【特撮ルーム・扉に戻る】【戦隊シリーズの部屋へ】
【パワーレンジャー日記】【日記U】【日記V】

USA                 
パワーレンジャーの部屋 


戦隊シリーズは、日本だけのものではありません。

アメリカにも輸出され、
「パワーレンジャー」のタイトルで1993年から、
15年近くも放送されています。

最初は、アメリカ俳優を使ったドラマ部分と、
日本のアクションシーンを融合させた部分が、
ちぐはぐな印象も受けましたが、

数年を経て見た「パワーレンジャー イン スペース」は、
予想よりもはるかに完成度が高く、
夢中になって見ていました。
続編の「ロストギャラクシー」「ライトスピードレスキュー」
楽しんで視聴しましたが、
その後の「タイムフォース」以降が放送されないので、
やきもきしていました。

一方、海外の方では順調に続編が製作され、
「ワイルドフォース」「ニンジャストーム」「ダイノサンダー」「SPD」「ミスティックフォース」を経て、
2007年現在は「オペレーション・オーバードライブ」が放送中。
(日本語版は出ていませんが、動画サイトで一部の現物を視聴できるので、
それはそれでありがたい。
でも、やっぱり日本語版でも放送してほしいですねえ。)

ここは、そんなUSA版戦隊について、
いろいろな情報や思いを書き散らした部屋です。

作品タイトル アメリカでの放送年 元となる作品 コメント
Mighty Morphin
 Power Rangers
 (第1シーズン)

パワーレンジャー
 (第1期)

1993年 恐竜戦隊
ジュウレンジャー
最初のUSA版戦隊。
「強化変身パワーレンジャー」
って感じのタイトル。
舞台は、東京によく似た地形を
持つ(笑)、
エンジェルグローブ市。
宇宙の正義の力の主
ゾードン
選ばれた5人の若者が、
「悪の魔女リタ」のモンスターと
戦う。
英語タイトルでは、「Rangers」と
複数形なのにも注目。
Mighty Morphin
 Power Rangers
 (第2シーズン)

パワーレンジャー
  (第2期)

1994年 ジュウレンジャー
 +
五星戦隊
ダイレンジャー
「パワーレンジャー」の人気は高く、
翌年も継続。
コスチュームは
「ジュウレンジャー」
のまま
で新撮。
「ダイレンジャー」のロボットや、
登場人物(
キバレンジャー)が
加入。一種異様な世界を持つ。
悪側も
「リタ」が役者変更
さらに
「ロードゼッド」という
オリジナルの首領が登場。
また、途中で一部のメンバーが
スイスへ留学するため、
変更になった。
レッドレンジャーのジェイソン
いなくなったために、
ホワイトレンジャーのトミー
(元グリーンレンジャーが、
強力な助っ人から主役に昇格。
彼はその後、「ZEO」で
レッド
レンジャー
にまで出世する。
日本では100話までが
見られた。
劇場版
「パワーレンジャー」
1995年   第2シーズンから第3シーズンの
間に位置するエピソードに
なるが、正史には含まれない。
 言わば「第3シーズン」序盤に
展開される「忍者クエスト」の、
プロモーション的外伝と言える。
 そのため、いくつかの設定が
TV版と異なっている。
 ロードゼッドが復活させた
劇場版オリジナル悪役
「アイヴァン・ウーズ」を倒す
ため、パワーレンジャーが
新たな
「ニンジェッティ・パワー」
を求める話。
 しかし、第2シーズンが紹介
される前に、この作品が先に
紹介されたわけだから、
混乱すること必至でした。
 どうして、キバレンジャーが
リーダーなの? とか、
ロッキー
って誰? とか……。
Mighty Morphin
 Power Rangers
 (第3シーズン)

「パワーレンジャー」
  (第3期)

(Power Rangers
は以降、PRと表記)。

1995年 上記+
忍者戦隊
カクレンジャー
113話より、さらに継続。
「キバレンジャー」に仕切られた
「ジュウレンジャー」の5人が
「カクレンジャー」のロボット
隠大将軍
を操る奇妙な話。
終盤で、レンジャーたちは
子供にされ、彼らを助けるため
カクレンジャースーツの
5人が登場するエピソード
「エイリアン・レンジャー」があり、
その過程の「ZEOクエスト」を
もって次作に移行。
さらに、ゲストで「仮面ライダー 
BLACK RX」
が登場した。
日本版はまだない。
PR ZEO

