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パワーレンジャー日記V
(ライトスピードレスキュー編・過去ログ)

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 2003年3月24日(月)・第1話・ライトスピード出動
                  & 
第2話・鉄壁のチームワーク

  もう少し、余裕を持って連載を始めたかったんだけど、結局、急ごしらえって感じです。

   第1話は、カーターチャドジョエルケルシーの4人が
    キャプテン・ミッチェル率いる救急戦隊「ライトスピード」にスカウトされて、
    キャプテンの娘
デイナと共に、パワーレンジャーとして戦う話。

   今回のパワーレンジャーは、純粋に「地球人の科学」で作られたという設定で、
     これまでの宇宙起源のパワーとは明らかに異なっております。

    これまでを振り返ると、「ゾードンパワーの第1シーズン〜ターボ」の時代と、
                  「異星KO35の力に基づくイン・スペース」
                  「ミリノイ星の力に基づくロスト・ギャラクシー」になります。

     今回の舞台は、海のそばの都市マリナーベイ。
       対抗するは、砂漠から封印を解かれて目覚めた悪魔たち。
       詳細は、いずれ専用のページを作るつもりだけど……って、
       その前に「イン・スペース」「ロスト・ギャラクシー」も作らないと(苦笑)。
        5月の連休にできるだけのことをしたいです。

    第1話は、海外版オリジナルの映像中心。
     蘇った悪魔は、「ゴーストバスターズ」のオバケみたいに町を暴れておりました。
      で、パワーレンジャー結成&初戦の勝利という無難な終わり方。

   続く第2話は、原作ゴーゴーVの第1話の映像に基づく巨大ロボ初登場編
     もう、これが改めて見ると、やっぱりスゴい映像なわけですね。
      秘密兵器による救出作戦は、まさに「和製サンダーバード」。

     で、ライトスピードだと、これにグリーンレンジャー・ジョエル
                       お調子者ぶりを示すドラマが付加されてました。
       天才女科学者のミス・フェアウェザーの紹介編だったりもします。

   まだ始まったばかりですが、気になるのは、やはり次週ですね。
    4話は、スペースシャトル救助がテーマなんですが、現実の事故を考えると……。

   それと、やはり全話放送されるかどうかが最大の懸念。
     ビデオ版のリリースが、傑作選のみみたいなので……。

    いろいろ気にかかる材料はありますが、それでも追跡は頑張りたいってことで。

   向こうでは2月に始まってるニンジャストームの方も、
       4月に入って時間ができれば、追跡を始めるつもり。


  2003年3月30日(日)・第3話・炎の試練 &
                
第4話(第9話)・火山が危ない!!

      
    
第3話は、レッドレンジャー主役編。
      キャプテン・ミッチェルの指示を守ったために、
      子供を怪我させてしまったカーターが、キャプテンに反発します。

     しかし、キャプテンの視点は、大局を見つめたものでした。
      目の前の避難民を逃がすのにかまけて、
       火を消さないでいれば、大惨事につながる状況だったのです。

     それに気付いたカーターは、リーダーとして大切な何かを学びます。

     ライトスピードは前作に比べ、声優面であまり面白みに欠けるんだけど、
      キャプテンの声は広瀬正志、すなわちランバ・ラルだったりします。
        ということで、NOVAはキャプテンを応援します。
      できれば、キャプテンに変身してもらいたいぞ(って無茶、言うな^^;)

      まあ、向こうのオリジナルのタイタニアム・レンジャーは、
       キャプテンの不良息子のライアンだから、
        なかなか重いドラマが待っているんだけどね。

      タイタニアム登場は、本当は11話なんだけど、
       日本語版は途中、飛ばされているから、6話で登場するみたい。

    で、問題の4話。本当は9話なのに(シクシク)。
       海外版の4話〜8話はすっぱり飛ばされました。
       結局、ビデオと同じ形なんですね。
       全40話中、24話だけになるみたいです。
        悔しいから、後で飛ばされた話の紹介をやります。

     さて、4話(9話)ですが、内容はゴーゴーVの11話とほぼ同じ。
      火山の噴火と、バス強盗で大ピンチのピンク
       で、ピンクに命を救われた強盗君が改心するドラマ。

     一方のバトルは、ヘルゲロス改めトライファイアと決着がついて終わり。
      原作では、この後、マグマゴレムとゴレムヘルゲロスに
       苦戦のビクトリーロボになるわけだけど、それは次回に持ち越し。

      そういうことで、次週、早くもスーパートレインメガゾードが登場します。
           喜んでいいのか、哀しむべきなのか……。


 ●ライトスピード飛ばされた話(4〜8話)

  ・4話:RIDING THE EDGE(仮訳・シャトル危機一髪)

     ゴーゴーV第2話が元ネタ。
     まあ、この話は、時期的に自粛して正解だったかも。
      (日本語スタッフにそういう意図はなかったはずですが)

     ええと、日本語版ではシャトルパイロットが宮村優子演じる速瀬京子さんで、
       彼女は
グリーンの翔の先輩だったわけですが、
       パワレンでは、
ケルシーの知り合いに変わってます。

  ・5話:A MATTER OF TRUST(仮訳・父娘の信頼)

     怪人ネタは、ゴーゴーV第4話。
     キャプテン・ミッチェルと、
デイナの信頼が試されるオリジナル話。
       つまりは、3話のヒロイン版という感じみたい。

  ・6話:WHEELS OF DESTRUCTION(仮訳・疾走! ニューマシン)

     怪人ネタは、ゴーゴーV第9話と17話。
      怪人2体の豪華編で、カットされたのが惜しまれます。

     ヴァイプラの駆る車ヴァイプラリーに対抗して、
      レンジャー側も5台のバイク・オートスピードサイクルを投入。

     そして、ドラマ的には、ジョエルがなおもミス・フェアウェザーに
       モーションをかけて、つれなくされるという話。

      ああ、楽しそうな話なのに、もったいない。

  
・7話:CYBORG RANGERS(仮訳・サイボーグレンジャー)

