(前書きというか言い訳)
この話は、最終巻を読んで、どうしてもどうしても感情面で受け入れられずにもがいている自分のために書きました。
あたりまえの話ですが、小説の世界はもちろんフィクションであり、現実に起こったら耐えられないような悲しみであっても、物語の中の話だからと受け止められたりします。エンターテイメントの一貫として味わうことができたりします。
が、ミラの最終巻を読んで、理想的なラストだと思う反面、自分でもやばいくらいに悲しくて辛くて・・・たかが小説と思おうとしても、まるで現実世界のように(現実だったら、もっと悲しいんだろうけど)リアルにいろんなことを感じてしまい、今回サイトオープンのために部分的に読み返すことになったのですが、幸せそうなシーンを読んでも涙がでてきてしまう始末。冷静に受け止めることができません。原作読み返しては胸が痛む日々・・・そして鎮痛剤に甘々同人誌を読む・・・(その繰り返し)そこで考えました。もうワンクッション入れて、物語・・・の中の物語、とすれば、他の小説同様に、一時はへこんでも消化できるようになるのではないか。荒れる感情に乱されることなく、素直にこの作品のメッセージを受け止められるのではないか。よかったね、と言えるのではないかと。そしてできたのがこの話です。でもこんなのやっぱりミラじゃない〜!とジレンマに悶えつつ、自問自答しつつ奮闘して書いてます。