パワーレンジャー
ZEO

1996年 超力戦隊
オーレンジャー
リタたちに代わって、新たな悪の
組織「マシン帝国」が出現。
パワーレンジャーも(ようやく)
新たなスーツを身につけ、
戦いを続ける。
ただし、変身前の役者は継続。
また、6人目の助っ人となる
「ゴールドレンジャー」役に、
初代レッドレンジャーのジェイソン
復活していることも特筆すべき
だろう。
初代助っ人のトミーがこの時点で
レッドレンジャーになっていることを
考えると、非常に興味深い
キャスティングと言える。
日本版はまだない。
劇場版
「パワーレンジャー
        ターボ」
1997年   劇場版第2作。
「ZEO」から「ターボ」に移る
途中のエピソード。
こちらは、きちんと正史に
含まれている。
TV版「ターボ」の第1話では、
この作品がジャスティンの回想
シーンとして紹介されている。
 
ロッキー→ジャスティンの交代
劇や、
女海賊ディバトックスとの
初対決とか、きわめて重要な
展開があります。
 初代レンジャーの
ジェイソン
キンバリーがゲスト出演。
彼らが、
ディバトックスにさらわれ、
悪の力に操られるという展開も。

おかげさまで、2006年の春に、ようやく
視聴することができました(^0^)
PR TURBO

パワーレンジャー
ターボ

1997年 激走戦隊
カーレンジャー
劇場版第2作の設定を受け、
女海賊ディバトックスとの
戦いが繰り広げられる。
変身前の役者は基本的に
前作を受け継いだが、途中で
主要メンバーが交代した。
交代後のレッドレンジャーが
黒人のT.J
ってのは、なかなか
革新的に思える。
でも、メンバーの交代を考えると、
唯一変わらなかった
ブルーレンジャーのジャスティン
(変身前は子供)が主役かも。
終盤で、5人は基地を破壊され、
ゾードンが捕らわれるなどの
敗北を喫します。
ジャスティン君が仲間を抜け、
雪辱のため、宇宙へ出発、
次作に移行します。
PR in Space

「パワーレンジャー
 イン・スペース」

1998年 電磁戦隊
メガレンジャー
NOVAをパワーレンジャーに
はめてくれた作品。
前作の主な登場人物が続投。
レッドレンジャーだけ新登場で、
異星人のアンドロスです。
悪の首領
ダークスペクター
捕らわれた
ゾードンの捜索と、
行方不明の
アンドロスの妹
捜索が、ストーリーの2本柱。

アンドロスの妹カローンは、
敵の幹部アストロネマだった!
ってな、衝撃の事実も明かされ、
歴代すべての悪の首領
ダークスペクター、
その座を継いだアストロネマとの
最終決戦で幕を閉じる。
第1期パワーレンジャー(ゾードン編)の
最終章とも言える作品。

PR Lost Galaxy

「パワーレンジャー
 ロストギャラクシー」

1999年 星獣戦隊
ギンガマン
登場人物は一新。
でも母艦のアストロメガシップは
出ており、ストーリー的な
継続はかすかにある。
ストーリー的には、
前作を継ぐ「宇宙冒険物」に、
「ギンガマン」の要素を
混ぜたもの。
PR Lightspeed
      Rescue

「パワーレンジャー
 ライトスピード
    レスキュー」

2000年 救急戦隊
ゴーゴーV
タイトルは「光速救助隊」って
感じかな? 
設定を一新。
未来世界の特別救助部隊の
物語。
原作以上に「サンダーバード」な
雰囲気を持っているかも。

日本語版は傑作選のみ。
追跡記事はこちら。
PR Time Force

「パワーレンジャー
  タイムフォース」

2001年 未来戦隊
タイムレンジャー
原作のタイムレンジャーの
設定をかなり受け継いでいる。
自由を求める財閥の息子が、
未来世界から来たレンジャーと
いっしょに、「便利屋」を経営
しながら、未来世界の犯罪者
集団と戦う。
 って、まったく一緒じゃん。

でも、敵ミュータントと最終的に和解、
またクァンタムレンジャー(タイムファイヤー)
が最終的に生き残った点が大きな違い。
なお、これ以降の「パワレン」は日本語版が
作られていない。
PR Wild Force