     人間以上の能力を秘めた機械製のサイボーグレンジャー。
     マクナイト将軍は、彼らがいれば、ライトスピードは必要ないと主張するが、
      敵の攻撃によるショックで暴走を始めるサイボーグ。

     ライトスピードは、サイボーグの暴走を止め、
      機械よりも人間の心の方が大切ということを証明する。

    これも、偽レンジャーネタで是非、見てみたかったけどね。

      どうでもいいことだけど、純機械製の人型ロボットは、
        サイボーグでなく、アンドロイドと名付けるべきとNOVAは主張するぞ。

  ・8話:UP TO THE CHALLENGE(仮訳・復讐の拳)

     怪人ネタは、ゴーゴーV第3話。
     原作では、無謀な行動をした
ダイモンを止められずに
      怪我させた
ナガレを、長兄マトイが非難したことで、
       兄弟の絆がギクシャクする話。

     パワレンでは、ケルシーが負傷、チャドが責任を感じる部分に名残が。
      でも、本編は
チャドに逆恨みするチンピラとの絡みがメインなんだよね。

      基本的に、ライトスピードではチャドが最も影の薄いキャラに
       見えるので、この話が削られたのは、なかなか痛いです。


 2003年4月7日(月)・第5話(海外版10話)・スーパートレインメガゾード出撃!

    レギュラー放送(週1話)になってから初めての話。
     でも、次週の日曜は刑事コロンボにつぶされるんですがね(苦笑)。

    いつも日曜日に見ている人は、
      16日(水)の夕方4時
      17日(木)の朝7時
      19日(土)の朝8時
を見逃さないようにしましょう。
     来週は「タイタニアムレンジャー登場の回」だし、
     一週延期と思って、再来週の日曜(20日)まで待っていると、
      いきなり7話だったりしますから(苦笑)。

     さて、今回はサブタイトルどおりスーパートレイン(ST)メガゾードがメインですが、
       その点は、ゴーゴーVで見ている話なので、
        NOVAの目には、真新しくなかったかな。

     ゴーゴーV当時の感想では、
      やはり「列車が線路から空に飛び出す」というビジュアルは、
      「銀河鉄道999」を思い出し、
      「ああ、99戦隊555」だからかなあ、と感じた次第。

     この後、先端部にスペースシャトルを取り付けて、
      ゴーライナー(レールレスキュー)は宇宙にまで飛び出しますが、
      それは先の楽しみってことで。

     グランドライナー(STメガゾード)の巨大感、
      そして当初のデンジ波バリバリの使いにくさは、
      改めて映像で見ると、感じ入るものがありました。
     とくに後者は、「万能の魔法のようなメカ」ではなく、
     「人類の作ったメカゆえ、欠点も備えている」って点が、
      リアルっぽさを感じさせてくれます。

    そして、設計者のミスフェアウェザーと、ジョエルのドラマが向こうのオリジナル。
     海外版では、2話、6話、10話と
      4話に一度、ジョエルの失恋ネタを使ってるわけですね。
       もう、ジョエルったら目立ちすぎ。
       「スカイカウボーイ」はコメディドラマ面での主人公ということで。

    本当に、今回は「憧れのフェアウェザーを救出し、ディナーにまで招待された」のに、
      ラストで、ああいうオチ(招待されたのはレンジャー全員)とは……。
      それでも決して浮気することなく一途なジョエル君は応援していきたいです。


  2003年4月16日(水)・第6話(海外版11話)・闇からの戦士

   期待のタイタニアムレンジャー初登場編。

    当初、カーターがタイタニアムパワーの実験をしていますが、
      強力すぎて、体が耐えられません。

    その夜、変身ブレスが何者かに盗まれ、
     そして、悪魔たちに協力する謎の戦士タイタニアムレンジャーが出現。
     その強大な力に、撤退を余儀なくされますが、
      2戦目は新武器「Vランサー」の力で勝利を収めます。

    しかし、タイタニアムレンジャーの素顔が見えたことで、
      キャプテン・ミッチェルは戦闘中止を命じます。

    なぜなら、タイタニアムレンジャーの正体は、
      キャプテンの息子(デイナの兄)のライアンだったから。

     幼い頃、事故で亡くなったはずのライアンが、なぜ、悪魔の味方についたのか? 
      次回に謎を残したまま、つづきます。


 2003年4月20日(日)・第7話(海外版12話)・明かされた真実

   今回は、最初にキャプテンの口から、
       ライアンの事故の真相が明かされます。

   昔、交通事故で崖から落ちそうになったミッチェル一家。
    絶体絶命のとき、悪魔のダイアボリコが現れ、
     息子のライアンと引き換えに、
      ミッチェルとデイナを助けてやろうと、持ちかけます。

   ミッチェルは断ったものの、ライアンが耐え切れずに落ちてしまい、
    それをダイアボリコがさらって行った形になります。
     「20歳の誕生日」に再会させてやろう、と言い残して。

  ダイアボリコは、ライアン
    「父親はお前を見殺しにした」と吹き込んで、憎しみを煽ったわけです。

    再び出現したタイタニアムレンジャーに対して、
      デイナが単身戦って説得するものの、うまく行きません。

   一度撤退するタイタニアムレンジャーを追おうとする5人でしたが、
    ヴァイプラが配下のモンスターに命じて妨害。
     (モンスターはゴーゴーV13話登場のジュウキ)
    ユニレーザーと、STメガゾードで撃退。

   その頃、ライアンは事故現場の崖にたたずんでいました。
    そこに現れるキャプテンミッチェル。
     事情を説明したものの、聞こうとしないライアンは、
      ミッチェルに飛びかかって、崖から落ちそうになります。

   その際、自分の命を犠牲にして息子を救おうとするミッチェルの姿に、
     ライアンはようやく父親の思いを受け止めるのでした。
     タイタニアムレンジャーの力で父親を救ったあと、
      変身ブレスを残して、父親やレンジャーの下を去るライアン

