
ばかりか、しばらく、藤子ものは
途絶えてしまう。
一体、どんな内容だったのか、
実に気になるところ。
(劇場版)
マジンガーZ対デビルマン
パンダ・コパンダ
   雨ふりサーカスの巻
1974年 アルプスの少女ハイジ
魔女っ子メグちゃん
星の子チョビン
ダメおやじ
小さなバイキングビッケ
昆虫物語新みなしごハッチ
ゲッターロボ
ゼロテスター地球を守れ
グレートマジンガー
破裏拳ポリマー
宇宙戦艦ヤマト
ジムボタン
はじめ人間ギャートルズ
          (〜76年)
てんとう虫の歌(〜76年)
カリメロ
チャージマン研!
柔道賛歌
ウリクベン救助隊
「マジンガーZ」が放送終了。
そして、新たなロボット「ゲッター」
と「グレート」が誕生
した年。
この年の空手ブームは、アニメでは
「破裏拳ポリマー」を生む。
そして、松本零二の初アニメ
「宇宙戦艦ヤマト」
は短命に
終わったが、後のブームの
起爆剤を内包していた。
ちなみに「ヤマト」の裏番組が
「ハイジ」であったことは有名。
「ハイジ」から名作ものの流れ
生まれる。
(劇場版)
マジンガーZ対暗黒大将軍
1975年 フランダースの犬
みつばちマーヤの冒険
ラ・セーヌの星
ガンバの冒険
勇者ライディーン
少年徳川家康
ゲッターロボG
宇宙の騎士テッカマン
ドンチャック物語
元祖天才バカボン(〜77年)
わんぱく大昔クムクム
タイムボカン
UFOロボ グレンダイザー
           (〜77年)
鋼鉄ジーグ
アンデス少年ペペロの冒険
草原の少女ローラ
アラビアンナイト
  シンドバットの冒険

一休さん(〜82年)

(詳細不明タイトル)
まんが日本昔ばなし
    (テレビ朝日版)

前年に比べ、ロボット物は作品数も
倍増
。これから、ますます発展する。
他には、「ガッチャマン」以来、
「キャシャーン」「ポリマー」「テッカ
マン」と着実にSF物を製作している
タツノコプロが、「タイムボカン」で
SFギャグという新分野
を開拓。
また、冒険ファンタジーものが
多い年とも言うことができる。
NOVAが物心ついた年で、実に
なつかしい作品が多い。
(劇場版)
グレートマジンガー
     対ゲッターロボ

グレートマジンガー
     対ゲッターロボG
        空中大激突

宇宙円盤大戦争

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