「パワーレンジャー
  ワイルドフォース」

2002年 百獣戦隊
ガオレンジャー
原作のガオレンジャーに
限りなく近い、ストーリーとなりました。
違うのは、オルグマスターの扱いと、
タイムレンジャーとの共演、
そして歴代レッド登場のスペシャル編。
パワーレンジャー10年目の作品として
相当話題になりました。
PR Ninja Storm

「パワーレンジャー
  ニンジャストーム」

2003年 忍風戦隊
ハリケンジャー
原作と大差ないストーリーでしたが、
終盤の悲壮感が大分、緩和されていました。
ただ、パワレン恒例の前作戦隊との共演が
なかった点が残念です。
まあ、前年のワイルドフォースで
「タイムフォースとの共演」と
「歴代レッド登場」の2年分を先取りした、
と考えることにしましょう。

PR Dino Thunder

「パワーレンジャー
  ダイノサンダー」

2004年 爆竜戦隊
アバレンジャー
最大のトピックは、トミーの復活。
高校教師となった彼がブラックとして、
3人の高校生をスカウトします。
恐竜パワーの戦士ってことは、
原点回帰を思わせます。
PR SPD

「パワーレンジャー
  SPD」

2005年 特捜戦隊
デカレンジャー
タイトルは、日本版の所属組織名と同じ。
こちらでは、「スペシャル・ポリス・
デカレンジャー」の略だけど、
向こうでは、「スペース・パトロール・デルタ」
です。 

この作品の最大のポイントは、
「NOVAレンジャー」なるキャラが
登場している点(笑)。
……ええと、ゲストキャラのデカブライトの
海外名がそうなんです。
デカブレイクこと「オメガレンジャー」同様、
未来(2040年)の世界から来た人という
設定です。
まあ、詳細はいずれ。

なお、海外版のデカレッドが装着した
バトライザーが、「マジVSデカ」で逆輸入
登場したこともトピックか、と。
PR Mystic Force

「パワーレンジャー
  ミスティックフォース」

2006年 魔法戦隊
マジレンジャー
日本では、「魔法家族」でしたが、
向こうでは、一部を除き、「血縁関係のない
修行中の魔法使いたち」という設定でした。

レッドは「息子」で、
ピンクとブルーが姉妹で、
グリーンとイエローは他人。
それと、マジシャイン改めソラリスナイトに
変身するヒゲ面ダガロン先生は、
ブルーと結婚することにはならず。

さて、この作品の注目ポイントは、
Litaが大魔女として復活するのか否かに
あると思っていましたが、
見事に復活してくれました。

しかも、単に「同じ役者の映像を使った」だけで
なく、「正義の魔女に転生したLita」という設定を
きちんと着けてくれて。
今はなき曽我さんに対する最高の供養だったと
思います。

この作品は、こちらのブログで追跡したので、
それも参照されたし。
PR Operation
    Overdrive
「パワーレンジャー
  オペレーション・
  オーバードライブ」
2007年 轟轟戦隊
ボウケンジャー

現在放送中。
ブログでも、追跡記事を書いていますので、
そちらも参照してください。
いずれ、データ関係もまとめる予定。

「ニンジャストーム」以降の歴代戦士や、
アダムといった渋いベテラン戦士との共演編、
そして新ゾードを経た後、恒例のバトライザー
登場編まで、物語は進みました。

しかし、驚きなのは、レッドの劇的な正体。
この後、一体どういう風にドラマが進むのか、
SF要素もたっぷりな展開に、続きが気になって
仕方ありません。

PR Jungle Fury
「パワーレンジャー
  ジャングル・
  フューリー」
2008年予定 獣拳戦隊
ゲキレンジャー

で、来年の予定です。
来年は、「ライダー龍騎」の海外バージョンもあるそうなので、
主にそちらに気をとられそうです。というのも、
正義のヒーローであるゲキレンジャーへの
関心は、あまり高くないので(苦笑)。
しょせんはカクシターズ。

NOVAの関心は、理央さまやメレたんが、
パワレンでは、どういう扱いになるかの一点です。
クールなライバルキャラの扱いを維持できたらいいけど、
ただの幹部怪人だったら、嫌やなあ。
とりあえず、「アストロネマ」や「エクリプター」に並ぶだけの
ドラマは欲しいですね。

あ、それと、レッドの設定がどうなるかも、ちょっぴり気になる。
だって、そのままだと、ワイルドフォースと同じですから。
(結局、作品としては関心を持っているってことですね^^;)