    そして、悪魔の元に戻るわけですが、そこで悪魔との訣別を宣言します。
     ダイアボリコライアンに「お前は必ず後悔する」と言い放ちます。

    次回、ライアンが6人目のパワーレンジャーとして合流するものの、
     その体は、悪魔の呪いにむしばまれていく展開に……。


 2003年4月27日(日)・第8話(海外版13話)・ライアンの運命

   ダイアボリコと訣別したライアン
    しかし、自分の正義が信じられず、キャプテンミッチェルにも別れを告げます。
    ミッチェルは、ライアンに、「自分の中の正義を確信できたとき、開けるように」
    小さな箱を餞別に渡します。

   そのころ、ダイアボリコはクィーン・バンシーラの警告を受けて、
    最強の冥界三魔闘士を召喚し、街じゅうに爆弾羽根をばらまきます。
    羽根は、日が沈むと爆発する仕掛け。

   パワーレンジャーは、冥界三魔闘士と戦いますが、相手の強さに勝ち目がありません。

   一方、ライアンは街を出る前に、幼い兄妹と出会い、
    「妹を大切にするように」と羽根をプレゼントしましたが、
    その羽根が爆弾だと知って、必死に兄妹を探します。
    かろうじて、爆発前に探しあて、兄妹の命を救ったライアンは、
    自分の中の正義を確信し、ミッチェルの小箱を開きます。
    そこには、タイタニアムの変身ブレスが。

   そして、ライアンは冥界三魔闘士に苦戦するレンジャーたちに加勢に駆けつけ、
    タイタニアムレンジャーの圧倒的な力で、三魔闘士を追い払います。
     パワーレンジャーの一員として、迎えられたライアン

   しかし、その夜、ライアンにはダイアボリコの呪いが振りかかるのでした。
    彼の背中に刻まれた「コブラの刺青」が、変身するたびに彼の命を蝕むのです。


 2003年5月4日(日)・第9話(海外版15話)・ライアンの決意

    話が一つ飛ばされました。
     14話の題名は「Curse of the Cobra」(コブラの呪い)です。
     ライアンが呪いで苦しみながら、冥界三魔闘士の一体を倒す話。

    で、今回はマックス・ソーラーゾードの登場回です。
      原題は「Strength of the Sun」(太陽の力)となってます。

    一話飛んだので、気勢がそがれるものの、
       まあ、ストーリーのつながりが分からなくなるほどではないということで。

    内容的には、2体の強敵相手に知恵とコンビネーションで勝つレンジャー。
     (ただし、やられたフリしての不意討ちなど、傍目には卑怯にも見えたり^^;)

    さすがに巨大戦では知恵だけじゃ勝てないので、新兵器の登場と。
      いやあ、よく飛び回って、回転しますねえ、ライナーボーイ君。
      原作555では、AI搭載の自律型ロボットだったのが、
       パワレンのマックス・ソーラーゾード
             タイタニアムレンジャー
が命懸けで操縦します。

    ダイアボリコの呪いがなかったとしても、あの動きだけで命懸けかも。
      こんなに操縦者泣かせのロボットを操れるのは、
       まさに強力なパワーを持つタイタニアムレンジャーだけでしょう。

    でも、戦闘後、呪いと乗り物酔い(笑)のために、倒れてしまうライアン
      次回は、呪いを解くために、ダイアボリコとの最終決戦に挑むはず。
       その後は、インパスが成長して、オリンピアス登場です。
        (原作のドロップ→サラマンデスです、念のため。
          なお、インプスだと原作の戦闘員、パワレンだとバットリング)


 2003年5月11日(日)放送分・第10話(海外版16話)・決戦! ダイアボリコ

    今回は、内容の濃い話でした。
     まず、三魔闘士の合体したトライカー(原作のキマイラー)を、
      新武器バトルブースター(原作のブイモードブレス)で撃墜。

    いやあ、ライトスピードは科学者のバックアップが歴代ナンバー1ですから、
      新兵器が次から次へと登場しますねえ。
       ミス・フェアウェザー最高! って感じです。
     (まあ、原作で親父さんが科学者ってのも大きいわけですが)

    そして、ライアンは呪いを解くため、第1話で登場した遺跡に向かいます。
      そこで、コブラマスターと一騎討ち。
        最後は、相手を柱の下敷きにするという技で勝利。

    その後、巨大化したダイアボリコに対し、大ピンチのSTメガゾード。
     そこへ、呪いの解けたライアンが、マックス・ソーラーゾードで駆けつけます。
      そして、LSメガゾードと合体、ライトスピード・ソーラーゾードの登場です。
       原作では、新ロボ登場だと、新BGMで盛り上げてくれるんですが、
        そういう楽しみは、パワレンではないですね。

    それでも、久々にマックスVロボのホバーリング射撃映像を見られて満足。
      そして、とどめの「マックスNOVA」(笑)。
        自分のハンドルが使われている技は好きです。
       パワレンでは、技名を叫びませんでしたが。

   ということで、ラストにインパスの巨大繭……って、何だかマンマルバ(笑)。
     もちろん、こちらが先なんですがね。
       次週は、オリンピアスの登場です。

 PS.そろそろニンジャストームも気になってるので、今週じゅうにアップ予定。


 2003年5月18日(日)放送分・第11話(海外版17話)・オリンピアスの誕生

    巨大マユがマリナーベイを攻撃。
     その中から登場したのが、インパス坊ちゃまが急成長したオリンピアスです。

    
オリンピアスは、カーターライアン以外のレンジャーを吸収して、
      彼らに変装して、アクアベースに侵入する計画を立てます。

    で、
チャドケルシーデイナジョエルと変装を重ね、
      アクアベースのゲートを開けようとするわけですが、
       寸前のところで、
カーターに阻止されてしまいます。

    悪魔の弱点である水に叩き落されて、
     
オリンピアスは他のレンジャーを解放。撤退を余儀なくされます。

    その後は、おなじみの怪人戦。
      Vランサーと
ライトスピード・ソーラーゾードで勝利。

      ラストは、オリンピアスの変装を最初、見抜けずに
        アクアベースに入れてしまった
カーターを4人が責めるもの。
       珍しく、
カーターが水に落とされるギャグオチでしたが、
        ここしばらくシリアスなエンディングが多かったので、少し新鮮かと。

     次回は、本当ならキャプテン・ミッチェルが「カーター憧れの消防士だった」
       判明する3話を受け継ぐ話のはずなんだけど、
         何だか、飛ばされそうな話かと思ってます。

   海外版19話は、女王復活。
   海外版20話は、オメガメガゾード登場となりますので、次はどちらかだと思う。


 2003年5月25日(日)放送分・第12話(海外版19話)・女王降臨

    日曜日に放送されたのを録画失敗して、実際の視聴は水曜日。
     で、いろいろあって、なかなか書けずに、結局、土曜日の記事アップです。
      危うく、一週遅れになるところでした(^^;)。

   さて、予想どおり、海外版の18話が飛ばされました。
     タイトルは『A FACE FROM THE PAST』
    レンジャーが海辺での休暇を楽しんでいるときに、敵の襲撃に遭遇すると。
       見どころはデイナの水着……じゃなくて(苦笑)、
        カーターとキャプテンの絆かな。
    仮訳としても、文字どおり「過去からの顔」より「過去からの絆」が適当かと。
      あと、オートスピードサイクルも登場するんだけど、
         日本語版ではとんと縁がないオリジナルバイクだったり……。

     で、今回は、タイタニアムレンジャー退場の回でもあります。
       次回から新ロボ・オメガメガゾード(ビクトリーマーズ)登場に当たって、
      マックス・ソーラーゾードがお役御免になるわけです。
      (まあ、宇宙に出る際に、レールレスキューの牽引機として使われますが)

     そこで、ロボ戦で活躍できないライアンに与えられた
             最高の退場劇が今回のストーリーだったと。

     クイーン・バンシーラ復活を阻止するレンジャーの、
      一種の決戦ムードあふれるストーリーは、
      結局、ライアンの活躍のおかげで、
        女王は柱に閉じ込められた形の中途半端な復活劇でした。

      で、ライアンは強力な女王を完全に倒す方法を求めて、
         単身、旅に出るというラストです。
       30分では、非常に密度の高いエピソードだったと思います。

      でも、まあ飛ばされた話の方に未練が残るんだよなあ(^^;)


 2003年6月1日(日)放送分・第13話(海外版20話)・隕石破壊作戦

    予定どおり、オメガメガゾード登場の話です。
     前回で、ライアンがいなくなったので、マックス・ソーラーゾード
                    リモート操縦可能になった点もポイントかと。

    で、宇宙から隕石が降ってきて、地上からの攻撃では破壊不能なので、
      オメガメガゾードで宇宙に飛び出して、爆弾埋める話。
       いやあ、これって「アルマゲドン」を思い出します。
        個人的には、某所の論争で良い思い出のない映画ですが。

      SFとしては突っ込みどころの多いB級映画。
       まあ、B級SF映画を作る監督が「頭悪い」ってのは、
        映画ファンにとっては「歪んだ賛辞」
なんですが、
        それに対して、「頭悪いとは何事だ!」と本気で怒る人は、
            見ていて、滑稽に思えて来たりします。

     しょせん、「アルマゲドン」って「日本の戦隊」並みのストーリーだし、
       自分に言わせれば、ハリウッドの大作を持ち上げるなら、
        もっと「日本の戦隊シリーズ」を賞賛しろよってことになる。

      今回も、「アルマゲドン」と同様のストーリーを
        30分でまとめたことを素直に賞賛したいですねえ。

     一番笑えたのは、アクアベースが気づかない宇宙からの脅威を、
       ジョエルの知り合いの子供サイモンが、天体望遠鏡で見つけたこと。
        そのまんま、「アルマゲドン」じゃないですか。

      で、サイモンの計算したデータが隕石破壊に役立ったってことで、
         ミス・フェアウェザーがサイモンを賞賛します。

      一方、ジョエルの言葉は、フェアウェザーに何の説得力もなく、
         またも失恋してしまうという、ジョエルお決まりのコントが
                               笑えた回ってことで。

        次回は、またも話が飛んで、ダイアボリコが復活する24話です。
          ライアンも顔見せ登場するみたい。


 2003年6月8日(日)放送・第14話(海外版24話)・復活の日

    3話ほど飛ばされましたが、失敗続きのオリンピアス
              クイーン・バンシーラに見放されそうになります。

    どれだけ失敗続きかというと、

   ●海外版21話The Fifth Crystal(クリスタルを守れ)
      強力レーザーのエネルギー源となるクリスタルを、
       ヴァイプラが奪おうとしている。
      すでに4つが奪われ、5つめはケルシーの祖母が持っていた。
      ケルシーは、祖母のクリスタルを守るために奮闘する。

    ちなみに、怪人の元ネタはゴーゴーVのダイモン主役編27話。
       戦いの中で、誤って子供に怪我をさせたダイモンが、
       悩みながら立ち上がるストーリーです。
    アメリカでは、ヒーローが子供を怪我させる、なんて話は禁物なのかな?

   ●海外版22話The Chosen Path(禁じられた拳)
      チャドの拳法の師匠のトミシロは、チャドの戦いを戒める。
       武道は心を磨くもので、相手を傷つけるものでないというのだ。
      しかし、敵との戦いを辞めようとしないチャドを、
        トミシロは弟子から破門した。

      一方、怪人サイクロプターは、「純粋な武道家」を装って、
       トミシロから技を学んだが、その後、悪の本性を表して、
       師匠を傷つける。
      トミシロを助けて、奥義を授けられたチャドは、
       その技で悪を倒し、師と和解に至る。

    元ネタはゴーゴーVの36話。主役は、実はダイモンだったりします。
     何にせよ、日本版ではチャドケルシーの主役回が削られて、
                            非常にお気の毒です。

   ●海外版23話Yesterday Again(昨日よ再び)
      海外オリジナルのレッド用飛行メカ・モビルアーマービークル登場。
        こういう話が飛ばされるのは、非常に残念です。

      でも、ストーリーはなかなかとんでもないです。
        モビルアーマービークルのテスト飛行中のカーター。 

       そのとき、怪人とオリンピアスが出現。
        4人のレンジャーが応戦するけれど、
         レスキューバードがオリンピアスに奪われます。
        そして、オリンピアスが放った必殺技で、
            4人のレンジャーは死亡! 

       カーターが絶叫すると、モビルアーマービークルがタイムワープ。
         一日前にさかのぼったおかげで、
       カーター
は仲間の危機を予見して、救出に間に合うわけです。
         (何だか、タイムレンジャーや龍騎にもあった時間ネタです。
           日本では、過去に戻ることが悲劇のように扱われましたが、
           アメリカでは、楽観的な扱われ方だと思う)

     あれ? 意外とオリンピアスが失敗したエピソードがない……。
      21話なんて、ヴァイプラのミスだし、
      23話なんて、一度は4人を殺してたりします。

     それなのに、母親から見捨てられそうで、
      焦りを覚えたオリンピアスはライバルを消すべく、
       ヴァイプラとローカイを罠にはめ、
       レンジャーたちも毒の花で一気に仕留めようとします。
     これは原作の34話と同じ展開で、ソーラーゾードの力で解決。
        
    その後は、前回述べたように、ヴァイプラとローカイが
      オリンピアス
に対抗するため、ダイアボリコを復活させます。
       それを目撃するライアン……で、つづくと。


 2003年6月15日(日)放送・第15話(海外版25話)・氷の闘い

    敵の怪人フリザード(原作のバキューマ)によって、
     ミスフェアウェザーが氷付けにされます。

    さらにレッド以外の4人がフリザードに吸い込まれる。
     その状況を打開するために、フェアウェザーの作った
      新兵器「サーモブラスター」が活躍します。

     サーモブラスターは、原作の「ゴーブラスター」です。
      原作ではゴーブルー・ナガレが作ったのですが、
      パワレンでは、フェアウェザーさんです。

     何でもかんでも作ってくれるフェアウェザーさんです。
      来週登場するブルーグリーンのメガバトルアーマーも。
      いやあ、本当に「天才」ですなあ。

     ついでに、原作版のコマンドアタッカーも登場してました。
      パワレンでは、オートスピードサイクルという名で、
       5人のバイクが用意されているのですが、
      登場話が飛ばされているので、唐突に登場した感じ。
       サイドカー部分はレスキュースピーダーと呼ばれてます。

    さて、もう一つの目玉といえば、
     復活したダイアボリコオリンピアスの確執です。
      ダイアボリコの右腕がロケットパンチになるのが楽しいですね。

    それと、今回はメカ戦も、
      レスキューメガゾードと、ソーラーゾードオメガメガゾードと充実。

     ライアンも頑張っている様子が分かって、何より。

    最後に、目下の期待は、来週もさることながら、
                    やはり再来週からの展開です。
      原作を2話分飛ばして、とうとうパワレン最大イベントが始まります。
       トラキーナが復活して、ギャラクシーレンジャーが駆けつけてくる!

    次週は「ジョエルの傷心」、その次は「トラキーナ再襲来」に
           ライトスピードレスキュー! ってことで。


 2003年6月22日(日)放送・第16話(海外版26話)・ジョエルの傷心

    新たな武装メガバトルの製造のために天才科学者クラークが招かれる。
     彼は、ミス・フェアウェザーのことを「アンジェラ」と呼ぶ懇意の仲だった。
    フェアウェザーのことが好きなジョエルは、クラークを恋敵と認識するが、
     モンスターの襲撃から命を掛けて、クラークを助けることになる。
    そして、モンスターに対し、新武装のメガバトルアーマーが炸裂。
     巨大戦では、オメガメガゾードによる
                    ライトスピードメガサーベル使用で勝利。
     戦闘後、クラークはミス・フェアウェザーの兄だったと判明し、
                     ジョエルの傷心は回復します。

    ということで、淡々と書いてしまいましたが、
        実際は内容も濃く、演出も楽しい話でした。

     前半は、ギャグ編ですね。
       まずは、ジョエルの恋心を象徴すべく、フェアウェザーさんに
        声をかけられた場面の背景にお花畑が(笑)。
     
       その後、クラークの出現で、ジョエルは自分も科学が得意だと
          フェアウェザーさんにアピールしようとします。
          でも、彼は前作のグリーンのデーモンと違って、
                         技術屋じゃありません。
           結果は、配線つなぎが失敗。爆発黒焦げ(笑)。

     何だか、古典的ギャグ演出の連続が楽しめました。

     で、今回の変身はブルーグリーンのエンブレム着装が
         いつものバンクと違って、
      アクションの最中に軽やかに行われた新撮映像。
         ちょっと新鮮で良かったです。

     そしてメインのメガバトル(バトルブースターのコード861)は、
       ブルー
の武器がアイスキャノン。消火や相手の冷凍に使用。
        グリーンの武器が回転ノコギリ
           ディメノコ
といい、回転ノコがローカルブームかも。
         回転しながら敵の攻撃を弾き返すなど、攻防一体に使える武器。

     いやあ、ジョエルって、日本語版では恵まれたキャラです。
      それに比べて、チャドケルシーって……。

   ●海外版27話The Great Egg Caper(タマゴ泥棒を追え)
      原作ゴーゴーV16話「泥棒とサイマの卵」の焼き直し。
      元ネタが前の話なので、スーパートレインメガゾードが活躍します。
      原作だと前座ロボになったメカが、
       パワレンだとストーリー順序の変更で、後の方でも活躍するわけですね。

   ●海外版28話Ocean Blue(人魚とブルー)
      チャドと、マリナーベイ近海の海に住む人魚マリーナの恋物語的な話。
      人魚話は、この後、34話にも続くわけですが、これもカットされるのでしょう。
      つくづく、不憫なチャド
      ライトスピードレスキュー日本語版の不幸王はチャドに決定。

   そして、次回は期待のギャラクシーレンジャー共闘編です。
    何よりも、ケンドリックスギャラクシーピンクレンジャーとして
                         復活するのがめでたく思います。


 2003年6月29日(日)放送・第17話(海外版29話)・トラキーナ再襲来(前編)

   ギャラクシーレンジャーですが、今回は、レオカイマヤだけ登場。 
     デーモンケンドリックスは、次回までお預けってことで。

    敵は、冥王ギルことホーンヘッド。
     原作『ゴーゴー5VSギンガマン』では、災魔の真の長男だったのに、
     パワレンでは、ただのトラキーナの手下になってます。

    戦闘映像も、日本の物の使い回しが目立ち、
      自分的には期待に反して、やや物足りなかった印象です。

     でも、後編で10人勢ぞろいになって、盛り上がることを期待。


 2003年7月6日(日)放送・第18話(海外版30話)・トラキーナ再襲来(後編)

   さて、困ったぞ。
    期待していた今回の共演編なんですが、
    結局、素直に「良かった」と思えません。

   理由は……原作『ゴーゴー5VSギンガマン』の改編でしかないこと。
    はっきり言えば、せっかくのイベント編なのに、
      こんな手抜きでどうするの? って感じです。

   まあ、トラキーナの再襲来とか、パワレン流にアレンジしてはいるけど、
    原作『ゴーゴー5VSギンガマン』の質の悪いコピーにしか見えない。

   これが前作の「ロストギャラクシー&イン・スペース」の共演だと、
     まったくの新作で、敵も前作で苦戦した「サイコレンジャー」と、
     大判振る舞いだったんですがね。
    (しかも、ケンドリックスの死と、その後のカローン登場と、
       イベントがどんどん続いていく)

   今回は、新旧戦士のドラマ的な絡みも薄味だったし、
    しかも、ストーリー的なつながりにも、重大なツッコミが入る。
   すなわち、ダイアボリコが登場せず、
    ヴァイプラとローカイがオリンピアスと協力しているというのは、
    それまでのストーリーからは考えられない。
    (日本語版14話以前なら、ともかく)

   言ってしまえば、本編と無関係に挿入されたイベント編という位置付け。

    まあ、『ゴーゴー5VSギンガマン』を知らなければ、
     オリオンパワーのオメガメガゾードだけで、満足できるんだけどね。

  さて、いつまでも辛口の不満書き込みばかりでも仕方ないので、
   気分転換に、今月の予告です。
    放映するのは、32話、35話、37話とのこと。

   32話では、バンシーラ封印の秘密に一歩近づき、
   35話では、レッドの新装備トランス・アーマー・サイクルが登場。
   で、37話から最終決戦に突入です。
   そして、8月いっぱいで、放送終了予定。

   最終決戦では、「ライフフォースメガゾード」(ブラックバージョン)が
    敵を撃退して終わり、ではなくて、
   その後のオリジナル最終決戦が面白そうなので、大期待です。
    結局、自分はパワレンオリジナルの展開に期待しているってことで。


 2003年7月13日(日)放送・第19話(海外版32話)・砂漠の賢者

   オリンピアスが「影の世界」にレンジャーを閉じ込めようとして、
    ダイアボリコの手で、自分が閉じ込められちゃうという、おバカな話。
    しかも、母親のクイーンにまで見離されちゃいます。

   それと、ライアンが「悪魔封印の砂漠の賢者」と出会うんだけど、
     封印の呪文を唱えた賢者は、ダイアボリコに返り討ちに
     されちゃいます。

    で、ダイアボリコに奪われた「黄金の鍵」が後々の伏線ってことで。

   一方、飛ばされた話の方なんですが、
     ●海外版31話The Last Ranger(失われた記憶)
       敵の攻撃でピンクレンジャー以外の4人が記憶喪失に。
       孤軍奮闘するピンク
       フェアウェザー博士の記憶再生機の力で、
       4人の記憶は回復し、ピンクを救い出すって話。

   まあ、この話が飛ばされても問題ないわけですが、
     次の●海外版33話Olympius Unbound(逆襲のオリンピアス)を
      飛ばすのは、ストーリー上、まずいと思うんですね。

   影の世界に閉じ込められたオリンピアスは、
    ジンクサーの援助で、スーパーオリンピアスとして現世に復活。

    巨大化して、レンジャーと決戦を行って敗退。
     敗れたオリンピアスは、ジンクサーに助けられて、
     力を回復するまで身を潜めることになります。

    そんなわけで、次週では、
     オリンピアスがいつ「影の世界」から脱出したのか、
      ツッコマないで下さいね(笑)。


 2003年7月20日(日)放送・第20話(海外版35話)
                    トランスアーマー・サイクル 発進!

   飛ばされた話●34話Neptune’s Daughter(人魚姫の願い)
                            は、チャド主役の28話の続編。

     そして、続く36話In the Limelight(デイナ脱退!?)
            は、デイナがモデルにスカウトされ、
             レンジャーの仕事に専念できなくなってしまう話。

     まあ、どちらもキャラエピソードなので、カットもやむなしか、と。

    で、原作で、その間に位置する今回の話は、
        新兵器登場のエピソードとして非常に楽しかったです。
     訓練中に失敗した兵器を、実戦使用して成功する展開は、燃えます。

     トランスアーマー・サイクルの原型は、
       NOVA的には「モスピーダ」を思わせます。
     タイヤを武器にするのは、「タイタンボーイ」を連想。

    あと、アーマー装着後だけでなく、バイクでのオンロードアクションが
        きちんと描かれていたのがナイスでした。
     ヴァイプラリーとの戦いは、次回お亡くなりになるヴァイプラの
        最後の活躍だったりもして、印象深い映像でした。
         (まあ、彼女はタイムフォースで復活するわけだけど)

    ちなみに、原作でのエピソード名は「逆襲のVランサー」。
      やはり、新兵器登場エピソードなんだけど、
       対アラクノア戦で、Vランサーを使用しなかったのは、
        そういう事情があったわけですね。

    今回は使えなかったメガバトルは、最終決戦で使いますし、
       モビルアーマー・ビークルも重要な活躍をします。

     次週からの最終決戦4部作に、今から期待です。
      やはり、注目はダイアボリコってことで。


 2003年7月27日(日)放送・第21話(海外版37話)・冷血の女王

   ついに、最終決戦4部作の始まりです。
    まずは、いきなりヴァイプラがクィーン・バンシーラ復活の犠牲に。

   ダイアボリコは、それに気付いておりません。
    原作では、兄をかばって自らを犠牲にするけなげな妹として、
     ディーナスは散ったのに……。
    見せ場なく散ったヴァイプラに合掌しつつ、
     タイムフォースでの再登場を楽しみにするってことで。

   そして、今度はバンシーラは、ローカイを犠牲にして、
      パワーレンジャー打倒を画策します。
    しかし、「おまえたちはしょせん消耗品」なんて、
     部下(ジンクサー)の前で、口にしますか、このお方。

     そりゃ、ダイアボリコも愛想を尽かしますよね。

    カーターを襲撃するオリンピアス
    その間、残りの4人を襲撃するローカイ。
     ダイアボリコは、女王に利用されているローカイを
      止めようとしますが、結局、女王に操られてしまい、
      自らの手でパワーレンジャーごとローカイを、
      攻撃してしまいます。
    大ダメージを受けたレンジャーと、致命傷を負ったローカイ。
     無念のまま、ローカイの死を見取ったダイアボリコは、
      バンシーラへの復讐を誓いますが、
     レンジャーごと女王の火炎攻撃に見舞われてしまいます。

    その頃、カーターオリンピアスの攻撃から、
      飛行メカのモビルアーマービグザム ビークルを駆って脱出。
      仲間の救出に向かいます。
    今回は、ただの移動使用でしたが、最終決戦では大活躍する予定。

    火炎攻撃に苦しむ仲間を救出しようとするカーターですが、
     ダイアボリコから「心のない女王は、心臓が弱点」と教えてもらい、
      単身、バンシーラ打倒に向かいます。
      女王を倒さないかぎり、仲間を捕らえた火炎は消えないのです。

    女王の攻撃に苦戦しながらも、バトルブースターによるパンチで、
      相手の弱点を打ち貫いたカーター
     仲間を救出後、巨大化した女王とレスキューメガゾードで対決。

     しかし、女王は圧倒的な力の差を見せつけた後、撤退。
      女王を倒すためには、さらなる力が必要と考えるレンジャー。

     一方、打倒女王を誓うダイアボリコでした。


 2003年8月3日(日)放送・第22話(海外版38話)・全滅の危機

   冒頭、新ロボのライフフォースメガゾードのテストが行われます。
    原作では、唐突に登場した最終兵器でしたが、
     パワレンでは、登場前の伏線が張られました。

   一方、ダイアボリコオリンピアスと一騎討ちしますが、
     捕らわれて、女王の操り人形と化してしまいます。

    そして、街を襲撃するオリンピアス
      現れたパワーレンジャーに、ダイアボリコを差し向けます。

    メガバトルやトランスアーマー・サイクルを駆使した等身大戦。
      カーターは、ダイアボリコを説得し、正気を取り戻させます。
      ダイアボリコは、カーターに「黄金の鍵」を託したものの、
      オリンピアスの攻撃からカーターを庇って絶命。

    オリンピアスに対して、メガバトルやトランスアーマーの一斉攻撃。
      (アーマーを持たないイエローピンクも、
       トランスアーマーのキャノンを携えて、合体攻撃に参加)
                           オリンピアスも倒されます。

     しかし、女王は、倒れた二人の体に魔力を注ぎこんで巨大化。
      レンジャー側は、オメガスーパートレイン
       そしてライトスピードソーラーの3大メガゾードを、
        ブルーグリーンレッドの3人がそれぞれ操縦しますが、
         敵の圧倒的な戦闘力に、各メガゾードは大破。

     そこに、イエローピンクが、
      ライフフォースメガゾード
に乗って、駆けつけます。
      テストでうまく行かなかったライフフォースの力も、
       実戦では成功して、巨大怪人2体を撃退。

    勝利を喜ぶパワーレンジャーでしたが、
     ライフフォースメガゾードには、
       ジンクサーのカードが貼り付けられていたのでした。

    次回、ライフフォースメガゾードオメガメガゾード
     敵に奪われるという、原作にない最終展開に突入。
     巨大兵器を失い、基地まで占拠されたレンジャーたちが、
      どのようにして逆転勝利を果たすか、怒涛の決戦に期待。


 2003年8月10日(日)放送・第23話(海外版39話)・アクアベース絶対絶命

   え〜と、テロップのサブタイトルの漢字がミスってるんですが(^^;)。
    正しくは、「絶体絶命」ですね。
     いきなり、どうでもいいツッコミなんですけど。

    砂漠の賢者の遺した「黄金の鍵」は、悪魔の遺跡に転移。
     前回、死に際のダイアボリコが残したのに、
       カーターたちはあまり気にしておりません。

    で、それを再度発見したのが、ライアン
     そして、「影の世界のモンスターを召喚する儀式」
     バンシーラがもくろんでいるという情報を
     アクアベースに伝えてきますが、
     通信途中で、バンシーラに捕まってしまいます。

     ライアンを救うため、
       ステルス機能を搭載したモビルアーマービークルで、
       敵のアジトに単身、乗り込むカーター
              仲間はアクアベースに待機。
       要するに、仲間全員を乗せられる移動マシンが
                           ないわけですね。

     レールレスキューも、レスキューゾードも、ソーラーゾードも大破。
       残る戦力は修復中のオメガメガゾードと、
       唯一健在なライフフォースメガゾードという状況では、
        最終決戦の前に、戦力の建て直しを図るのが妥当なわけで。

    でも、敵の方が先に攻勢に出てきました。
      ライフフォースメガゾードに潜伏していたバットリングの大群。
      おかげで、アクアベースが占拠されてしまいます。
       こういうのって、ターボのラストを連想します。

         「自分の全てを掛けたアクアベース」のまさかの崩壊に、
      キャプテンは放心状態。
      ミス・フェアウェザーの決断で、基地からの脱出を決定。
     職員は全員脱出したものの、キャプテンが司令室にとどまっていたため、
      それを助けに行こうとしたレンジャー4人と、フェアウェザーさんも、
      脱出不能状態に陥ってしまいます。
     (救急戦隊の最後の任務が、自分たちのボスの救出とは……)

     一方、ライアンを救出に行ったカーターは、バンシーラに見つかり、
     「お前たちに儀式の邪魔はさせない!」と、
      ライアン
ともどもアジトから弾き飛ばされます。
      てっきり、その場で倒されるかと思いきや、追い出すだけで終わりとは、
      ヒステリックな女王さまは、意外と寛大なお方のようです(ちがうって^^;)。

     また一方、女王に痛烈な小言をもらっても、有能な忠臣ジンクサーは、
      いっそうの忠義を持って、女王のために尽くします。
      彼は、修復の完了したオメガメガゾードをも奪って、
       マリナーベイに儀式のための石柱を建造しようとします。

     果たして、アクアベースに閉じ込められたレンジャーたちの運命は?
      2大ロボを奪った敵を、いかなる手段で倒すのか?
      「黄金の鍵」は何の役に立つのか? 
       きちんと使ってあげないと、ダイアボリコも草葉の陰で泣いちゃうぞ。

     次回:怒涛と衝撃の逆転劇にの最終話に期待。


 2003年8月17日(日)放送・第24話(海外版40話)・ライトスピード最終任務!!

   とうとう最終回です。
   大まかなあらすじは箇条書きで簡単に書いてみましょう。

 ・アクアベースに閉じ込められたレンジャーたち、潜水艇での脱出を試みる。
  妨害するバットリングたちだが、魚雷を駆使して、ゲートを突破。
  さらに、魚雷でライフフォースメガゾードを撃退し、脱出成功。

 ・オメガメガゾードに対し、カーターライアンモビルアーマービークルで攻撃。
   最後は、モビルアーマービークルで特攻をかけて、オメガメガゾードを撃退。

 ・終結した6人のレンジャーは、バンシーラの居城に乗り込み、
  等身大バトルで最終決戦。
  「黄金の鍵」で冥界の扉を開こうとするバンシーラを、
  
妨害しようとするカーター

 ・カーターとバンシーラは共に冥界の奈落に落ちそうになる。
  その時、ダイアボリコの霊がカーターを助け、
  バンシーラを冥界に引きずり込む。

 ・任務を終えたレンジャーたちは、解散して平和な生活に戻ろうとする。
  しかし、新たな災害が発生し、やはりライトスピードとしての活動に、
  全員、意義を感じて、レンジャーを続けることに。

   で、細かい部分を述べるなら、
    やはりミス・フェアウェザーと恋人関係になれたジョエルおめでとう、ですね。 

   一方、閉じ込められたアクアベースの絶望下で寄り添う、
      チャドケルシーの関係はストーリーがカットされた日本語版では唐突。
      実は、8話から続いているような。
      あと、カットされた回で、チャドから拳法を習うケルシーの姿があったり。
      つまり、この二人、武道を通じて、気持ちが通い合ったんじゃないかと。

   そして、おいしいところを持って行ったダイアボリコ
     原作ゴーゴーVでは、女王に復讐できなかった彼ですが、
     パワレンで、ようやく雪辱を晴らした感じです。

  あと、一つ気になったのは、
    2大ロボがあれぐらいの攻撃で簡単に撃破されたこと。
    「たかが魚雷」と、「たかが小型兵器の突撃」で撃破された理由を考察して、
    ライトスピード追跡を終了したいです。

  @ライフフォースメガゾード
    先週から気になってたんですが、「大量のライフフォース(生命力、精神力)」を
    必要とする機体を、どうしてバットリングごときが容易に動かせたのか? 
    おそらく、ロボを動かすだけなら、さほどの生命力は必要ないのでしょうね。
    しかし、搭乗者の生命力あるいは精神力に応じて、
     攻撃力や防御力が向上する機体ですから、
    逆に、バットリングの操縦では、
     さほどの防御力を持ち得なかったと考えられます。

  Aオメガメガゾード
    オメガメガゾードは半壊状態から、現場での応急修理が完了したばかりでした。
    すなわち、元々、攻撃にはもろい状態だったわけです。

   結局のところ、どちらの機体も、その能力をフルに発揮できる状態ではなかった。
    さらに言えば、レンジャー側は、自分たちの操縦していたメカの機構を、
    十分に承知していたことでしょう。
    よって、機体の構造上の弱点(メイン動力部とかコクピットとか)を
     直接狙い撃ちすることで、逆転勝利を収めたわけです。
   もちろん、普通は弱点をカバーする戦い方をするものですが、
    敵側は完全に油断していたため、守りが手薄だったということで。 

  では、この後は海外のニンジャストームを追跡しながら、
      タイムフォースの日本語版が放送されるのを待ち続けるとしましょう。
      その間に、「イン・スペース」記事を完成させて、
       「ロストギャラクシー」「ライトスピード」記事にもつなげるつもり。

   ひとまず完。